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【ダイナ Dシリーズ】 インターナショナルのノックダウン生産車

2010に初めてメキシコ(スペイン語圏はメヒコと呼ぶ)に行ってきました。
向ったのはメキシコ第2の都市であるグアダラハラ。スペイン植民地時代の建物や文化が残っている一方で、多くの日本企業の工場が進出しており、工業都市として発展を続けています。

メキシコといえば、コーラや整髪量の一人当たりの売り上げが世界一だったり、テキーラ、サボテン、タコスなど陽気な国のイメージを浮かべますが
・・・実は結構ヤバイ国なんです(ヒソヒソ)
「麻薬がらみの裏社会が満栄し発砲や殺人は日常的だし、金持ちを狙った誘拐事件も多い」と現地の方からアドバイスを受けました。

空港まで迎えに来た車は”防弾仕様”のSUVで、分厚い鉄板が入ったドアは開閉のアクションがとても重く、同行者の女性は一人でドアの開け閉めが出来ませんでした。

街では多くのトラックを目撃し、北米からの中古車が流れてきた車両か、昔から現地生産していた日産車で、古臭いダットラもあれば汚いFord Fもあります。
アメリカ国境に近い北部エリアでは、アメリカから運ばれた中古のピックアップをメキシコ法規に合わせて改造し、販売する産業が昔からあり、現地では”チョコレートカー”と呼ばれているそうです。

大型トラックに目を向けると、フレイトライナーやインターナショナルなど北米のトラックがほとんどです。

Dina-1.jpg
仕事の空いた時間にグアダラハラのホテル周辺を2時間程散歩していると、やたらと給水車やウォーターサーバーの配送車の多さに気がつきました。
聞くところによれば水道のインフラが弱いそうで断水するのが日常的だとか。

写真はそのうちの一枚で、大型ショッピングの裏通りを覗いて見たら”古そうな給水車”が給水作業中でした。
作業員(20歳前後のお兄ちゃん2人)が休憩していたので撮影許可の件で話しかけると「えっ!このトラックを撮影したいの!! 何で!? 変な日本人だな?」という空気とともに快くOKを頂きました。

車両にはDINAというエンブレムが付いていたのですが、メキシコのメーカーという事以外はまったく未知なるトラック・・・

何かに似ているように思えるが、その何かが思い出せない・・・

早速ホテルに戻ってネットで調べてみると、(米)International Loadsterをメキシコでノックダウン生産した車両らしく、キャビンはそのままインターナショナル製で(米)カミンズ社のエンジンを搭載しているようです。

Dina-2.jpg
後部には「Aqua Potable」と「Servicio Las 24 HRS」が書かれており、日本語にすると「飲料水」「24時間対応」になります。フードコートなどの飲食店向けに飲料水を送っているんでしょうか。

Dina-3.jpg
室内を見せていただくと、計器類とハンドル等の操作系以外は何もありません。
鉄板むき出しの内装に、インパネ側のみソフトパッド風のカバーを付けています。
またエアバック、ヘッドレストが無いどころか、シートベルトすらありません・・・

面白いのは、ルーフコンソール部がスピーカーに改造している点です。
メキシコ人は音楽を大きく聴くことが当たり前で、週末にはバーやマンションから大きな音楽が聞こえてきます。
流行の音楽を大きな音で聞いたり踊るのが ”メヒコ流”
若い2人なだけに、ガンガン音楽を鳴らしながら走っているんじゃないかと思います。


【Dina D-series (International Loadster)】
推定製造期間 1962年-1970年代

Dinaは1951年に設立した企業でバスやトラック、軍用車両を製造してきました。
1962年にInternational社のキャブとカミンズ社のエンジンを搭載したDシリーズを発売。
数度のフェイスリフトを繰り返して1980年代まで生産が行われる。
状態  現役車
撮影地 メキシコ グアダラハラ
撮影日 2010年6月

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| Dina | 11:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【日野 ZR300 】 低床フルキャブのクレーンシャシ

Hino ZR-1.jpg
ある目的地に向かう途中、ちいさな集落にある石材置き場に日野ZRが居ました。
最初は3軸6x4のZTと思ったのですが、前輪がもう1軸あったのでZR(8x4)だと分かり、ちょっと得した気分になりました。

