<< 2011-05- | ARCHIVE-SELECT | 2011-07- >>

| PAGE-SELECT |

>> EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

【ホンダ TN-7】 縦目4灯の個性派軽トラック

子供の頃に印象に残っている軽トラックといえば ”Honda TN-7”
隣の家(本家)のおじちゃんが乗っていた事もあって親しみがある軽トラです。

当時の軽トラックといえば小排気量でパワーを出すために2ストが一般的であり、早朝になると畑仕事に向かうハイゼットやキャリィが「パァァンパンパンパン」「パァァンパンパンパン」と煩い排気音と青白い排気ガスを出していましたが、Honda TN-7は4ストエンジンを採用していることもあり静かでクリーンでした。

TNというネーミングはホンダ創業者の本田宗一郎氏が「Truck Norimono」という意味で付けられたそうで、軽乗用車のN360(Norimono)と共にホンダの4輪事業創生期を代表する車種であり、2気筒SOHCエンジンを”アンダーフロアミッドシップ”に配置し、空荷でもフル積載でも安定した走行が出来るようにと考えられて造られました。

このパッケージは現在のActy/Vamosも継承しており、ホンダの軽商用車の代名詞になっていますね。

TN7-1.jpg
画像は自動車整備工場の隣のビニールハウスに、トラクターや数台のトラックと共に保存されているTN-7です。
運よく外に出ている所とカメラに収める事ができました。

TNにはStandardとDeluxe (super deluxe)があったのですが、この車両はメッキ部品が多用されているDeluxeの方です。

最近では農家で使っているTNをほとんど見かけないだけに、この車を見るたびに幼少時の記憶が蘇ります。
残念な点はTNに1BOXバンが無かった点。当時のホンダにスライドドアのノウハウが無かったのか、ステップバンがその役割になっていたのかどうか分かりませんが、個人的に縦目4灯式のバンを見てみたかったです。

TN7-2.jpg
特徴的な縦目4灯式ヘッドライトですね。
軽トラックでは4灯式ヘッドライトを初めて採用したそうで、一度見たら忘れない強烈な顔をしています。
エンブレムもステッカーでなくちゃんとした立体式のエンブレムを使っているなど、贅沢な軽トラックとも言えますね。

【Honda TN-7 Super Deluxe】
推定年式 1975-1977年頃

日本初の4気筒DOHCエンジンを持つT360の後継機種として1967年にTN360が登場。
1969年にはグリルやミラーの大型化やサイドウインカーやシートベルトの装着など安全面の改良が行われたTN-Ⅲにマイナーチェンジ。
1972年には4灯式ヘッドライトを採用したTN-Ⅴとなり、1975年には基本デザインは踏襲したまま排ガス規制をクリアしたモデルのTN-7となる。
1977年に後継機種のTN-Actyが発売されたことにより製造が終了。

絶滅度 ★★★☆☆
レア度 ★★☆☆☆
満足度 ★★☆☆☆
状態  現役車
撮影地 福岡県
撮影日 2010年1月


TN5-1.jpg
参考までに北海道で目撃したTN-5を添付しておきます。
北海道は広大すぎて軽トラックが少ないんですよね・・・
一応軽の白ナンバーは付いていたものの放置状態で、タイヤのエアは抜けていたり地中に埋まりかけていたりしています。

lv-n17a.jpg
トミカ リミテッド ヴィンテージNeoではTN-Ⅴが製品化されており、StandardやDeluxeの仕様違いや郵便車などの派生モデルなどが登場しています。
スポンサーサイト

| Honda | 22:28 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【いすゞ エルフ ハイルーフ】 発売が早すぎたウォークスルーバン

ツインリンクもてぎで行われたイベントに行ったら、ピット裏ではフリーマーケットピットが行われていました。
オートバイに関するイベントだけあって出品の多くはバイクの部品でしたが、ミニカーや古い雑誌など売っているお店もあり、バイク・クルマ好きにはたまらないフリマです。

