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【三菱キャンター T90系前期】 北の大地で大物収穫

北海道の農村地帯を走っていると、ジャガイモの植え付けや収穫作業で中小のトラックを見かけます。
3代目キャンター、2代目エルフ、2代目日野レンジャーKL、初代ニッサンディーゼル コンドルなど、30年前のトラックが現役で畑作業に従事しており、その働いている姿は一見の価値があります。

そんな強豪がウジャウジャしている中で、とんでもない大物が目の前に現れたのでした。

T90系 三菱キャンターの前期型

2010年に三菱ふそう喜連川研究所において、3世代のキャンターがレストアされた話は聞いており、その中の一台がT90系前期型でした。「レストアしたT90系前期を見てみたいな~っ」と思っていたのも手伝って、ツチノコを発見したような気分でした。

Canter-1.jpg
T90系前期型のグリルは細い横バーがコーナー部まで回り込んだデザインですが、後期型になるとV型のグリルで灯体の横にはウインカーが移されます。

バンパーはドア下のステップ部に繋がるようなデザイン処理で、各所にデザイナーの拘りの部分が見えますね。

写真では見えにくいですが、ドアサッシュ後方のピラーには”D”のマークが取り付けられています。これはディーゼル車を意味しており、ガソリン車は”G”マークが付くんですよね。

Canter-2.jpg
フロント周りを見てみると、CANTERの文字が独立したエンブレムになっていますね。コストを安く抑えるためには連続した文字にした方がいいし、酷いものならステッカーで済ませたりする車が多い中、拘りを感じます。

それからラジオアンテナの取り付け位置。
アンテナ感度が悪いのかアンテナ長が長く、ピラーに取り付けた場合は車庫等に当たってしまうせいか、フロントパネルに取り付けられています。
Canter-3.jpg
前後とも泥除けがないせいか、大き目のリーフサスが異常に目立っていました。

テールランプはT200系(Vキャン)の丸型4灯式ではなく、細長い横長タイプで、内側から外へクリア、オレンジ、レッドの構成になってます。

右端には収穫されたジャガイモのコンテナが並んでいるのが見えますね。

Canter-4.jpg
ステアリングとメーター周りを確認してみると、黒一色のシンプルなデザインに仕立てられています。
エアコンの吹き出し口やエアバックも無く、必要最小限のスイッチ類だけなので非常にスッキリしていますね。
メーターはスピード計のみで120km/hを刻み、オドメーターには2.3万キロの表示。

【Mitsubishi Canter T94AD】
推定製造期間 1968-1970年

1968年7月1日、2t積小型トラック「キャンター」のエンジン、シャシを一新した「ニューキャンター(T90系)」を発売した。 今回のモデルチェンジでは2t積車クラスのディーゼル車比率の高まり(4~5割)によるディーゼル車の強化、安全性と耐久性を一段と高めている。 キャブスタイルは全体的に丸みを持った力強いスタイルに生まれ変わり、明るく落ち着きのあるグレーイエローのボディカラーにフロントグリルとバンパーはホワイトで色分けして新鮮さを出している。また、4灯式ヘッドライトは低い位置に変更された。 生産ロケーションは川崎から水島製作所に移管されており、エンジンは新開発の4DR1型2,384㏄(75ps)ディーゼルを搭載し、最高速度は95㎞/hとこのクラス最高水準の性能を発揮した。

1968年10月14日、ニューキャンター(T90系)に新開発のガソリン、KE42型直列4気筒1,995cc(90ps)とKE47型直列4気筒2,315cc(95ps)とKE42型(90ps)を搭載し、このクラス最高水準の性能を発揮した。 同時にダブルタイヤダンプを追加している。

1970年7月15日、ニューキャンターシリーズに外装、内装、足回り、荷台などのマイナーチェンジを施すと共に、新たに2.5t積ディーゼル車、3t積ガソリン車の追加した。 装備ではヒーター、ヘッドレスト、シートベルトが標準装備され、いっそう安全で使いやすい車としている。 ディーゼルエンジンは従来の4DR1型から4DR5型2,659㏄(80ps)に変更され、オーバートップ付トランスミッションの採用により、最高速度が110㎞/hへと大幅に向上している。 外観はV字形状が印象的なラジエーターグリルを装着し、フラッシャー、フロントエンブレムをダイナミックなものへ変更された。 ボディカラーはミストブルーグリーンにコメットホワイトのグリル、ダークグレイのバンパーとし、シックで安定感のある色調としている。 またステップを改良し乗降性を良くしている。
 
1973年、3代目キャンターが登場したことにより製造中止。

絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★☆
満足度 ★★★★★
状態  現役車
撮影地 北海道
撮影日 2011年10月

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| Mitsubishi / FUSO | 22:11 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いや~これはレアですね!!
現役で稼動しているのはほとんど見ませんでした。

初代が4ナンバーのリヤシングルしかなかったのに対し、2代目からは1ナンバーやリヤWタイヤが出てきたように記憶しています。
マツダのE2500→タイタンなどと同じく、ヘッドランプの位置を低くするとスマートに見えるものですネ。
ふそうに限らずこのころのメーカ色の明るいグレーも懐かしいです。
蛇足ながら私的にはT90→VキャンはFMCでなくビッグMCと受け止めていますが。