架装部を含めた車両全高を低く抑えるための低キャブマウントが独特であり、メジャーな日産ディーゼルや三菱ふそうのワンサイドキャブとは違ってトラックらしさが残ったトラッククレーンです。

時間に余裕が無く日没時間が迫っている事もあって、撮影と観察の時間が取れず若干悔いが残っています。

Hino ZR-2.jpg
発売当初は大型車KF/ZMと同じグリルを採用していたが、途中から長方形の無骨な専用グリルに変更されました。
推測では走行中のクレーンフック部の暴れ防止として、車体側のフックの取り付け位置や剛性を高めるための対策を行った結果、専用のグリルが必要になったのでは? と思っています。

洗練されたデザインのキャブに対して、グリル兼バンパーやサイドのステップやフェンダーが直線的でなんともミスマッチですが、少量生産車ならではの組み合わせで面白みがあります。

Hino ZR-3.jpg
参考までに後部の写真も掲載します。
トラ柄ばかりが目出っていますが、丸型テールランプが70年代の車両ということを象徴しています。

【Hino ZR300 Truck crane】
製造期間 1973-1980?年頃

1950年初頭に発足した自衛隊(当時は警察予備隊)からの要請を受けて、
日野としては初となるクレーン車を製作。(といってもアメリカ軍の車両をコピー)
その後、ワンサイドキャブの2軸車ZL、3軸車ZQ、4軸車ZPとバリエーションを展開。

1970年に居住性と視界の確保と量産車の部品流用という考えで、当時の大型車のキャブを低くマウントしたZT(3軸6x4)ZR(4軸8x4)等に変更され、クレーンも油圧式に変更されることにより一気に近代化されました。
高度経済成長の建設ラッシュに沸いた1950年から1970年代に、各社から数多くのクレーン車が発売されましたが、日野としては1979年の排ガス規制対応に開発を集中し、専用クレーン車の開発から距離を置く事になりました。
絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★★★☆
満足度 ★★★★☆
状態  敷地内作業用
撮影地 広島県
撮影日 2011年5月

| Hino | 13:49 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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【いすゞ ハイパックバン】 希少モデルのウォークスルーバン

Hipac van-1.jpg
オートバイのイベントで栃木県の”ツインリンクもてぎ”に行く事が多いのですが、施設のコンセプトが”アメリカ型モータースポーツを楽しむ”としているので、輸送用のバスがGMCのスクールバス(今は無くなっているかも?)だったり、ダブルピックのクローラー仕様があったりと、結構レアな車両があります。

中央ゲートとスタンド間の広場には出店が並び、定番の焼きそばやホットドック以外に「牛串」や「ゆず水」などの露天が店を開いてますが、ピットエリアの駐車場にはホットドックを売る移動販売車がいました。
使われている車両はなんと 「いすゞ ハイパック バン」
トヨタ ウォークスルーバンやVWバス、シトロエンのH(アッシュ)などの移動販売車は他でも多く見ますが、ハイパックバンは珍しいです。

なぜハイパックバンを選んだのか? とオーナーに聞いた訳ではありませんが、
アメリカ型のサーキットに似合うのは、ビックホーン顔したハイパックバンしかない! と思ったのか
ホンダのサーキットなので、いすゞ車で乗り入れをしてホンダに気遣った・・・とか 
何か拘りがあったのかもしれません。

そういえば、初代ビックホーンも全く見かけなくなりましたね。

【Isuzu Hipac van】
製造期間 1982-1986年頃

1980年前半に宅配便マーケットが急激に拡大したことで、各社から宅配業務に特化した車両の開発が始まりました。有名なのはヤマト運輸に依頼されて製作したトヨタ クイックデリバリーで、いすゞもハイルーフの撤退から約10の時を経て、1982年12月に再びウォークスルーバンの販売を開始しました。

車体はピックアップトラックの「いすゞファスター」のシャシを改良し、後輪を小径のダブルタイヤににて低床化を図りました。フロントマスクとインパネ周りは初代ビックホーンを流用したそうで、アップライトに座らせるシートレイアウトに対して、ステアリング周りの部品の流用が容易だったのでは・・・と想像します。
エンジンはビッグホーンやロデオに積まれたC223型ディーゼルエンジンを搭載、4速コラムシフト仕様でした。