一通り見てまわった後、フリマ会場全体を振り返って見てみると、

エルフ ハイルーフ ロング が停まっていてビックリ。

フリマの商品を見るのに視線が下にいっていたので、この貴重な車体の存在に全く気付きませんでした・・・
HIROOF-1.jpg
エルフという名がつくものの、外観上はアメリカのウォークスルーバンを手本にしたようなアルミやFRPを多用したボディを持ち、配送車としての機能性に特化しています。
運転席と荷物室が一体で室内の移動をし易くするために室内高は1.745m。全高は2.570mで隣のステップワゴンと比較すると、その大きさが分かると思います。

塗装は当時のままを維持しているのですが、アルミボディというだけあって目立った腐蝕はなくしっかりした印象です。また運転席とアシスタントのスライドドアの開閉も、一旦外側に出てスライドするタイプではなく、そのままスライドするタイプです。

現在、日本で公道を走っているエルフ ハイルーフはこのクルマだけかもしれません。とても貴重な一台ですね。
HIROOF-2.jpg
エルフ ハイルーフのボディはショート(後輪シングル)とロング(後輪ダブル)の2グレードあり、全幅もショートは1695mmでロングは1930mmと作り分けをしていました。

この車両はロング仕様の方で、前輪はボディよりも内側に入り、後輪はダブルタイヤになっています。

HIROOF-3.jpg
独特の表情を持つエルフ ハイルーフですね。
補修部品が無いせいか、ボンネットのロック機構が壊れたままらしく、自転車の荷台固定用のゴムロープを代用として使われていました。

【Isuzu ELF Hi-roof Long (TLD53VS)】
推定年式 1970-1973年頃

1970年にエルフ ハイルーフは、ショートとロングの2つのボディを持ち、宅配車の先駆けとして登場。
現在主流のハイエース クイックデリバリーが登場する10年以上前の登場でしたが、割高の価格設定(ロングボディー:133万円)のと、市場が熟していなかったため販売は成功と言えず1973年頃にはラインアップ上から姿を消すことになりました。

絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★★★
状態  現役車
撮影地 栃木県
撮影日 2009年5月


HIROOF-4.jpg
こちらはエルフ ハイルーフのショートボディ。
日本最初の車いす専用バス「やまゆり1号」で、車いすのまま乗降ができるようにリフトが付いています。
車いす利用の方が安心して病院、デパート、公園に行けるようにと1972年に導入され、1980年まで活躍していたそうです。

【Isuzu ELF Hi-roof Short(TLD23VS)】
推定年式 1970-1973年頃
絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★★
満足度 ★★☆☆☆
状態  保存車
撮影地 東京都
撮影日 2009年6月


HIROOF-5
トミカでエルフ ハイルーフ(ロング)が製品化されており、子供の頃に遊んだ人もいる事でしょう。

| Isuzu | 14:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【ZIL 130】 ソビエト連邦時代の代表車

2007年2月

2月のモスクワの最高気温の平均は約-4℃、最低気温は-11℃で、寒さの厳しい時期にロシアに行ってきました。
ビザが必要だし、モスクワ直行便も怪しい航空会社しかないし、言葉も分からない・・・
隣国なのにとっても遠く感じるロシアには、寒さと不安がいっぱいで行きたくありませんでした。

イギリスからモスクワに入国して、外国人用のイミグレ(入国審査)に向うと黒山の人だかりで、いろんな国の人が割り込んできます(怒!)手にはヘナで刺青のような模様を入れたご婦人が赤ん坊を抱えながら割り込んできたりと油断を許しません。(前の人にピッタリとくっつかないといけない)

イミグレに到達するまでに2時間、審査は日本のパスポートの力で何も聞かれずにハンコを押して無事入国できましたが、すでに夜の8時を過ぎている・・・

モスクワに向うタクシーでは、運転手は数日間風呂に入っていないようで車内に悪臭が漂っているし、渋滞が酷くて全然進まないし、打ち合わせ時間の9時に遅刻しちゃうわで散々でした。

ZIL 130-1.jpg
最終日の朝になんとか時間を作って早朝散歩に出かけると、-15℃くらいに冷え込んだ街は路面が滑りやすくて、散歩するのも一苦労。道路の雪の塊はカチンカチンに凍っており、クルマが乗り上げると「バリバリバリ」と音を立てるほど凍っています。

