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【81式自走架柱橋】 災害に備えて・・・

毎日毎日夕方になると、雷と共に豪雨に襲われております。
梅雨とはいえ、尋常じゃない降水量によって大きな水害が発生しないことを祈ります。

水害といえば、ちょっと日を遡って5月17日に「第63回利根川水系連合水防演習」が宇都宮市の利根川河川敷で行われました。

水防演習とは消防団の士気高揚や水防技術の練磨、水防の重要性や市民の水防に対する理解・協力を目的としているもので、国土交通省、陸上自衛隊、県警本部、日本赤十字社、消防本部などが参加しています。

普段は見る機会が無い特殊車両も多数演習に参加するため、変な乗り物目当てに会場を覗いてみることに。

Type81_self_propelled_bridge_1.jpg
この日一番注目したのは 81式自走架柱橋 です。

河川など車両が通行できないような箇所に迅速に橋を設置し、車両等の行き来が出来るように処置するのが主な任務で、6両1編成として1両あたり10m、最大60mの橋を架ける事が可能です。 

この日は3両が水防訓練に参加しており、2両の自走架柱橋は水防訓練が始まる前に橋を架けていました。

Type81_self_propelled_bridge_2.jpg
関係者や一般客が見守る中、残りの1両が橋を架けるために走り出しました!

キャブは1983年に登場した三菱ふそう「ザ・グレート」を採用していますが、全輪駆動ということでハイキャブ+バンパーライト化されているし、三菱マークやFUSOのエンブレムもありません。 

Type81_self_propelled_bridge_3.jpg
すでに架けてあった橋に上り、バックしながら慎重に進みます。

Type81_self_propelled_bridge_4.jpg
ホイールベース中央と後方の4箇所にアウトリガーを降ろして踏ん張りやすくすると、背負っている橋げたをセットする動作に入りました。

Type81_self_propelled_bridge_5.jpg
はい、対岸に橋を架け完了!

Type81_self_propelled_bridge_6.jpg
と思ったら、人の手によって固定作業およびスロープの取り付けが残っていました。

Type81_self_propelled_bridge_7.jpg
一仕事を終えた81式自走架柱橋が軽快に走り去って行きます!

最新の設備や装備を揃えていても、使う人の技量が備わっていないと災害は拡大するので、いざという時には普段からこのような訓練が必要だと実感しました。 
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| Mitsubishi / FUSO | 01:24 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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【Hino HE】 出番待ちのハイキャブ

北海道に生息している三菱ふそうFVダンプの情報を入手し、2014年のゴールデンウイークは北海道で捜索を行っていました。 その際、ある整備工場に情報を求めて飛び込んでみると、工場脇にとても貴重な大型トラクタが待機していました。
ふそうFVダンプの捜索

朝の時間帯だったせいか、工場前の敷地に従業員がラジオ体操?朝礼?待ちの雰囲気で、突撃したこともあり、少し恥ずかしい思いをしながら撮影したことを思い出します。

Hino_he_2014_1.jpg
貴重な大型トラクタというのは 「日野HE型トラクタ」 です!

HE型はアクスル形式が4×2の高速型で、6×4の重量物運搬型のHH型、6×6の超重量物型のWG型というトラクタとともに、この時代のトレンドを牽引していました。

フロントグリル内の横バー形状、2色タイプのウインカー、日野ウイングマーク横のHEエンブレム、フロントオーバーハングが短いという特徴から、1971年から1976年にかけて製造されたHE型の中期モデルになります(ハイキャブ化された最初のモデル)

キャブの塗装が傷んでいるとはいえ、ハイキャブならではのアメリカンスタイルと重厚感があり、今でも古いトラック好きの間ではとても人気のあるトラックなのです。 

HE型ハイキャブは70年代の貨物輸送の大量高速化のニーズを狙って、ダブルストレーラー(セミトレーラーの後に同サイズのトレーラーを連結して構成するタイプ)も意図したショートBFW(Bumper to Fifth-wheel)というフロントバンパーから連結全長をできるだけ短くするパッケージで誕生したもので、フロントオーバーハングは当時の日本で最小の920mmとなり、必然的にハイキャブ方式のアメリカン・スタイルになったのでした。

International_Transtar.jpg
日野のデザイン部門の方によると、日野HE型ハイキャブのデザインを参考にしたのは米国の「International Transtar」ということで、特にクロムメッキを施したフロントグリルに相似したものを感じさせます。※画像はInternational TranstarⅡ