自動車ガイドブックには年度によって紹介されない事も多く、メーカー側も積極的に売らなかった様子が伺えます。
絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★☆☆
満足度 ★★★☆☆
状態  移動販売車
撮影地 栃木県
撮影日 2009年5月


3551_m.jpg
トミカからレギュラーモデルでフットワークカラーのハイパックバンが発売。
実際にフットワークの配送車に使われていたと聞きます。

| Isuzu | 09:48 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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【第一汽車 解放号】 5トン級のボンネット

中国で起こった”ダンボール肉まん事件”が日本で報道されていた頃、中国に出張することになりました。
以前から中国の食品に不安を感じていたので気の重い旅でしたが、見た事の無いクルマやバイクが沢山あって自動車ウォッチングをするには刺激的な場所でした。

中国東北の吉林省 長春市は第一汽車の本拠地であったりしますが、昔は”満州国”の首都として栄え、関東軍及び日本政府の強い影響下にあったので、当時の日本を連想させるような風景が残っていました。

CA141-1.jpg
第一汽車(略称FAW)は中国で一番歴史の古い自動車メーカーで、上海汽車と東風汽車と並ぶ”中国3大自動車メーカー”です。有名なのは中国要人の専用車である”紅旗”ですが、軍用トラックも製造しています。

写真のトラックは第一汽車の第2世代モデルの解放CA141型で、おそらく旧ソビエト連邦の技術支援かコピーで製作された車両だと思われ、東風汽車(Dongfeng)のDongfeng 140にも非常に似ています。
クルマの大きさは Isuzu TXD (ボンネットトラック)と同じくらいで、トレーラーを引っ張っていますが大きくありません。

第一汽車の地元ということもあり、長春では多くの解放CA141を目撃し、そのほとんどがポリバケツの塗装色です。
キャビン後部にはベッドスペースのような空間がありますが、サイズ的にみても寝れるスペースは確保出来ているとは思えません。小型トラック(2t)にも同じようなベッドスペースのような空間を確保しているので、荷物置きやシートスライド&リクライニングを行うためかもしれません。(ハイゼットジャンボ風)

CA141-1.jpg
こちらの 解放号CA141型消防車は、火災に対して威力を発揮するのかなぁ。
消防隊員は6名ほど運べそうだし、2階までなら届きそうなハシゴを備えているし・・・
いずれにしても中途半端な感じがします。

【第一汽車(FAW) 解放号 CA141型 5t】
推定製造期間 1987-1996年

創業以来、生産続けてきた中型ボンネット・トラックをベースに1987年にCA141型が誕生した。
5~6t積みのCA141型は15~20種類のバリエーションと数多くのボディ架装を持ち、国内だけでなく東南アジアでもノックダウン生産されていた。
状態  現役車
撮影地 中国 長春
撮影日 2007年7月


FAW.jpg
中国では馴染み深いトラックのようで、ちゃんと解放号141型のスケールモデルが製作されてました。

| China's trucks | 23:32 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【スターリング Aライン】 消滅したブランド

日本人でSterling社を知っている人はどれ位いるだろうか。
初めて聞く人が多いと予想されますが、Sterling社の歴史は11年と短いものでした。

1998年にダムラー・トラックス・ノース・アメリカ(DTNA)がフォード社の大型トラック部門を買収し、Sterlingと名称変更をして1999年に新車販売を開始した会社です。
(グループにはFreightliner社やWestern Star社などがある)

しかし、販売台数が伸びず(Freightliner社の1/4)リーマンショック後の景気悪化に伴って、トラックの需要が急激に落ち込んだ事で2009年に新車販売を終了しました。

Sterling社の印象は映画に出ていた記憶も無くて影の薄いブランドですが、景気悪化が影響してブランドが消滅するのは悲しいです。日本のトラックメーカーもなんとか不景気を乗り切ってもらいたいです。

L-Line-1.jpg
L.Aの海岸を散歩中に遭遇したLライン。
グリルのバッチがFordからSterlingに変わっているだけで、Ford Aeromaxそのものですね。
キャビンは近・中距離輸送に特化したスリーパーボックスレスのデイキャブ仕様で、トレーラー部はフラットベッドに建築資材の石膏ボード?を満載しております。
メーカーのアナウンスでは空力によって形成されたボディと謳い、エンジンはキャタピラー社など複数のユニットをチョイスできる仕組みになっています。

