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【Volkswagen TARO】 ベルリンの壁を跨ぐハイラックス!?

久々の欧州トラックネタですが、今回はマニアックな所を攻めてみます。

2009年9月、ベルリンに5日間くらい滞在していた時に、カメラを持って恒例の早朝散歩をしていました。ベルリンといえば1989年にベルリンの壁が崩壊し、東西のドイツが一つになった象徴的な出来事があり、この日の私の散歩コースはベルリンの壁の跡を辿っていくコースをチョイス。

現在、取り壊されたベルリンの壁の跡地はレンガを敷き詰めて残されており、どこが西側だったか、東側だったのかが分かるようになっています。

レンガの上を歩いていると、路駐している邪魔なハイラックスがあるではないですか。

ハイラックス!? あれ?

VW_TARO_1.jpg
フロントグリルの中央には、トヨタのエンブレムではなく、フォルクスワーゲンのマークが付いている・・・

帰国後にこの車について調べてみると、初代ゴルフをピックアップにしたVWキャディに置き換わる形で、トヨタとの技術提携によって生まれたのが、この「Volkswagen TARO」だったのです。

TAROは1989年に登場したものの、販売台数が伸びずに1997年に生産を中止。
VWはその後、しばらくこのクラスのピックアップトラックを持つことはなかったのですが、2009年に南米を中心とした市場の開拓として「Volkswagen Amarok」を投入しています。

外観上では、欧州法規に合わせて灯火類、ワイパーの向き、ミラーなどが違っていますが、ハイラックスそのものなので、貴重な車とは言い難いのですが、物凄くレアな車に感じました。”TARO”というネーミングは、日本男児の名前を表す「太郎」からきているのですが、なんとなく残念な気分。

※車両の下のレンガがベルリンの壁の跡

VW_TARO_2.jpg
機動性の富むTAROは、サービス業、農業、造園業、建設業などに広く使われたそうで、画像のような特装車両はとても珍しく、ネット上でも見た事がありません。

高所作業車にも見えるのですが、高所ビルと地上とで荷物のやりとりをする車にも見えますね。キャビン後部には一応かわいらしいサイズのアウトリガーが取り付けられており、高所作業中の安定を図れるようになっています。

Hilux_TARO.jpg
参考として、日本で撮影した5代目トヨタ・ハイラックス(1988-1997)の画像です。
日本ではピックトラック市場が死んでいることもあって、最近では国産ピックアップを見るのも珍しくなってきております。 場所は茨城県の漁港町、小ぶりの冷凍庫、スピーカーが可愛いですね。
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| Volkswagen (GER) | 13:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【2012クラシックカーフェスティバルinところざわ】

今回は「2012クラシックカーフェスティバルinところざわ」の様子を取り上げます。

ところざわの出展車両の傾向は、日産のスポーツ車や、トヨタのTE27、だるまセリカ、クラウンなどを中心にした改造車や、60~70年代のアメリカ車が多いように感じます。集まる人の年齢層も中高年男性が多く、若者の姿はちらほら見かけるものの少なさは否めません。

東京オートサロンや東京モーターショーなどでは高性能のカメラを持った人たちが集まり、モデル目当てに熱気と殺気でムンムンとしていますが、旧車イベントでは車が主役なので、ゆっくりとした気持ちでカメラ撮影できるのが良い点です。

では、私目線で気になった商用車をご紹介。

2012_Tokorozawa_1.jpg
まずは常連の「マツダ ポーターキャブ(前期型360㏄)」の軍団。
今年は黄緑6台、白1台の計7台のポーターキャブがズラリと勢揃い。
その容姿から”ガチャピン”との愛称が付けられ、「ガチャピン研究会」というプレートが掲げられていました。

2012_Tokorozawa_2.jpg
ポーターキャブの前期型は1969年から1977年まで製造され、その後ボディサイズと排気量を拡大(550㏄)したニューポーターキャブに切り替わりました。