極寒の中でやっと見つけた古そうなトラックは”ZIL 130” で、軍用車両も手がけるロシアの大手トラック・重機メーカーのクルマです。

寒いのはクルマも同じで、ラジエーター部にはオーバークール対策のカバーが取り付けられ、寒冷地仕様になっていました。キャビンはチョップドルーフのような低いルーフを採用しているのですが、これは暖房の効きをよくするためにガラスエリアを狭くしたのか、それとも軍用に転用を意識しているのか?(考えすぎかな)

このトラックは架装部やカラーリング、コーションラベルから電源車のようです。

【ZIL 130】
推定年式 1980-1994年頃

1958年にZIL 130のプロトタイプが登場し、1962年から製造を開始した。
駆動方式は4X2でエンジンは6Lの直8ガソリンエンジンを搭載(170馬力)
全幅は2500mmで国産大型ボンネット型同等の全幅を有します。
(いすゞTD 2460mm)
最大積載量は4tで、ダンプ、消防車、トレーラー牽引用トラクタなどでソビエト時代の経済を支えていました。
1966年1977年1980年にマイナーチェンジを行って32年程製造されていましたが、1994年にZILとしては製造を終了。

状態  現役車
撮影地 ロシア モスクワ
撮影日 2007年2月


CIMG0756.jpg
こちらは夏のモスクワで撮影したZIL 130のリフトアーム車。
独立したサイクルフェンダーから古いタイプと思われますが、詳しい資料がないので年式等一切分かりません。
後方に見える大型トラックはMercedes Benz NG。

【ZIL 130】
推定年式 1966?-1977?年頃
状態  現役車
撮影地 ロシア モスクワ
撮影日 2008年8月



| Russian trucks | 00:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【日産ディーゼル Cシリーズ】 ”だるまさん”見つけた

北海道で林道を走行していた際に遠くの方からトラックのルーフが見え、特徴的なルーフベンチレーターと三角窓のないサイドウインドーから、最初は初代コンドルのつもりで近づいてみたら”Cシリーズ(通称:だるま)”でした。

地方都市でも現役車どころか廃車体も見かけなくなってきたCシリーズで、しかも6X4の重トラクタ仕様は数少ないと思われます。

木材等の資材置き場にポツンと置かれたままで少々寂しそうでしたし、広大な北海道の背景をバックにしているせいか少々小さくも感じられました。

UD CW-T 1.jpg
高速道路網が発達し、長距離高速輸送が普及してきた時代に登場したCシリーズは、前モデルのサングレイトよりもキャビン長を伸ばして居住性高め、フロントカーブドガラスや3連ワイパーなど近代的な装備を採用。
エンジンは日産ディーゼルの特徴である2サイクルディーゼルが排ガス規制に対して不利であったため、全車が4サイクルディーゼル化されました。

丸みを帯びたキャビンから”だるま”として親しまれたのですが、当時の子供たちからは馴染みが低かったように思えます。
同時期には”日野KF/ZM”や”ふそうFシリーズ”などの強力なライバルがいて、ミニカーやプラモデル等の玩具化や映画出演等で知名度を上げていたのに対し、だるまの方は不遇な時期をすごしていました。

UD CW-T 2.jpg
車体の方はグリルが大型化された後期型なのですが、ウインカー色が前期型のアンバー1色で後期型のクリア色のポジションランプになったモノではありません。(ひょっとしたら前期型に後期型のグリルを付けた車両かもしれません)

メッキ化したグリルや丸バイザー等でカスタムされており、ダッシュボードはチンチラ張りになっていたので、その昔は多少デコっていたのかもしれません。

【Nissan diesel CW50GT(後期型?)】
推定年式 1977-1979年頃

1971年にサングレイトシリーズからモデルチェンジされ、全車4サイクルディーゼルエンジンを搭載。
1977年には大型グリルを採用されたモデルにマイナーチェンジ。
1979年に昭和54年排出ガス規制を機に後継車(通称レゾナ)に切り替えられました。

絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★★★
状態  敷地内専用?
撮影地 北海道
撮影日 2010年5月


===============================================================================
元はとばす様

コメントに書かれていた”CW系ハイキャブ”の件ですが、実車を見た記憶がありませんし資料もあまり残ってないですね。

ノーマルキャブに対してキャビン高を100mmほど高くしたため、灯火基準の関係でヘッドライトをバンパーに移してるので、怖い顔がもっと怖いですね。

ハイキャブの搭載するエンジンはRD10型V10搭載で、CW50のV8エンジンよりもパワーアップされています。
RD10型エンジン自体は1972年頃にノーマルキャブのフルトレーラーなどに採用されていました。どうやらハイキャブの登場はCシリーズのモデル末期の1970年代後半に登場したようですね。
名称未設定 1

| Nissan diesel / UD | 08:13 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【日野 BH15型】 初めて乗っちゃいました!

