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【トヨタ ダイナ】 超レア車の超低床キャブ

私がまだ小さかった頃、家に大勢の人が集まると、近所の酒屋さんまで1L瓶ジュースの買い出しに行ってたっけ。
1970年代までは、コーラ、ファンタ、スプライトなどの主要ジュースは”リターナル瓶”で販売されており、飲み終わった瓶を販売店に持っていくと1瓶あたり10円(?)でキャッシュバックできたのです。

1982年頃より重くて嵩張りがちな瓶から、軽くて形状の自由度のある”ベットボトル”が導入されたことによって、配送トラック”ボトルカー”も変化していきました。

そのボトルカーの歴史で、最近のモデルではありますが異端児をご紹介いたします。

Dyna_Easy_Riding_1.jpg
数年前、青森県をツーリング中に突然の雨に見舞われ、ドライブインで雨具の準備をしている所に一台の珍しいボトルカーが入ってきました。6代目になるダイナですが、なんだかキャビンの搭載位置が変ですよね。

これは1997年から1999年にかけて販売された「トヨタ ダイナ イージーライディング」

ドライバーの乗降頻度が多い配送用のルートトラックなどに向けて、イージアクセスが出来るように配慮されたキャビンのレイアウトになっているのが特徴で、フロントアクスルはキャビンの後方にあるので、ハンドル操作や旋回の感覚などは、ノーマルに比べるとかなり違和感があると思います。

「イージーライディング」が発売された当時、経済新聞の新車紹介の記事で見た時の第一印象は「うわっヘンテコな車が出てきたなぁ」と思ったのです。短い販売期間と一代で終了したことから判断すると、世の中に出回った車両数は極めて少数でしょうし、登場から10年以上も経過していることもあり、現役車も少なくなってきている事でしょう。

Dyna_Easy_Riding_2.jpg
キャビンの搭載位置を前側へ移動することによって問題になるのが”アプローチアングル”の確保。

アプローチアングルとは、フロントのタイヤの接地点からバンパーの下端にかけて道路と干渉しないようにある一定の角度を守る設計要件です。この要件をクリアするためにフロントバンパーは丸パイプを曲げただけの天地の薄いタイプを装着しています。

ドアパネルはコストの問題もあってノーマルを流用しているのですが、フェンダー周辺は複雑で独特な形状になっています。鉄板での成型は無理なのでFRP等の樹脂素材で出来ていると思います。

Dyna_Easy_Riding_3.jpg
こちらのイージーライディングは福岡県で見かけたものです。
イージーライディングはコカ・コーラのボトルカー以外に佐川急便などに納入されたと聞きますが、コカ・コーラの場合はワイドボディを使っていたようです。(ワイパーが3連になってます)

Dyna_Easy_Riding_4.jpg
参考までにナローキャブのイージーライディング。
こちらの車両は神奈川県の自動車整備工場が所有しているもので、画像では分かり難いのですが、JAFレッカー仕様になっています。
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| Toyota | 21:05 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【三菱ふそうT44】 ジュピターを継承したトラック

三菱日本重工業時代から三菱ふそうの初期にかけて、爆発的な人気となった中型ボンネットトラックのジュピターと同キャブオーバー型のT620型ですが、その両者のいいとこ取りをして開発されたのが中型キャブオーバー型のジュピターT40型でした。

ところが、三菱ジュピターT40型と、三菱ふそう時代になって再販されたT44型は販売台数が思うように伸びなかったためか、平成以降になると関東エリアでの目撃した事がなく、「絶滅危惧種」としてリストアップしていました。

Fuso_T44_1.jpg
そうした状況下、北海道でふそうT44型を1日に2台見ることができました。

まずは一台目、中古トラックを取り扱う場所に置かれた車両で、付近に関係者らしき人がいたので声を掛けるとアジア系のバイヤーでした・・・

アラスカグリーンのボディーカラーとシルバーのグリル周りは三菱キャンターT200系にも継承されているので、遠目だとキャンターT200系に見間違えてしまうほど雰囲気は似ているのですが、T44型はベッド窓を持つ点が大きく違います。