初期型の一方開きはサイドスカートが設定され、キャビンから荷台までスムースに流れるデザイン処理は今見ても美しいデザインですね。

私のガチャピンポーターの思い出は、実家の斜めに住んでいたおばあさんが乗っていたイメージです。
おばあさんは足代わりとして80年代後半まで乗っており、道中ですれ違う際には飴やキャラメルをもらったことがあります。2サイクルの音と煙と臭いはきっと忘れないでしょう。

2012_Tokorozawa_3.jpg
続いてもマツダの車両で、この車両の名前を分かる人はいるかな?

この車名は「(2代目)プロシード」で、Fordブランド(OEM)ではCourierと呼ばれていた車両です。

1977年に2代目にモデルチェンジしたプロシードは、4WDピックアップブームで絶好調のハイラックスやダットラの影に隠れる形で、1979年頃に日本市場から撤退したブランドです。しかし、輸出モデルとしてMazda B2000(プロシードの輸出名)やFord Courierとして発売は継続。今でもメキシコなどではB2000を普通に見かけることができます。

高速有鉛風にカスタムされていますが、珍しい車両を久しぶりに見ることができました。

2012_Tokorozawa_4.jpg
もう一つマツダ車を。
エントリー用紙には”1956年式 マツダオート三輪”とだけ書かれていましたが、排気量900㏄、最大積載量1tということから、CLY81と推測。当時、CM4天王の一人であった橘トシエさんが広告に出ていた頃のモデルです。

この型より雨風を凌げるサイドドアと塩ビ製?の窓が追加されたのですが、窓は取り外されていました。

この車を見ている人は圧倒的に高齢の男性が多く、昔の記憶を思い起こしながら見ているようでした。

2012_Tokorozawa_5.jpg
続いて、これは珍しい「ダイハツ ニューライン(後期型)」ではありませんか!

1963年に登場したニューラインは、L35系ハイゼットを500㏄、500㎏積に改良したものでしたが、1964~65年頃のマイナーチェンジでコンパーノのようなイタリアンデザインとして大変身し、当時としては他社よりもお洒落なピックアップだったのです。

デザインに対する自信は広告で「美しく豪華なスタイル」と大々的にアピールしており、新しいタイプの商用車として売り出していこうと考えていたのです。

イタリア的な細かな目のグリル、バンパーサイドにオーバーライダーを取り付けたH型バンパーなどのデザイン性はいいのですが、難点は荷台の大きさに致命的なものがあります。隣に並んだ360㏄の軽トラよりもケタ違いに小さすぎる荷台面積は、仕事車として使用するには厳しかったのではないでしょうか。

2012_Tokorozawa_6.jpg
愛知機械工業の”コニー360ワイド”も珍しいですね。

今は存在していない同社が最後に発売した車で、コニー360ワイドは1965年から1970年にかけて製造され、1967年にバンが追加されたそうです。

ワイドという名称は、軽の全幅広げ?と間違いやすいのですが、どうも荷台の大きさが他社よりも大きい=ワイドとなっているようです。キャッチコピーは「ワイドだから・・・ゆったり乗れてでっかく積める」です。

2人乗り仕様は300㎏積、4人乗り仕様は200㎏積、2列目ドアは左側のみで、一般的なスライドドア式ではなく、ヒンジドア式でした。

2012_Tokorozawa_7.jpg
コニー360ワイドのインパネ周りのデザインは斬新ですね。

フロントスクリーンから手前側に向かって曲線で結ばれており、フラットな面がなんとも憎い。スイッチ類も必要最小限でシンプルなものでした。

2012_Tokorozawa_8.jpg
会場を出た住宅街にはダットサン320型の姿が。
写真を撮影するなら、イベント会場や博物館で並べられた車両よりも、街中の走行シーンの方がサマになりますね。