先のゴールデンウイークに”福山自動車時計博物館”に行ってみました。

目的は”いすゞTX型トラック”を見る事。

博物館周辺にはバスや消防車などの貴重な車両が置かれており、これら車両を見ただけでもお腹がいっぱいでしたし、いすゞTX型トラックも無事見る事ができました。

せっかくなので博物館の方も覗いてみると、思った以上の来場者が居たのでビックリ!
子連れファミリーや孫を連れたおじいちゃんが館内を見てまわっており、展示してある車両の多くは乗降も可能なので、子供たちは好きな車に乗り込んで楽しそうでした。

これまで海外を含め沢山の博物館を見てまわりましたが、「乗り込める博物館」は初めて。
クルマの破損などトラブルも多いと思いますが、車に乗り込んだ子供たちの笑顔が自然でいい顔しているし、子供だけでなく大人も昔を懐かしんでいる雰囲気の館内でした。 

博物館.jpg
博物館内はスーパーカーのマセラティ カムシンからミゼットまで様々な車両がフロアに並び、壁まわりには古時計が掛けられています。ロープ張りされていないので車両と来場者の距離が近いのがいいです。

日野BH15-1.jpg
しばらくすると館内入口に列が出来ており、アナウンスを通してそれが「ボンネットバスの試乗」というのが分かったのですが、最初の組は満員だったので次の組で試乗することに決定。
試乗ルートは福山城周辺の市街地コースで、20分かけてゆっくり走ります。

使われるバスは、2010年の6月にレストアされた1961年式の日野BH15。
エンジンはオリジナルのDS50型(7.98L)が修復不能だったのでDS70型(7.01L)に載せ替え、若干の排気量ダウンになっています。

バスに乗り込んでみると、少し高めのフロアは木で出来てるせいか柔らかい感触がし、前半分のシートは電車のような内板に沿ってベンチタイプのシートが取り付けられています。
乗客の多くは子供連れが中心で、近場に住んでいる人から遠くから訪れた人まで満席になるほどの人気でした。

来場者の中に矢羽式方向指示器(アポロ)を無理やり出そうとした人がいて、ステー?レバー?が曲げてしまったそうです。もう少し車両に気遣ってもらいたいものですね。

日野BH15-2.jpg
メーターは中央よりにセットされ、その横にはシフトパターン表が貼り付けられていますが、シフトパターンは独特でありダブルクラッチ操作含めて運転するのには慣れが必要ですね。

ワイパーも上側2本と下側2本の4本仕様で珍しい仕様で、下側はハンド操作になっていました。
払拭面積を広げるものと思われますが、他では見た事がない仕様です。

日野BH15-3.jpg
乗り心地は”下から突き上げる”ような荒い振動が感じられますが、ゆりかごのように睡魔が襲ってきそうな感覚です。後方の特徴はボンネット型特有の非常扉ですね。
リヤエンジン車ではレイアウト上無理ですから・・・

日野BH14/15型の残存数は4台の貴重な車両になりました。
(以下は2011年時点の保有状況)
・日野オートプラザ(BH15)
・日本バス友の会(BH15)
・福山自動車時計博物館(BH14)
・福山自動車時計博物館(BH15)

【1961 Hino BH15】
推定製造期間 1950年-1964

1950年に全長9.4mのBH10型が発売され、翌年の1951年に短尺サイズのBA10型を販売。
短尺ボディのBA系はいすゞBX95の販売に遠く及ばす、しだいに長尺サイズのBH系中心の販売になっていく。
エンジンの改良を重ねながらBH11、BH12、BH13、BH14と進化していき、最終型のBH15はDS50型エンジンを搭載され1964頃まで製造されました。