そういえばこのころの4Noダンプはキャブバックにスペアがあったのですね。
建設資材は3Mものも多く、これじゃ3Mものの資材がはみ出して使いにくかったかも知れませんね。
2tダンプは後にWB間に斜め吊りのスペアに変化していくのだと思います。

| 元はとばす | 2011/10/08 13:02 | URI | >> EDIT

北海道が本領を発揮しましたね!!まあ、初代コンドルやレンジャーKLが普通にいるのが既に怖いですが…(笑)

このキャンターは凄いですね。このグリル!!Vグリルさえあまり見たことがないのに…
Dエンブレムは外れていることが多いですが、残っているのには感動しました。ディーゼルもジープとは違う型式のエンジンですね。壊れたら大変そうです。

ラジオアンテナ付きは貴重かもしれません。T90後期のカタログを見たんですが、ラジオはオプションだったようでアンテナ無し車も載ってました。

| EP100 | 2011/10/09 08:23 | URI | >> EDIT

これが北海道の本領発揮といったところでしょうか・・・。
前回仰っていたとおりこちらに目が行ってしまうのも分かりますね(笑)


2代目は3代目の影が強すぎるせいかキャンター史上ではマイナーな存在ですが私はこのすっきりとしたこちらの方が好みだったりします(笑)

| 車大好き兄弟 | 2011/10/09 11:20 | URI |

元はとばす様
私も昔はT90後期とT200のVキャンをMMCだと思っていました。キャブデザインが似ていますからね。
キャブバックのスペアタイヤは、2代目エルフダンプやT200キャンターのダンプで採用されている車両がありましたね。エルフの方はトミカダンディでキャブバックのスペアタイヤを採用されていたと記憶しています。

| Route★ZERO | 2011/10/10 07:36 | URI |

EP100様
北海道のこのエリアは感覚がマヒしてくるんですよ。
70年代の古いトラックが普通に見られるので、80年代前期の古いトラックを見ても通り過ぎる事が多いんです。

ラジオアンテナをフロントパネルに取り付けられているのはT90の特徴ですね、残念ながらT200には継続されていませんが・・・

| Route★ZERO | 2011/10/10 07:42 | URI |

車大好き兄弟さま
はい、これが例の物件です。
キャンターが売れ出したのは、Vグリルを採用したからのようで、顧客ニーズに沿ったラインアップ拡充などのテコ入れしながら人気モデルになっていったようです。

私の子供の頃のキャンターといえば、T200系のVキャンか黄金キャンターばかりでしたよ。

| Route★ZERO | 2011/10/10 07:47 | URI |

キャンターT90が現役とは・・・泳ぐシーラカンスを見かけたような気分だったでしょうね。この季節、何度か北海道を旅しましたがVキャン・2代目エルフなど数台、目撃しましたがここまで旧い"現役車"は見たことがありません。
北海道は関東と違って排ガス規制もなく、冬場は倉庫で永く眠っていて、短い農繁期には農家の人が大切に使っているので旧いトラックの存在と現役率がすごく高いですよね。
このまま動く限り、北の大地で活躍していてほしいと思います。
ちなみに、エンジン音は三菱特有の高サウンドだったでしょうか? そっちも気になります。

| toshi | 2011/10/11 00:52 | URI |

toshiさま
農繁期には普段納屋に入った古いトラックが動き出すので、レアな個体を見かける可能性が高いですね。農家の方々は機械整備に詳しく、手入れも行き届いている事が多いので、トラックに限らず古い農機も多く見かけます。

残念ながらT90前期のエンジン音が聞くことはできませんでした。(所有者が農作業中だったので)
T200系キャンターであれば、「ガラガラガラッ」っと複数台のエンジン音を聞くことができたのですが・・・

| Route★ZERO | 2011/10/12 10:26 | URI |

小生も幼児~小学生であった1970年代、このT90型二代目三菱キャンターはVキャンを中心に嫌になるほどお目にかかりました。
この横縞グリルの初期型T90(1968年、初代デリカと同時期に発売!)も1980年頃まで一定量走っており、こちらはガソリンエンジン搭載の個体を主に見かけたものです。
キャンター用の4気筒2.0リッターガソリンユニットは粘っこい快音を発して、見るからに「トルクでクルマを引っ張っている」ような走りっぷりを見せていました。
現に小生の身近では小学校の同級生のH.A嬢の家が印刷業を営んでおり、自宅付近の倉庫にVキャンの4ナンバー、2.0リッターガソリン(ボディカラーは粘土を思わせる「アラスカグリーン」)で搬入をしていたのを毎日のように見かけていました。

| 真鍋清 | 2012/11/13 19:14 | URI |

真鍋清さま
おっしゃるとおり、70年代はT90型Vキャンター(後期)を見ていましたが、当時はてっきりT200型の初期型だと思っていました。

1987年頃、同級生の自宅が牧場を経営しており、当時でも古く感じたT200を自慢していたのを思う出しました。「俺のうちのキャンターはカスタムだ!」「他のと一緒にするな!」と。その後、その牧場は閉鎖されてしまいました・・・

| Route★ZERO | 2012/11/17 10:36 | URI |















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