2012_Tokorozawa_9.jpg
本日の戦利品。
(左から)
トミカリミテッドヴィンテージ43 いすゞエルフ
トミカダンディ 日野HE パネルバン
シンセイ ミニパワー 三菱ふそうT911型シュノーケル消防車
全部合せて4,500円で入手できました!

| Event report | 02:30 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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【Ford L-Series】 一昔前の定番トラック

しばらく日本の旧型トラックネタが続いたので、久しぶりの海外ネタを。
といっても写真は2005年末のもので少々古いものですが・・・

Ford_L_Series_1.jpg

ニューヨークのある場所で撮影された”Ford louisville”
フォードのケンタッキー州ルイビル工場で生産されたことで命名されたと思われ、
通常Ford L-Seriesの名称の方が馴染んでいるのかも。

1970年から1988年まで続く同シリーズは、豊富なバリエーション設定と独特の六角形グリルによりフォードトラックの主力モデルとして活躍していました。日本のトミカで同車が製品化されていたこともあって、馴染みある方もいらっしゃるかもしれませんね。
私もCOE型(キャブオーバー)のFord Cシリーズと共にLシリーズは好きなトラックの一つです。

画像のトラックは、1970年から1986年頃にかけてのモデルですが、グリル形状などを見るとモデル末期に製造されたLN700/LN800と推測するのですが、どうなんでしょうね。

【LT】= タンデム車軸車
【LN】= ショートノーズ+ショートW/B車
【LNT】= ショートノーズ+タンデム車軸車
【LS】= セットバックフロントアクスル車+ショートW/B車
【LTS】= セットバックフロントアクスル車+タンデム車軸車
【LTL】= トラクタートレーラー
【Aeromax】= Lシリーズの空力バージョン

ざっと並べるだけでもいろんな種類があって覚えきれません。

アメリカのトラックは奥が深い・・・

| Ford | 13:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【日野 ZH12】 全輪駆動(4×4)のレッカー車

仕事の忙しさとマスコミ報道に関する不満で、ブログ更新を少々サボっていた事に反省。

さて8年程前、古いミニバンを借りて遠出した際に車が故障し、車両運搬車に乗せられた経験があります。

誰でも好き好んでレッカー車にお世話になりたくないと思いますが、このように自分ではどうしようも出来ないトラブルに救助に来てくださる事にとても感謝しています。
(中には足元を見た悪質な業者もいますが・・・)

北海道を回っている途中に発見した、日野の古いボンネットレッカー車。
正確に言えば今回で2度目の訪問になり、ガレージに駐車しているレッカー車を道路から眺めていると、不審者に思ったのか、事務所から社長さんが出てきてくださりました。

「中に入ってきて見てもいいよ!」と

事情の説明をするまでもなく、敷地内での撮影を快くOKしてくださりました。

Hino_ZH12_1.jpg
この車は特殊車両を表す「Z」で始まる形式名を持ち、ZCが6×6全輪駆動車、ZHが4×4全輪駆動車になります。

ZH系は1959年(昭和34年)に発売されたZH10型が最初のモデルで、モデルチェンジを繰り返してZH12型まで発展しています。

推測ですが、60年代後半から70年代前半にかけて製造されたZH12型だと思います。

Hino_ZH12_2.jpg
社長さんの話だと昭和40年代に製造された車両だとのことで、元々は林業で木材運搬に従事していた車両を中古で購入し、レッカー車にボディを載せ替えたそうだ。驚くことにボディは自社で造ったとは思えないくらい丁寧に作り込んであり、鳥居にはキャリアが取り付けられており(キャブ上部)これは木材運搬時代の名残なのでしょうね。

他にもPTO(Power take off )と呼ばれる動力外部取り出し装置を前後に取り付け、ウインチ作業が出来るように改造されています。近くには谷沿いの道路が沢山ある場所なので、谷に落ちた車を引き揚げるのには必需だという。