特徴的な剣道面グリルはInternational KB6にそっくりで、多少の影響を受けたのかもしれません。

絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★☆
満足度 ★★★☆☆
状態  実働車(レストア済)
撮影地 広島県福山市
撮影日 2011年5月

| 未分類 | 16:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【三菱 ジュピター】 中型クラスの先駆者

個人的な見解ですが”旧型トラックの殿堂入り”というものがあれば、三菱ジュピターは文句なしに殿堂入りしていると思います。
物心がついてからは三菱ジュピターを見た記憶がなかったのですが、この度めでたくご対面が出来ました。

ジュピターには特別な思い入れはありませんが、書籍などで”日本のトラック史”という記述があるとジュピターの話が出てくることが多いし、なによりも表情豊かなフロント周りが心に響きます。

日本国内での丸目2眼式のジュピター(T10,T11,T22,T25)は非常に少ない上、原型が保った車両に限っては10台以下くらいではないでしょうか。

本当に現車を見ることが出来てラッキーでした。

Jupiter-2.jpg
さてこのジュピターですが、ボディや簡易クレーンには再塗装され当時のジュピターの色を再現してあります。
錆穴が空いている部分も見られますが、エンブレム等の欠品もなくほぼ完全状態の車両です。
何か物足りないと思う人がいらっしゃると思いますが、それはフロントバンパーが無いからではないでしょうか。

当時は2分割フロントガラスが多い中で一枚カーブドガラスを採用したり、コラムシフトを採用して3人掛けベンチシートにしたりと、乗用車の良い点を取りいれている姿勢が伺えます。

Jupiter-2.jpg
「ひょっとこ」「髭ダルマ」「子犬」・・・
正面から見た顔は個性的で、人によってはいろんな表情に例えられるでしょうね。

フロントには油圧で上下する機構が残っていて、以前はスノープラウを取り付けて除雪車で使われていた可能性が高いです。

Jupiter-3.jpg
荷台(クレーン含)は短尺に分類される3.1mなので、2.5t積みの”ジュピターT10”と思われます。
フェンダーには「Jupiter」と「D6」のエンブレムがあるので、KE31型 水冷 直4 2.2L ディーゼルエンジンを乗せているはずです。(61psで最高速度70km/h程)

【Mitsubishi Jupiter T10DAH 2.5t積】
推定製造期間 1959年-1968年頃

1959年に乗用車と3輪トラックを生産していた新三菱重工業が、6トン超の大型トラックと2トン小型トラックの中間である3~4トンクラスの空白地帯にジュピターを投入。3輪トラックの減衰を見据えながらの投入とも言える商品で、2.5t積みのT10と3t積みのT11の2本立てで販売。製造は水島製作所。

1960年には直6 3.3L ディーゼルエンジンを搭載した3.5t積みのT22を追加。
1964年にはヘッドランプの4灯化と高性能エンジンを搭載したT30,T31を追加。
1968年頃になるとT10,T11,T22はラインアップから姿を消し、T30,T31も1970年をもって生産を終えた。

絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★☆
満足度 ★★★★★
状態  保存車(レストア中)
撮影地 栃木県
撮影日 2011年6月

| Mitsubishi / FUSO | 01:10 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【TREMO Carrier】 汎用性の高い小型作業車

ドイツ滞在中、ホテルで朝食をするのは6:30頃から7:00の間に済ませ、その後で1時間ほど周辺の街探索に出かけています。

街に出かけてみると、食料品搬送用のトラックやボトルカーが走り回り、路駐した車両から店舗に搬送していたり、公園では自転車に乗る人や運動している人がチラホラ確認できますが、街全体はひっそりと静まり返っています。

日本でも同じと言えば同じですが、ちょっと違う点では道路清掃作業の仕方でしょうか。
小型のスイーパーが道路だけでなく歩道や公園内で走りまわり、敏速な清掃活動を行っています。
速度は自転車程のスピードで、20km/h位で作業していました。

TREMO-1.jpg
上の画像は、高圧洗浄用のTREMOです。
前部に高圧洗浄ノズルのアタッチメントを取り付け、荷台には洗浄用の水(専用の溶剤かも)が入ったタンクを積載しています。(移動中だったのでアタッチメントは油圧で上げられています)

前幅は1.3mと軽自動車より幅狭で、道路側面を作業していても交通の妨げにならないような幅になっており、未来的なキャビンフォルムは、窓を最大限に拡大して作業状況が見易いように工夫されています。

なかなかカッコイイと思いませんか?