足元にスタンダードタイプのホイールキャップが装着している以外はオリジナルを保っており、個人的に理想の姿に近いこともあって、保管場所と資金的な余裕があれば購入したいのですが、現実的には厳しいです。

画像では分かりませんが、ルーフは落下物の影響なのか全体的に凹みがあり、コーナーパネル付近も軽度の損傷が見られますし、シート表皮も経年変化によって破れが大きくてベースのウレタンが見えている状況でした。

Fuso_T44_2.jpg
フロントにはFUSOエンブレムとメッシュグリルにはバスマークが付き、三菱ふそうブランドを引き立てていますし、また積載量を表す3.5tonのエンブレムも立体的なものが付いています。

ラジオアンテナは、この時代のキャンター同様、コーナーパネル付近から生えているのも特徴です。コーナーポールとして車幅感覚を掴むのにも便利だったのかもしれませんね。

バンパー&フォグランプ周辺のデザイン処理はキャンターT200も同様のデザインを採用しています。

Fuso_T44_3.jpg
続いて別のT44型ですが、こちらはファームダンプ仕様として使用された後、牧草地付近で余生を送っていました。キャビン周りはしっかりしていたものの、フロントパネルは塗装のクラックから錆が発生し、塗装が周辺ごと落下している状況です。

実はこの車体、以前から知っていたのですが、遠目でキャンターT200型と思っていたので撮影を見送っていたのですが、ベッド窓の存在でT44型だと気付き慌てて撮影したのでした。

Fuso_T44_4.jpg
架装部は所有者が効率的に作業し易く改良しており、木材を積み上げるとデカ箱ダンプ風として使えるのは、ファームダンプ仕様の定番ですね。最大積載量は3.5tですが、果たしてどこまでの重量に耐えていたのでしょう。

テールランプはキャンター系と同様と思われる丸型2連タイプを使っていました。


【Mitsubishi FUSO T44】
推定製造期間 1972-1976年頃


中型ボンネットトラックの三菱ジュピターは昭和34年(1959)7月に発売して以来、好評を博してきたものの、昭和39年(1964)にキャブオーバー型の三菱ふそうT620型が発売されると爆発的な人気になり、中型トラックの分野においても、次第にキャブオーバー型が主流を占めるようになり、ボンネット型トラックは次第に衰退していきました。

ボンネット型ジュピター所有者や、販売会社からも「根強い人気を持続するためにはキャブオーバー型に切り替えるべきだ」という要望が強くなり、昭和40年(1965)7月にジュピターをベースにしたキャブオーバー型のT40型(3.5トン積み、KE61型ディーゼル)とT41型(3.5トン積み、KE62型ガソリン)を発売したのです。

昭和42年(1967)5月、T40型を3.473cc、95馬力のKE65型ディーゼルエンジンに換装し、さらに全長4100mm、全幅1910mmの標準荷台と全長4.510mmの長尺荷台をもつT42型として新たに発売。

昭和45年(1970)7月、T42型は搭載エンジンをKE系ディーゼルから、小型トラックのキャンターに搭載されていた4DR型を6気筒化した6DR型(3.988cc、110ps)に換装されT44型となったが、販売の減少傾向は依然として止まらず、昭和46年(1971)末にはラインから一旦姿を消した。

昭和47年(1972)6月、やや大型化、高出力化した中型トラック市場では、手頃な3.5トントラックへのニーズも依然強く、ふそうT44型として再生産された。
ふそうトラックシリーズの一員に加わったことのより、T44型はグリル周りなどのマイナーチェンジを行われた。
(T44B型標準車の他、T44C長尺車、T44AD型ダンプトラックの3車種が発売)

昭和48年(1973)5月、キャンターに3トン積みディーゼル車が登場するなど、小型トラックの大型化が目立つようになって、ふそう3.5トンは昭和51年(1976)10月に生産が打ち切られた。


絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★☆
満足度 ★★★★★
状態  ---
撮影地 北海道(2台とも)
撮影日 2012年7月

| Mitsubishi / FUSO | 10:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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