先日、休日を利用して河口湖方面に出かけた際に、国内ではあまり見かけない観光バスを交差点で見かけ、進路を推理してシャッターチャンスを待ちました。
走ってきたのは独Mercedes-Benz社のO303。
腸管出血性大腸菌のO157を連想する名前であまりいいイメージではありませんが、70年代から80年代にかけてのベストセラーバスと言われるほど売れまくったそうです。

(当時としては)一枚ガラスの巨大なウインドシールドを採用し、大型のワイパーで払拭させる方式なので、O303系の後期モデル(推測ではO303 RHD )と思われます。
”スケルトン構造の採用”と”エアコン標準化”によって実現できたカーブドガラスの固定窓は、華麗さと共に開放感があって視界がよさそうです。欧州は日照時間が短いこともあって、「少しでも日に当たりたい」という人のニーズを反映して、このような窓になったのではないでしょうか。(オープンカフェやガラス張りのビルが多い)
また’70年代末のベンツは、ハイデッカー車の導入が欧州他社メーカーよりの遅れをとっていたそうで、このO303が最初のハイデッカー車だと思われます。

リヤ周りも特徴的で、乗用車のような凹凸のあるテールランプを低い位置にセットし、マフラーエンドが2本出しになってますね。側面中央部に見切りがあるのですが、乗降用の中央扉か非常用の扉ではないでしょうか。
【Mercedes-Benz O303 RHD】
推定製造期間 1982-1992年
1974年、O302シリーズの後継機種として登場。
1979年、ハイデッカータイプの登場。この前後より一枚式のフロントスクリーンを採用。
1982年、マイナーチェンジ
1992年、製造中止。後継機種はO404。
1985年にベンツの日本総代理店のウエスタン自動車が輸入し、ヤナセが販売・サービスを担当。
その後シュツットガルト・トラック・バス販売によって輸入され三菱ふそうがアフターサービスを行った。
絶滅度 ★★★☆☆
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★☆☆
状態 現役車
撮影地 山梨県
撮影日 2011年10月

こちらはドイツのベンツミュージアムに展示されている”Mercedes-Benz O 303 touring coach(1979年式)
当時としてはスタイリッシュで洗練されたデザインだったんでしょうね。バックミラーも小型でスマートだし。
走ってきたのは独Mercedes-Benz社のO303。
腸管出血性大腸菌のO157を連想する名前であまりいいイメージではありませんが、70年代から80年代にかけてのベストセラーバスと言われるほど売れまくったそうです。

(当時としては)一枚ガラスの巨大なウインドシールドを採用し、大型のワイパーで払拭させる方式なので、O303系の後期モデル(推測ではO303 RHD )と思われます。
”スケルトン構造の採用”と”エアコン標準化”によって実現できたカーブドガラスの固定窓は、華麗さと共に開放感があって視界がよさそうです。欧州は日照時間が短いこともあって、「少しでも日に当たりたい」という人のニーズを反映して、このような窓になったのではないでしょうか。(オープンカフェやガラス張りのビルが多い)
また’70年代末のベンツは、ハイデッカー車の導入が欧州他社メーカーよりの遅れをとっていたそうで、このO303が最初のハイデッカー車だと思われます。

リヤ周りも特徴的で、乗用車のような凹凸のあるテールランプを低い位置にセットし、マフラーエンドが2本出しになってますね。側面中央部に見切りがあるのですが、乗降用の中央扉か非常用の扉ではないでしょうか。
【Mercedes-Benz O303 RHD】
推定製造期間 1982-1992年
1974年、O302シリーズの後継機種として登場。
1979年、ハイデッカータイプの登場。この前後より一枚式のフロントスクリーンを採用。
1982年、マイナーチェンジ
1992年、製造中止。後継機種はO404。
1985年にベンツの日本総代理店のウエスタン自動車が輸入し、ヤナセが販売・サービスを担当。
その後シュツットガルト・トラック・バス販売によって輸入され三菱ふそうがアフターサービスを行った。
絶滅度 ★★★☆☆
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★☆☆
状態 現役車
撮影地 山梨県
撮影日 2011年10月

こちらはドイツのベンツミュージアムに展示されている”Mercedes-Benz O 303 touring coach(1979年式)
当時としてはスタイリッシュで洗練されたデザインだったんでしょうね。バックミラーも小型でスマートだし。

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