TREMO-2.jpg

【Multicar TREMO Carrier】
製造期間 2006年~

2006年頃に登場したTREMOは、フォルクスワーゲン製の2.0L 4気筒ターボディーゼルを搭載し100馬力を発生。
非常に小さなユーティリティビークルとして狭い路地や小回りが必要な場所での作業用として活躍しています。
油圧式で昇降するフロントやリアに各種アタッチメントを取り付け、スイーパー、刈り込み等に対応。

状態  現役車
撮影地 ドイツ オッフェンバッハ
撮影日 2009年9月


TREMO-3.jpg
こちらはミュンヘンで見かけたTREMO。
一般道路以外に石畳道路や工場内の洗浄といった用途に使われているようです。

状態  現役車
撮影地 ドイツ ミュンヘン
撮影日 2010年3月

| Germany trucks | 10:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【マルチカー M24】 農業用小型特殊自動車のような汎用トラック

東西ドイツ統合の象徴であるベルリンの壁の崩壊後、旧東ドイツ側の時代遅れの文化と旧西ドイツの技術、それからトルコ系移民が複雑に絡み合い、今ベルリンは面白い街になってます。

旧東ドイツの大衆車といえば「トラバント」
「部品の一部はダンボールで出来ている」とか揶揄されたりしましたね。

今ではトラバントを使った観光レンタカーを行ってたり、旧東側の建物を使ったカフェをオープンさせたり、古い物を付加価値として楽しむ「オスト」というレトロブームが定着しつつあります。

ベルリンの街探索をしていると、70年代~80年代の古い欧州車を結構見かけますが、特にインパクトが大きかったのがこの

Multicar M24-0 です。

M24-1.jpg
誕生の背景は、牧場や狩りでの移動用として使ったり、森林から木材を運ぶために林道を走行したりと、小回り性と悪路走行性能を重視した用途に使う貨物車として開発されました。
駆動方式は4X4と4X2の2タイプが選べますが、画像は4X2タイプになるものの、最低地上高も高くてアプローチアングル(タイヤ接地面からバンパー下端部までのラインと地面の角度)も大きく、不整地での走行に支障のない設計がなされています。

一見すると、地方の農家が使っている小型特殊自動車(例:筑水キャニコム ライガー)に似ていますが、Multicarの方が2回り程サイズが大きいです。

バンパー上のヒンジを軸にキャビンをチルトさせエンジン整備を楽にさせたり、十分な広さを確保したキャビンなど、見た目以上に計算された作りになってますね。

M24-2.jpg
ベルリンにあるMotorrad Museumの図書コーナーでこのクルマ(M25)について調べると、全長3960mm、全幅1810mm、全高2140mmと写真以上に大きく感じると思います。
4気筒ディーゼルエンジンを搭載。1997ccで45psを発生し、最高速度は50km/h程。

M24-3.jpg
この車両はダンプを架装していますが、汎用性が高いのでトレーラタイプや除雪車などといった車両としても使われています。

【Multicar M24】
推定製造期間 1974年-1978年

1956年に最初のモデル”DK3”が登場。
立ったままで運転を行うスタイルで、キャビンを持たない姿はシャシに荷台を架装しただけの簡単なものでした。
1958年にM21となり、デザインされたエクステリアに身を包むことになりましたが、操作系とキャビンを持たないスタイルは先代のDK3と同様でした。
1960年代に入るとワンサイドキャブのM22型に改良され基本スタイルが出来上がりました。
1970年代に入るとワンサイドキャブの一人乗りのM24へモデルチェンジし、1977年にフルキャブ型のM24-0が登場。以後改良を重ねながら現在のM27やFUMOやTREMOに進化しました。

絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★★★☆
満足度 ★★★★★
状態  現役車
撮影地 ドイツ ベルリン
撮影日 2009年9月

| Germany trucks | 13:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【三菱ふそう キャンター】 ジープの心臓を移植したVキャン

Canter-1.jpg
ツーリングでよく通る道路沿いに、T200系キャンターを所有するENEOSがあります。
特に古いスタンドと言う訳でもなく、小さくもなく大きくもなく、普通のガソリンスタンドなんですが”T200系キャンター”があるんです!

