
田舎町のどこにでもありそうな自動車整備工場の敷地内で、ナンバーが外された車両の中に珍しいトラックを見かけた。
撮影時はダイハツ ベスタかな?と思っていたが、自宅に戻って調べてみるとV150だった事が判明。
初代デルタの緑色は有名だが、V150でも緑色が採用されていたんですね。
車体を確認すると、後輪はシングルタイヤの平床三方開きで、レッカーの櫓を組んだ仕様になってました。
欠品もなくて状態も良さそうなので、お金を掛ければ公道復活も可能な状態に見えました。

【Daihatsu V150 平床三方開き(後期型)】
推定年式 1968-1970年頃
1950年代、ダイハツの小型トラックはベスタという名称が付けられており、1500ccのV型2気筒エンジン(ガソリン)を搭載していたが、1960年を過ぎた辺りから1500cc 4気筒のFA型エンジン(ガソリン)を搭載されると、ベスタの名称は消えV200という名称で呼ばれるようになった。
1964年頃には新型Vシリーズが登場し、FA型 1500ccの他、FB型1861ccやDE型ディーゼルエンジンのバリエーションが加わることになった。
写真はヘッドライト位置とグリルが変更された1968年頃から1970にかけての後期モデルで、その後はデルタへとバトンタッチされた。
1960年代の特徴であるアップライトのヘッドライト位置や、セミキャブオーバースタイルが独特の雰囲気を持っており、丸みのあるデザインとグリル形状から”黒ひげ危機一髪”のキャラに見えてしまう。
絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★☆
満足度 ★★★★★
状態 敷地内放置
撮影地 栃木県
撮影日 2008年4月
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