L-Line-2.jpg
クラス8のセグメントに分類されるのですが、迫力が欠けるせいか他のモデルよりも若干小ぶりな印象をうけます。

【Sterling A-Line Day Cab (AT9500)】
推定製造期間 1999-2003?年
状態  現役車
撮影地 アメリカ ロサンゼルス
撮影日 2010年7月


L-Line-3.jpg
こちらの車両は2軸トラクターです。
トラックに書かれたSYSCOとはアメリカの食品卸会社で、レストランや法人向けに食品類を運んでいると思われます。

【Sterling A-Line Day Cab (A9500)】
推定製造期間 2003?-2009年
状態  現役車
撮影地 アメリカ ロサンゼルス
撮影日 2009年1月


105.png
スターリングAラインの前身 ”フォードエアロマックス” がタミヤから1/14 RCカーで発売中。ちょっと改造してスターリング仕様にするのはいかが?

| Sterling | 04:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【いすゞTD70 / TDJ72】 ボンネットクレーンが豊作で・・・

TD-1.jpg
古いトラックの写真を何千枚も撮影していると、ルーフの一部が見えただけで大体の車種が判別できるようになります。
先日も栃木県のバイパスを走行中に小さめのルーフと速度表示灯が見えて、長年の経験上”TD70”と分かりました。
実はこのクラスのクレーン車はTD70/TDJ72の生存率が高く、これまで見かけた事が多かったんです。

ナンバーを切られてかなりの月日が経っているようですが、原型は保ったままでありフロントグリル以外の目だった欠品は見受けられません。
アウトリガーが踏ん張っているので、ヤード内の作業で使われているのかもしれませんね。

グリルとヘッドライトべゼルが3分割式なので、1964年から1972年にかけてのモデルと思われます。

TD-2.jpg
グリルが欠品だと間抜けに見えるので、写真を合成して本来の顔を復元してみました。

【Isuzu TD70 Truck crane】
製造期間 1963-1972年頃

リーズナブルな価格で人気を博したTXD系の兄貴分として、1959年に8t級の大型トラック市場に投入。(TD141/TD151/TD161等)
1963年にサイクルフェンダーなど古典的なスタイルを一新したTD70を投入するが、当時はキャブオーバータイプのトラックのラインアップが豊富になってきたことで徐々に競争力を失っていく。(TD70)
1972年頃にフェイスリフトを行い、ライトとグリルが連続性を持つ形状になる。(TD72)
1980年頃に排ガス規制に対応するために、インジェクション化されたエンジンを搭載したTDJ72になるが、1980年代の中頃にラインアップから姿を消す事になる。

絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★☆☆☆
満足度 ★★★☆☆
状態  敷地内保管
撮影地 栃木県
撮影日 2011年5月

TDJ-1.jpg
こちらの白いTDJ72も栃木県内で目撃した車両です。
道路拡張工事で自動車ディーラーの建物を撤去したことによって、隣接している自動車整備工場横のヤードが丸見えになっていました。

金網越しで車体周辺には荷物が置かれており、撮影条件は良くありませんが車体の全体像はくっきりと分かります。普段よく通る道路での”まさか”の出現にビックリです。

車体色のスーパーホワイト(トヨタの呼び名)がオリジナルカラーだとすると1985年頃の車両と思うのですが、クレーン形状がもっと古そうな感じなので再塗装されたかもしれません。

このTDJ72はTD72をインジェクション化などエンジンを改良して、1980年頃に排ガス規制に対応したモデルと記憶しています。見分け方はボディサイドのエンブレムを見るのが間違いないのですが、細かな違いとしてグリル中央のいすゞマークが”いすゞの文字”から”図形”に変更され、フェンダーにリフレクターが付くようになりました。

TDJ-2.jpg
新車購入当時、クレーン部のみ中古品を乗せたんだろうか? それともキャビンを乗せ替えたのだろうか?
車体と架装部の時代性が違ってるように思うのですが・・・