どうりでアメリカン・スタイルに見えるわけですね。

Hino_he_2014_2.jpg
日野HE型ハイキャブは整備工場内限定で使われており、古いがまだまだ使えるだとか。 この工場にやってきたのは昔だったようで、ベテランの従業員さんも「俺が勤めだした頃にはあったなあ」と言っていました。

真っ黒の日野ハイキャブといえば、トラック野郎 男一匹桃次郎 のライバル車で登場した「子連れ狼」を連想する人も多いのではないでしょうか。 子連れ狼は6×4のHH型でしたが、若山富三郎さんや夏目雅子さんが乗っていましたね。

バックミラー類は樹脂製に交換されていますが、70年代の雰囲気でいえばオーバル型のトラ柄ですね。 後付された煙突マフラーの出口の向きも気になります。

整備工場に居る事も幸いし、きちんとしたメンテによって機関は好調のようですが、できれば塗装をして化粧直しした姿を見てみたいです。 

関係者の皆さま、お忙しい中対応して頂きましてありがとうございました。


【Hino HE(中期型)】
推定製造期間 1971-1976年頃
絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★☆☆
満足度 ★★★★★
状態  構内車
撮影地 北海道
撮影日 2014年4月


【1970年】大型トラックのモデルチェンジに伴い、4x2のHEに新キャブを採用して登場。
【1971年】燃費とパワーで優れた直噴ディーゼルの“赤いエンジン”を搭載し、このときに初めてキャビンをハイキャブ化させたトール&ショートキャブスタイルになる。 エンジンにはEF100型ターボ、EF100型自然吸気、EG100型の3種類をラインナップ。
【1976年】新エンジン2機種を搭載すると同時に、キャブの搭載位置を前方に移動させたマイナーチェンジを実行。外観はフェンダー周り、ウインカー形状、グリルデザインが変更されて、ハイキャブの熟成を図った。 新たに投入されたエンジンはEF500型(315ps)とEF700型(330ps)の2機種。
【1980年】昭和54年排ガス規制の対応とともに、特徴的なハイキャブスタイルから一般的な大型トラックと共通のローキャブスタイルに変更された。エンジンにはV10 EV700型(415ps)を筆頭に3機種を搭載するなど、環境とパワーを兼ね備えたラインナップとなった。 (この当時、大型トラックの巻き込み事故が社会問題となっており、ハイキャブスタイルがやり玉になった話もあるとか)
【1981年】トラクタシリーズがスーパードルフィンに移行したため、HEの生産を終了。

| Hino | 22:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【Fuso FV】 驚愕!現役ダンプが2台も!!

この春、北海道に出かけたときの最大のミッションは「ある地域で現役三菱ふそうFVダンプが稼働中」という情報を得て、その情報の確からしさを検証すること。
現役といっても、牧場や農場で第2の人生を送っているという車体ではなく、土建業者が使っているらしいのだ。

情報は目撃地名と小さく写った車両の画像のみ。
まずは目撃地近辺で聞き込みを開始するものの 「分からん」 と全く手がかりになる情報は得られず、作戦を変えて大型車の整備工場に飛び込んでみました。
(ここの整備工場も超大物トラクタを所有していた)

「あぁ この辺で見かける、会社は何処だっけ?」 とか
「去年、走っている所を見たから、まだ使っているんじゃないの」 とか

整備工場関係者のご協力によって、やっとFVダンプの塒(ネグラ)が分かりました。
(関係者様:その節は大変お世話になり、ありがとうございました)

14_Fuso_FV_1.jpg
数キロ先にある塒は幹線道路沿いにあるものの見つけ難く、車で付近を往復するものの分からず、近くに車を停めて徒歩で探索することに。

歩き出してしばらくするとダンプのタイヤ跡が奥まった敷地に向かっていたので、タイヤ跡に沿って歩いているとFVダンプが姿を現しました!