年10回程の出勤ペースで、普段はのんびりとガレージに入っているそうです。

Hino_ZH12_3.jpg
日野ボンネット型の標準は6トンクラスのTE型と、7.5トン以上のTH型があり、どちらも剣道の面のようなグリル格子を採用しているのに対し、ボディを短尺化してダンプなどの特殊車両用途のボンネット型は画像のような平面の縦格子グリルが取り付いています。前途のPTOを使った機器をレイアウトする上で、平面グリルの方が都合がよかったのかもしれませんね。

補助照明としてのフォグライトも標準装着、グリル上部の日野マークはあまり見かけないタイプを使っており、日野の頭文字HをベースにHinoの文字が入ていますが、経年老化により取り付けビス周辺はヒビ割れしていました。

ルーフには速度表示灯の台座が残っており、以前は速度表示灯が付いていたのかも。

Hino_ZH12_4.jpg
このアングルと光と影のコントラストがお気に入り。
4WD化による嵩上げ分、ステップの下には更にもう一段ステップを追加。


【Hino ZH12 Tow truck】
推定製造期間 1966-1975年頃

昭和25年(1950)6月に勃発した朝鮮戦争によって、国連軍は大量の軍用トラックを日本の自動車会社に発注したことで、戦後の大型全輪駆動トラックの開発が再開された。同時に警察予備隊(現:自衛隊)の発足やダムなどの大型工事が集中したことにより、日野でも大型全輪駆動トラックの開発を急いだ。

昭和27年(1952)、日野初の6輪駆動車ZF型とZC型がデビュー。

昭和34年(1959)9月、4輪駆動車ZH10型がデビュー。
ZH10型は先に発売されたZC型6輪駆動トラックをコンパクト化したもので、泥濘地や、不整地に適したトラックとして利用され、ダンプのほかミキサー車などに架装された。

昭和35年(1960)、マイナーチェンジでZH11型に変更。
法規改正による灯火系の改良型で、腕木式方向指示器が丸型フラッシャー式に変更している。

昭和37年(1962)、マイナーチェンジでZH12型に変更。
エンジンの強化やタイヤサイズの変更が主と思われる。

昭和41年(1966)~翌年にかけてキャビン周辺の改良が行われ、2枚平板フロントウインドは1枚式ラウンド型に変更。それに伴ってワイパーピボットはウインド上部から下部に変更されている。
また2本のワイパー中央にはエアインテークホールが追加され、ドライバーの負担が軽くなるように改善されている。

昭和50年(1975)年頃にZC系を含めたボンネット型の全輪駆動車の生産が終了。
後継機種には大型車HH/HE型のキャブを搭載したキャブオーバー型4輪駆動車に移管された。


絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★★☆
状態  現役車
撮影地 北海道
撮影日 2011年7月


Hino_ZH12.jpg
さて、日野ボンネットトラックというと、ボンネットサイドのダクト形状が数種類存在します。
私の知る限りでは3種類あり、どうも搭載するエンジンによって分けられているようです。

【DS50型】 直列6気筒ディーゼル 7.982cc (160ps)
ダクト形状は上下2本のモールの間に細かなダクトが並ぶ。
1950年代から1960年代にかけて採用。
(DS30型、EB300型も含む)

【DS70型】 直列6気筒ディーゼル 7.014cc (140ps)
7.5トン積載クラスのDS50型に対して、6トンクラスのDS70型。
エンジン排気量と最大出力が若干抑え気味にされている。
ダクト形状は3箇所に空いたホールの中央にモールを通したもの。
また、1970年以降は部品統合化の影響か、DS50型もこのタイプを採用。

【EB100型】 直列6気筒ディーゼル 9.036cc (175ps)
【DK10型】  直列6気筒ディーゼル 10.178cc (205ps)
8トンクラスのEB100型、10トンクラスのDK10型は、3箇所に空いたホールの上下にモールを2本付く。

注意)この方式がすべての形式に当てはまる訳ではありません。

| Hino | 13:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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