【Isuzu TDJ72 Truck crane】
製造期間 1980?-1985?年頃
絶滅度 ★★★☆☆
レア度 ★★☆☆☆
満足度 ★★★☆☆
状態  敷地内保管
撮影地 栃木県
撮影日 2011年2月


| Isuzu | 21:11 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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【ダットサン320型】 整備工場の看板車

クルマで家族と一緒に出かけている時に古い車を見つけると、「ちょっといい?」と聞いてクルマを停めるのですが、1回位なら理解があるけど2~3回も続くとさすがに「ちょっと~っ」とクレームが出始めます・・・

今回は、ゴールデンウイークの期間中に開催されている”有田陶器市”に家族で出かける事にしました。
道中には2代目ダイハツ デルタや2代目マツダ タイタンを見たのですが、時間が限られ家族の目が気になるのでUターンして戻る事も出来ないまま見過ごす羽目に・・・

途中から車内が静かになったので後部座席を振り向くと、子供と嫁が気持ち良さそうに寝ており、ストレスの溜まる運転から楽しいドライブに変わりました。

しばらく走ると前方の自動車整備工場に懐かしの320型ダットラが置かれているのを発見し、静かにクルマを停めてカメラを取り出そうとゴソゴソしていると「まだ着かないの?」と嫁の声。

目覚まし時計のアラームではなかなか起きないくせに、起きて欲しくない時に起きるんですよね。

320 DATSUN-1
320ダットラにしてはレーシーに見えるのですが、ポイントとしてはライトリム、グリル、バンパーなどの光物がマッドブラックのような塗装をされ、ホイールキャップが外されている点が大きいようです。
また、バンパー下のボディパネル下に付けられた部品が”チンスポ”に見えます。
自動車工場所有物なので、見た目と中身のコンディションもいいクルマだと思われます。

320 DATSUN-2
この時代のダットラは、後部あおりのロックレバーがサイド側に付いているんですね、知りませんでした。
また鳥居に目を移すと丸パイプを溶接したものを採用しています、大量生産に向かないしコスト的にも高くなる構造ですね。

【5th Datsun Truck 320】
推定製造期間 1961-1963年頃

初代ブルーバードと同じ顔を持つピックアップとして1961に登場。
乗用車の快適性を備えながら室内と荷台を拡大し、1t積トラックのベストセラーになったモデルです。
E1型ガソリンエンジン(1189cc/55ps)を搭載し、フロントはトーションバー式スプリングの独立懸架式となってます。乗車定員は2名。
1963年にはマイナーチェンジを行い、フロントグリルやウインカー形状、フェンダーにウインカーが追加されました。
1965年に520型にモデルチェンジを行う。

絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★★☆☆
満足度 ★★★☆☆
状態  現役車
撮影地 佐賀県
撮影日 2011年5月


img56704352.jpg
1/64 トミカリミテッドヴィンテージでは1964年型の320型ダットサントラックを商品化。脱着できる幌パーツが付属してます。
4904810217350.jpg
こちらは「日産サービスカー」仕様で、日産のイメージからであるトリコロールカラーに塗装されています。

| Nissan | 16:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【メルセデス・ベンツ Lシリーズ】 ベンツ・トラックのイチオシ

BENZ-L-1.jpg
この写真は世界的に有名で、一般の人なら常識を覆した積載の仕方に驚くと思うが、私は健気に走るトラックの姿が目に焼き付いており、脳裏から消える事がありません。

ドイツ・シュツットガルトにあるMercedes Benz Museumのショップには、この写真を元に製作されたレジンキャスト(?)のスケールモデルが売られていて、荷物や人まで再現されているのにビックリしましたが、価格の高さから購入を見送ってしまいました。
(今となっては買わなかった事に後悔・・・)

このトラックはMercedes BenzのタイプLで、(Lはドイツ語でトラックを意味するLastwagenの頭文字から取ったようだ)Kurzhauberというショートノーズタイプです。
中東、南米、アフリカを中心とした途上国に圧倒的に支持され、輸出モデルとして大成功を収めたシリーズで、今でも途上国では多くの車両を見る事が出来るのですが、本国ドイツでは博物館や旧車イベントでしか見なくなってしまいました。

BENZ-L-2.jpg
昨年、職場の上司がアフリカ方面に行く事を聞いて「古いトラックの写真を撮ってきてください」とお願いしたところ、沢山の古いトラックの写真の中にKurzhauberが写っていました。