撮影許可をもらうために事業主様に撮影したい経緯と名刺を渡すと、懇切丁寧に事業と車両について説明して頂きました。 ダンプは火山灰、残土、砂利を運ぶのに使われており、冬は重機を複数持っている事もあり、市の要請で除雪された雪を河川敷の雪捨て場まで運ぶのに使われているそうです。

事業主様は業界を引っ張ってきた実績と、地域の発展に大変貢献されたことを誇りにされており、良き相棒であるこのFVダンプには信頼と愛着を持って接しているようでした。

14_Fuso_FV_2.jpg
裏手にはもう一台のFVダンプがあり、今では2台のFVダンプを所有しているものの、昔は10台程のダンプを所有していたとか。

車両の方に目を移すと、2台とも第一次デコトラブームを彷彿させる飾りがとても素敵で、派手すぎず主張している所がツボです。 足元はSTD(スタンダード)ホイールキャップに乗車時の足かけに便利なステップリングを装着。 バンパー、グリル、フェンダーはメッキを施し、グリルにはマーカーランプが6個取り付けられています。

今となっては小ぶりなフロントバイザーと、山形アンドンに沿って造られた山形シートキャリア、ヤンキーホーンなど、70年代の流行アイテムがそのまま残ったままというのも大変素晴らしいです。 赤シャシーやダンプの裏底が赤いのもポイントが高いですね。

一般の人からしてみると 「単なる古いダンプじゃん」 と思うのですが、
知る人からすると 「70年代デコトラブームの生き証人」 と言えるダンプなのです。

14_Fuso_FV_3.jpg
塗装は新車購入時のままで、FUSOの切り文字やバスマークは色褪せてます。
何でも、今のトラックは電子化されていて、故障があるとユニットごと交換するから修理代が嵩むが、この時代のトラックはシンプルなので修理代が安くつくらしい。 

14_Fuso_FV_4.jpg
事業主さんがダンプ架装のフェンダー付近を指さし 「ここの錆びが酷くてねぇ」

全体的には状態が良いとはいえないものの、トラブルを未然に防ぐように細かな所まで車の状態を把握しているようでした。

14_Fuso_FV_5.jpg
最後にキャビン内を見せて頂きました。
使い込まれた室内は男の仕事場という雰囲気で、新車だった頃は内装のチンチラ貼りが眩しかったものと思わせます。 中央にセットされたダルマヒーターも良いですね。

事業主様の 「このダンプが実際働いている所を見せてあげたかった」 という言葉がとても嬉しかったです。 

お休みの所にいろいろと親切にして頂きまして、ありがとうございました。


【Mitsubishi FUSO FV (前期型)】
推定製造期間 1973-1979


絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★★
状態  現役車
撮影地 北海道
撮影日 2014年4月


1973年12月、それまでのTシリーズからFシリーズにフルモデルチェンジ。
搭載するV8ディーゼル エンジンはTシリーズのDC型を受け継ぐものの、石油ショック以後の低燃費のニーズに応えて予燃焼室式から直接噴射式に変更。8DC4型(265ps)と8DC8型(305ps)の燃費とパワーを両立するエンジンを搭載しました。外観はクリスタルカットと呼ばれるシャープなキャブデザインが特徴で、室内は操作性と快適性を向上させている。

1979年、Fシリーズの大幅モデルチェンジを実施。
主に昭和54年排出ガス規制に適合するエンジンとともに、内外装のグレードアップも図られた。フロント周りでは"ブラックマスク"と呼ばれるグリルを装着し、ミラーステーやポジションランプのクリア化が行われ、ワイパーは黒塗装になる。

1983年、大型トラックシリーズのフルモデルチェンジ。
従来のFシリーズから、ザ・クレートシリーズに切り替わった。

| Mitsubishi / FUSO | 10:02 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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【Fuso T652】高所作業中の40年物

5月連休中、北海道のある町内を走行していると、前方に怪しげな高所作業車のゴンドラを発見。 木々の隙間より全体のフォルムが見えると、丸みを帯びた独特のデザインですぐにあの車種だと分かり、寄り道をしてしまいました。

Fuso_T652_Kou_1.jpg
ジャジャーン! ”三菱ふそう T652 高所作業車” でございます!

穴掘建柱車や高所作業車で有名な愛知車輌(現:(株)アイチコーポレーション)製のスカイマスターを架装し、大きく育った庭木の剪定作業を行っていました。

ここまで大きな木になると、脚立(8尺)での個人作業は無理ですよね。 

Fuso_T652_Kou_2.jpg
テンポ良く剪定作業が進む中に失礼し、撮影をスタート。
約40年前の車輛ではあるものの、周囲の景色が映りこむ程のツヤツヤで、淑女も羨むほどの美肌を披露していました。

ふそうT65系はエンジンの馬力によって車名を変えており、125psで経済的なT652、135psでイキイキした走りのT653、145psで余裕の走りのT654、160ps直噴で最高性能を誇るT656に分類された”実力シリーズ”で構成されています。

この高所作業車はT652なので、経済性を重視して選ばれたのでしょうね。
またT652は荷室長が4.5mと5.2mの2車種しかラインナップを持っておらず、5.7m以上の長尺ボディやダンプボディは存在しません。