数年前に給油した際に撮影したことがありますが、今回は撮り直しのために再度ガソリンスタンドを訪れました。
お店の方に車両の事について聞いてみると、「配達で頻繁に使っている、今朝も配達に行ってきたよ」と教えていただき、予備車で無く第一線で活躍している事を確認できました。

エンジンは”三菱ジープ用”に載せ替えたらしく3機目になるそうです。
この4DR5型ディーゼルエンジンはキャンターとジープに使われた事もあり、他の旧車と違って部品も容易に手に入り、エンジンのドナーも見つけ易いみたいですね。

シートベルトは腰周りを拘束するだけの2点式タイプで、30年以上の年月を感じさせられます。

Canter-2.jpg
後部も拝見。
リヤバンパー上には丸型テールライトが取り付けられており、キャンターであることを主張しています。
後部左右には消火器が取り付けられていますが、縦に付いているせいかアウトリガーっぽいです。

Canter-3.jpg
グリルには先代のT90型から引き継いだV字形状が表現されており、別名「Vキャン」で親しまれている程です。
ヘッドライト周辺はぶつけたのでしょうか? 補修した跡がみられますね。

【Mitsubishi FUSO Canter T216C】
製造期間 1973-1978年

3代目になるT200系キャンターは1973年に登場。
キャッチフレーズは「充実キャンター」
発売当時はオイルショックの影響を受け、ディーゼル車の比率が一気に高まっていきました。
V字グリルを採用したのは先代のT90型のマイナーチェンジから(1970年)でしたが、1978年に登場する4代目の黄金キャンターにはV字グリルは採用されませんでした。

絶滅度 ★★★☆☆
レア度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★☆
状態  現役車
撮影地 栃木県
撮影日 2011年2月

| Mitsubishi / FUSO | 00:19 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

【日野 ZG150】 オフロード用 重ダンプ

2010年の秋

まとまった休日がもらえたので、気軽に行く事ができなかった長野県に行ってきました。
高校時代の修学旅行で行った善光寺や菅平高原を久しぶりに訪れたのですが、当時の記憶に比ると小さく感じ、今まで思っていたイメージが大きく変わりました。

旅の終わりを締めくくるべく地元の温泉に向っていると、
道路工事の案内で「迂回路のお知らせ」があり、指示に従って迂回路に入っってみると

 衝撃の光景が・・・
Hino ZG150-1.jpg
砕石場の資材置き場に、日野ZG150 X 2台と日野KB土木バキュームが仲良く停まってました。(雰囲気的には仮面ライダーのショッカー等の怪人が出てきそう・・・)

残念ながら敷地内であったために近づく事も出来ず、遠くから指を咥えて眺めるしかできなかったのですが、奇跡の3台並びに興奮しっぱなしでした。

Hino ZG150-2.jpg
オフロード重ダンプはダム工事をきっかけに取引が始まり、1950年~1980年代にはトラックメーカーも参入していたのですが、現在は建機メーカーの製品が主流になってしまいました。

キャブは先代のZG系を引き継ぐワンサイドキャブで、乗車定員は1名。
全幅は3mで日野KBに比べると0.5m強幅広いだけですが、圧倒的な存在感があります。
エンジンは日野大型車も搭載している直噴6気筒 ED100型(210ps)か1987年に改良したEK100型(230ps)が搭載されています、個人的にはもっと大きなエンジンが載っていると思ってました。

2台のZGについてミラーとウインカーの違いから年式を推測すると
右:Hino ZG151-D (1987~1990年)
左:Hino ZG150-D (1977~1987年)
ではないかと思います。


【Hino ZG150】
製造期間 1972-1990年頃

1952年に国産初の4x2重ダンプトラックのZGを販売。
その後改良を重ねながら1972年に15t積みのZG150にモデルチェンジ。
1977年の改良でZG150-Dとなり、1987年にEK100型エンジンを搭載したZG151-Dになる。
日本の新興と発展に関わった日野ZGは1990年をもって消滅する。

絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★★★
状態  敷地内作業用
撮影地 長野県
撮影日 2010年9月

| Hino | 21:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。