Kurzhauberといっても沢山の種類があって詳しいモデル名までは分かりませんが、この車両はフロントガラスの高さが低い(ルーフが低い)前期型のモデルのようですね。またフロントオーバーハングも短いタイプとちょっと長いタイプがあるのですが、これは短い方のタイプになります。

BENZ-L-3.jpg
このトラックの素性は良く分かりませんが、雰囲気的に人と荷物を沢山輸送するためのトラックっぽいです。
後方の扉から乗り込み、自衛隊のトラックのように対面乗車してるのですかね。
ルーフには大型キャリアを取り付けられており、おそらく日本から渡ってきた自転車を載せていて、時には人も乗ったりするのではないでしょうか。

【Mercedes Benz L-sereis Kurzhauber (前期型)】

Lシリーズ Kurzhauberは1958年にドイツで生産され、輸出も含めて大成功を収めたモデルです。
1967年頃にキャビンを大型化するに伴い、フロントガラスの高さが高くなる変更があり、改良とバリエーション展開をしながら1976年まで生産された。
海外生産分も含めると、大幅なフェイスリフトなどを受けながら1990年代頃まで生産されていたようである。
推定製造期間 1958-1967年
状態  現役車
撮影地 ブリキナファソ(西アフリカ)
撮影日 2010年6月


| Mercedes-Benz (GER) | 19:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【いすゞ YZ20】 専用シャシの珍しいクレーン車

IMG_7426.jpg
岡山県内を走行中、石材店の敷地内から天に向かって伸びるクレーンのアームが見えました。
想像したのは、低床式ワンサイドキャブを持った日産ディーゼル 4TW系か、三菱ふそうK201でしたが、待ち受けていたのはとんでもないレアな物件でした。

いすゞYZ20

乗り物図鑑や玩具含めて、これまで見た事がないYZ20の登場に岡山県の底力を感じた次第です。

IMG_7426.jpg
同じ低マウントのフルキャブを持つ日野ZT/ZRは大型車のZM/KFキャブを流用していましたが、このYZ20は専用キャブのようで、平面と直線だけで構成されておりデザインらしいデザインはされていません。
ブランク加工されたバンパー部(?)の穴から、汎用品のヘッドライトやウインカーを取り付けられており、法規を満足させるだけの最低限の仕様になっています。

IMG_7426.jpg
ISUZUマークが丸みを帯びたフォントなので、1975年頃のモデルっぽいですね。


【Isuzu YZ20 20t Truck crane】
推定製造期間 1972-1975年頃

1960年代、日産ディーゼル/三菱ふそう/日野の3社は、15t吊以上に対応したクレーン専用シャシを開発していましたが、いすゞはトラックシャシにクレーンを架装したモデルしか持っておらず10t吊が限界でした。(Isuzu TD70)

1972年頃にIsuzuとして初めて専用クレーンシャシを市場に投入することになるが、他社とは違いフルキャブキャビン(2人乗り)とし、運転席周りの広さ感をだしてきました。
エンジンはTD80などの8t車クラスと同じ、DH100型 直6ディーゼルを搭載。(10.179cc:195Ps)

しかし他社のように車軸違い等の多彩なバリエーション展開を行わなかったので、1970年代の中盤頃には生産中止になりました。

絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★★☆
状態  敷地内作業車
撮影地 岡山県
撮影日 2011年5月

| Isuzu | 21:58 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【ベンツ T2】 オールマイティなコマーシャルビークル

BENZ T2-1.jpg
Mercedes Benzと聞くと一般的には高級乗用車を連想しがちですが、小型から大型までの商用車を充実させており、フルラインナップを形成しています。

日本では古いBenzの乗用車は見かけるものの、商用車の方は正規輸入されていなかったため見かけませんね。
そんな環境下、栃木県内でいすゞTDボンネットトラックのクレーンを見かけたので、Uターンしようと狭い住宅地に入った所、自動車修理工場の車両置き場で初代Benz-T2を見かけました。

Team Lotusをイメージさせるペイントと側面にはフォーミュラカーのイラストが描かれており、サーキットで目にするトランスポーターとして使われていたようです。
状態的にも悪くはなさそうなので、不具合のある部品を取り寄せるだけで再生可能な状態に見えます。