キャブカラーは鮮やかなオレンジ色にボディの稜線(プレスライン)に合せてブルーの帯が巻かれているのが新鮮でした。

Fuso_T652_Kou_3.jpg
ゴンドラを降ろした姿です。
ゴンドラが運転手の上方視界を塞いでいるので、信号機の確認がしづらいだろうな・・・

作業用の機械と相まって、デコられたトラックとは違ったカッコよさと男らしさを感じ、毎度ながらこうした作業車に心惹かれるのであります。

Fuso_T652_Kou_4.jpg
車輛移動のためアウトリガーを一旦戻しているところで、燃料タンク後方のレバーを操作しつつ安全確認も行っています。

作業着には電気工事の会社名があり、電気工事以外にこうした作業も幅広く行っているんですね。

Fuso_T652_Kou_5.jpg
室内の方もとてもきれいにされており、いいコンディションを維持していました。
(メーター読みが正しいのであれば4万km強の走行距離)

当時のカタログには「機能とゆとりのドライビング空間」と謳われていますが、今時のトラックを基準にするとちょっと狭さを感じますね。 この時代よりインパネ周りは樹脂カバーで覆われて安全で快適な室内へと変化していきました。

※関係者さま
この度はお忙しい所お邪魔し、いろいろと教えて頂きましてありがとうございました。

【Mitsubishi FUSO T652】
推定製造期間 1975-1976年

絶滅度 ★★★☆☆
レア度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★★
状態  現役
撮影地 北海道
撮影日 2014年4月



1970年11月、大ヒットしたT620をフルモデルチェンジし、T650型(4t積)とT651型(4.5t積)を発売。
T650型には120psにパワーアップした6DS1型エンジンを搭載、T651型には130psを発生する6DS5型エンジンが搭載されていた。

1971年4月、T650型/T651型のバリエーション車として特装車5車種を発売。(トラッククレーン、ミキサー、タンクローリー、簡易クレーン付き車)

1972年8月、排気量アップと出力アップを図った新エンジンを搭載するとともにラジエーターグリル周りを変更。
このとき発売されたのは、6DS3型(5,103cc、125ps)エンジンを搭載したT652型(4t積)と6DS7型(5,430cc、135ps)エンジンを搭載したT653型(4.5トン積)

1974年2月、新開発エンジン6D10型(予燃焼室式5,974cc、145ps)を搭載したT654シリーズ(4~4.5t積)を発売。

1973年1月、中型トラックのキャブを改良し、視界、安全性、操縦性、居住性などの向上を図り、ドライバーの肉体的、心理的疲労の軽減を図ったデラックス仕様を設定。T650系のカスタムキャブとして発売した。

1975年6月、中型トラックでは当時国内最強パワーを誇る直列6気筒直噴ディーゼル6D14 型・160psを搭載したT656型を発売した。

1976年7月、中型トラックのT65系をフルモデルチェンジ。「FKシリーズ」として発売。

| Mitsubishi / FUSO | 13:17 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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【Ranger KM】 カッパ顔のレンジャーが居た!

この春より転勤をことになり、仕事の引き継ぎ、引越しの準備、子供の入学の手続きなど、慌ただしい日々が続いたことにより、ブログの更新を出来ずにいましたが、ある程度落ち着いてきたので最近のネタをご披露いたします。

5月連休中は北海道へ飛び、前々から計画していた物件巡りを決行!
順調にお目当ての車体に遭遇していた中、途中に意外な大物を発見することが出来ました。

”初代 日野レンジャーKM”

国内では現役車どころか廃車を見るのは非常に難易度が高いので、発見した時は「Waoooo!」とその日の最高瞬間高揚度を記録しました。

Ranger KM型 について

Hino_Ranger_KM_Vacuum_1.jpg
こちらが北海道で眠る初代レンジャーKM型。
ドア開閉が前ヒンジの後ろ開きタイプなので、年式は1968年頃でしょうか。 キャブ周りは錆が進行しだしていて鉄板に穴が空いている部分もありますが、屋根の抜け落ちもなく、お金次第ではレストアも可能なコンディションでした。 

レストアするに当たっては正面の日野マーク以外は欠品部品はなさそうですが、60年代に採用されていた小ぶりの日野マークは探すのに困難を極めそうです。

バックミラーは小判型のミラーが標準ですが(アンダーミラー無)、この車は樹脂製のスクエアタイプとアンダーミラーを取り付けていた形跡が残っています。またミラーを交換したことにより、振動を抑えるためだろうか、グリルに直結したステーを新たに追加していました。