この車体は初代T2の前期型と思われ、1967年から1981年にかけて生産されたもののようです。

【1th Mercedes Benz T2】
製造期間 1967-1986年

愛嬌あるスタイルを持ったLシリーズの後継として1967年にT2シリーズを販売。
ホイールベースと全幅の違う車両を持ったシャシに、ボックスバン、トラック、ダブルキャブトラック、バスといったボディスタイル展開を行いました。
1981年にフェイスリフトが行われ、グリルからヘッドライトにかけて樹脂製のマスクが取り付けられ、サイドにはターンライトが追加。
1986年に2代目T2に引き継がれ、基本スタイルは変わっていないもののデザインは角ばったシャープなスタイルに変更されました。

絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★★☆☆
満足度 ★★☆☆☆
状態  ヤード内保管
撮影地 栃木県
撮影日 2011年2月


BENZ T2-2.jpg
ドイツでは2009年1月より”スクラップインセンティブ”という9年以上使用した自動車を廃車にして新車を購入する場合に2,500ユーロの補助金を交付する政策を行い、古い車の買い替えが進みました。
フランクフルトなどの都市では古い車を見かけることが少なくなりましたが、まだまだベルリンでは古い車を見かけます。
理由の一つが若者が多く集まる街であり、彼らはあまりお金を持ってないし個性や感性を重視するモノ選びによる点。もう一つはトルコ系移民が集まった地区(クロイツベルク等)があり、収入の低い人が古い車を乗っています。

【1th Mercedes Benz T2 (前期型)】
製造期間 1967-1981年
状態  現役車
撮影地 ドイツ ベルリン パンコー地区
撮影日 2010年3月


BENZ T2-3.jpg
ベルリンでは休日になると公園でフリーマーケットが沢山行われます。
売っているのはアンティーク品が多くて(食べ物を売る露天も多く集まる)荷物を運ぶ車として古い車両を結構見かけるんです。
古いフォード・トランジットやワーゲンバスなど売り物よりも古い車の方に興味が行ってしまい、フリーマーケットでは何も買いませんでした・・・

【1th Mercedes Benz T2 (後期型)】
製造期間 1981-1986年
状態  現役車
撮影地 ドイツ ベルリン
撮影日 2009年9月

| Mercedes-Benz (GER) | 09:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【日野ZMミキサー】 幼少時の憧れ

Hino ZM-1
高知県の山道を走行中に、川の向こう岸に古そうなミキサー車を発見。
助手席のドア形状と速度表示灯から最初は「ドルフィンかな?」と思っていたのですが、近づくにつれて日野ZMである事が判明し驚きました。

ZM系の生き残りといえば重機回送車や消防車くらいで、デコトラ仕様のダンプ含めて少なくなってしまいましたね。

車体の左側は傾斜面、右側と前方に別車両で塞がっているため、いいアングルでの撮影は出来ませんでしたが、なんとか全体像の撮影が出来てラッキーです。

Hino ZM-1
ナンバーが外された車両ばかりを集めたヤード内に居たのですが、ZMミキサーに貼られた許可証には”〇〇工事 使用期間 2011年3月31日”と書かれており、最近まで工事現場で稼動していた可能性が高いです。
飾りも無く、コーポレートカラーに塗装されてる訳でもない”素の状態”のトラックですが、勇ましい佇まいに惚れ惚れします。

今後、この子はどうなってしまうんだろう・・・

【Hino ZM 6×4 Mixer】
推定製造期間 1980-1981年

1969年にデビューした日野の大形トラックシリーズで、日野のシェア増加の役割を担って投入されました。(実際に1973年には日野のシェアがトップに躍り出て、大型車は28.9%を占める)
1971年には「赤いエンジンシリーズ」と呼ばれる直噴エンジンが投入され、マイナーチェンジを実施。
1975年にはグリルやバンパーが変更され細かな改良が入る。
1980年に助手席側のドアに安全窓が入り、1981年のドルフィンシリーズにバトンを渡す。

絶滅度 ★★★☆☆
レア度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★★
状態  登録抹消
撮影地 高知県
撮影日 2011年5月


IMG_2252.jpg
1/70 トミカ ダンディ 日野ミキサー車
中期型をイメージしたグリルですがバンパーフォグが再現されていない事もあり、ちょっと似てないような・・・