Hino_Ranger_KM_Vacuum_2.jpg
ボディ架装は 「タンクローリー?」
いや、北海道らしく「ミルクローリー?」
と思った人がいるかもしれません。

後ろ姿はご覧のとおり「バキューム架装」でした。
さすがに現役を退いてから月日が経過していたため、例の香りはありませんでしたが、この後ろ姿を見ると映画「トラック野郎 爆走一番星」の桃次郎と関根勤(当時:ラビット関根)のシーンを思い出します。 吸入・排出用のコックにはご注意してください。

自動車ガイドブックによると、タンク容量は3,750ℓで最高速は95km/hだとか。

Hino_Ranger_KM_Vacuum_3.jpg
カッパ顔のアップ。 いやぁ 見事なカッパ顔ですね。
グリルとバンパーを再塗装しただけでも見栄えが向上するし、RANGERの切り文字エンブレムが残っているのも素晴らしいです。 

設計者目線で気になったのは、ウインカーのレンズカバーのビス本数。
多くないですか、これ。

Hino_Ranger_KM_Vacuum_4.jpg
キャブはセミチルト方式を採用しているそうだけど、本当にチルトするんだろうか?
室内側のエンジンフードを脱着してエンジン整備が出来るようなので、どちらにしても中途半端なセミチルト方式だったのかもしれません。

Hino_Ranger_KM_Vacuum_5.jpg
インパネは計器類を中心に、ノブ式スイッチ、鉄板むき出しなど実用一辺倒で、今の軍用車よりも加飾を省かれた男の仕事場という感じです。

ヘッドレストは運転席から助手席までつながっており、脱着して仮眠用ベット用で使うのかもしれませんね。

1968_Hino Ranger_KM
こちらは1968年に雑誌広告されていた時の画像です。
レンジャーKM自体の写真写りが悪く、雑な造りの広告ですね・・・。

当時は4t積の三菱ふそうT620が爆発的に売れ、3.5t積から4t積にシフトしている時代。 「3.5t積トラックの決定版」というキャッチコピーも残念な感じがします。


【Hino Ranger KM 3.5t積(後期型)】
推定年式 1967-1969年
絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★★★
状態  廃車
撮影地 北海道
撮影日 2014年4月
 

【1963年10月】レンジャーKM300を発表。経済発展と共にトラックは6t、8t、10t積と大型化されていくが、4t以下は2t車しかなく、4t車と2t車の隙間を埋めるべく登場した。
【1964年7月】レンジャーKM300型(標準)とKM320D型(ダンプ)が発売され、同年の暮れに長尺車のKM340型が追加された。
【1966年頃】フロント周辺のデザイン変更とともに乗車定員が2名→3名となる。
【1967年11月】KM300シリーズのマイナーチェンジを行い、約40ヵ所に及ぶ変更とエンジンは90馬力から100馬力アップ。大型ワイパーとウインドウォッシャー等を採用するなど、悪天候時での安全性を高めた。

【1969年1月】レンジャーKL型(4~4.5t積)の発売後もレンジャーKM300シリーズ(3.5~4t積)を併売。
【1969年11月】レンジャーKM300シリーズのモデルチェンジを行う。キャブの全長を55mm延長して居住性を高めるとともに、ドアの開閉を後ろ開きにしたり、強化ガラス、ソフトパッドを採用したり安全性に考慮した。またグリルやウインカーは日野製キャブ統一デザインに変更された。
【1971年4月】レンジャーKM300シリーズのホイールベースを延長するなどの改良を行い、同時にKQシリーズを発売。
【1978年4月】レンジャーKM300シリーズのモデルチェンジを行い、KM500シリーズとして発売。エンジンはDQ100型(110ps)を搭載して動力性能のアップを図った。また、ハイバックシートやサイドミラーの大型化などの安全性を高めている。

【1979年頃】昭和54年排ガス規制に適合する形でK-KM系に改良、ネーミングはレンジャー3Mに変更される。
【1983年頃】昭和58年排ガス規制に対応するP-KM型が発売。グリルにはシルバーの縁取りと、RANGER 3Mのエンブレムが取り付けられた。
【1984年】レンジャーKM/3Mシリーズを20年ぶりにモデルチェンジを行い、ベットレスのデーキャブレンジャー3B型4C型に切り替わる。

| Hino | 12:21 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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