IMG_2252.jpg
1/102 トミカ 日野ミキサー車
手前は中期型グリル、後方は後期型グリル仕様と、この2台はキャビン周りの金型が違ってます。
子供の頃に欲しくてたまらなかったのですが、結局親に買ってもらう事もなく、友達が持っていたのを羨ましく眺めてました。

IMG_2252.jpg
トミーテック ザ・トラックコレクション 第2弾
手前はアサノセメントの中期型、奥の2台はチチブセメントの後期型。
1/150 Nゲージサイズでありながら文句の付けようがないクオリティです。

| Hino | 04:35 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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【日野ZM】 誌面に出た現役車両

2011年のゴールデンウイークは、急遽福岡の実家に家族で帰省することにしました。
福岡の両親(特に父)が電話で「GWは帰って来るの?」と頻繁にかけてきました。普段はあまり「帰っておいで」と言わないのに・・・3月11日に起きた震災の影響で家族の大切さを実感したのと、幼稚園に入園した下の子の姿を見たかったのだろう。

しかし単に福岡に帰省しただけでは勿体無い気がする・・・
上の子は6日は小学校に行くので、先に新幹線で妻と子供二人を東京に戻し、私は車でのんびりと各地を観光しながら東京に戻ることにした。

今回のぶらり旅のテーマは、「日本の景観美と歴史ある建物」を見て周る事でしたが、道中の旧式車両も欠かさずチェック。

今回の旅で最高の出会いが以下に紹介する「日野ZMダンプ」です。

Hino ZM-1.jpg
時短を優先してナビで目的地までの最短ルートをセットすると、建物や民家が少ない山道のルートを案内しはじめました。
旧型トラックの発見に期待が出来なかったのですが、道中に現れた砕石場にとんでもないダンプが見え、路肩に車を停めて確認してみると

やっぱり日野ZMだ!

この時代、地方でも動いている姿を見ること自体が少ないため、そりゃもう大感激です。

対岸の道路から撮影していると、ZMダンプは徐々に前進させながら砕石を荷台に効率良く積んでおり、満載した後は砕石場入り口方面に移動し始めました。

Hino ZM-1.jpg
砕石場の入り口付近に移動し、関係者に写真撮影の許可をもらうと、
「俺らが居たら写真の邪魔じゃろう」と言いながら作業を止めてくれて頂きました。

「雑誌でこのダンプを知ったのかい?カミオンだっけ」と聞かれたのですが、「たまたま通りかかって貴重なZMが見えたので是非写真に残したかった」と説明しました。

1975年か76年式ということで、中古でここに来た時の走行距離はたったの7万キロだったそうです。
年式の割には低走行であり、ブローバイパイプも綺麗で下回りを覗きこんで説明して頂きました。

カミオンに掲載された後にはカスタム素材として「ZMを譲って欲しい」といった問い合わせも多いようで、私も最初はその一人と思われていたのかもしれません。

Hino ZM-1.jpg
車体のディティールチェックですが、失われている事の多い速度表示灯も健在で、オリジナルの姿を保った貴重な車両です。黒っぽいヘッドライトべゼルを見慣れているのですが、この車両は白でちょっと不思議な感じがしますね。

3連ワイパー付近の塗幕が剥がれているだけでボディ状態も良いです、赤いシャシも似合って居ます。
80年代初期のウロコステンバイザーや後輪だけに装着されたDXホイールキャップの飾りもシンプルでカッコイイですね。


【Hino ZM 6×4 Dump】
製造期間 1975-1976年

1969年にデビューした日野の大形トラックシリーズで、日野のシェア増加の役割を担って投入されました。(実際に1973年には日野のシェアがトップに躍り出て、大型車は28.9%を占める)
1971年には「赤いエンジンシリーズ」と呼ばれる直噴エンジンが投入され、マイナーチェンジを実施。
1975年にはグリルやバンパーが変更され細かな改良が入る。
1980年に助手席側のドアに安全窓が入り、1981年のドルフィンシリーズにバトンを渡す。

絶滅度 ★★★☆☆
レア度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★★
状態  構内作業用
撮影地 岡山県
撮影日 2011年5月

| Hino | 19:19 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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