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【三菱ジュピターT30/T32】 中型トラック市場の開拓者

1959年7月に発売された三菱ジュピターT10/T11系について、以前紹介したことがありますが(http://route0030.blog.fc2.com/blog-entry-69.html)今回は1964年10月に追加発売されたジュピターT30系についての内容です。

ジュピターT30型/T31型は、これまで全く縁のない車両で、この度やっと接近遭遇する事ができました。そもそも生産中止から40年以上も経過しているので、現役車両の情報ですら聞いたことがありませんでした。

Jupiter_1.jpg
この車両は一応ナンパーは付いているものの、点検シールは平成19年のままだし、各部に蜘蛛の巣に覆われ(粘っこい)ていたので稼働していないようでした。

現役ではないのかも・・・(悲)

Jupiter_2.jpg
この車が発売された頃、デザインに求められるのは、整備性の良さや耐久性の良さなどの実用的なものでしたが、一方でメッキパーツを各部に多用したり、フェンダーにはモールやエンブレム等が付みディティールにも手を抜いていませんでした。

当時のトラックは仕事で使う車ではありますが、こうして所有欲を満足させていたのかもしれませんね。

Jupiter_3.jpg
従来型ジュピターは丸目2灯式ヘッドランプと髭グリルの個性的な顔だったのに対して、
T30型/T31型は丸目4灯式の上級モデルらしい顔になりました。

この車はグリル形状から型式を推測すると、1967年(昭和42年)5月にエンジン(KE65型ディーゼル3.473cc 95ps)と荷台等の仕様を変更したジュピターT32型のようです。

Jupiter_6.jpg
最近は、この角度からの撮影が気に入っています。
バンパー端末にオプションで取り付けたコーナーポール?旗棒?が付いていますが、
ここに三角旗を取り付けたい気分!

フェンダー部のにはディーゼル車の証である「D」エンブレムが付くのですが、
何故か逆さまに取り付けていますね。

Jupiter_4.jpg
インパネ周辺はレトロチックですね。全てノブ式スイッチ類というのも雰囲気満点です。
左右対称のインパネですが、まさか左ハンドル仕様の輸出向けがあったのだろうか?
オリジナルのボディカラーは内装色のグレー系だったようですね。


昭和34年(1959)7月に発売された三菱ジュピターT10/T11型は、“中型トラック”の先駆けとして登場し、市場を独占したエポックメイキングなモデルですが、40歳以下の方には馴染みのない車ではないでしょうか。

発売当時、国内の大型トラック(6トン以上)の生産は三菱日本重工業など数社がひしめき合い、また2トン以下の小型4輪トラックはトヨタや日産が生産している状況でした。それらの中間に位置する2トン半~4トンクラスは、まだ小型3輪トラックが普及していたこともあって、どのメーカーも進出しておらず、 “ジュピター”はその隙間を狙って開発されたのです。

丁度いいサイズで使い易く、経済性や強度・耐久性に優れた点などが次第にユーザーに認められるようになり、加えて大型車の都心乗り入れ禁止等の規制適用外になったこともあって、売れ行きは好調に推移、しばらくの間は中型トラック市場を独占していたのでした。

やがて他社もジュピターが独占していた中型トラック分野に積極的に新型車を投入するようになってきたため、1964年(昭和39年)10月、従来のジュピターに加えて3.5トン積みT30型(KE61型ディーゼル2.993cc 95ps)と4トン積みT31型(KE62型ガソリン2.993cc 130ps)を新たに発売。この車両は単なる従来型の改良型ではなく、基本構造の見直しを行い、強度、耐久性および走行性能において中型トラックの最上位を狙ったものでした。

しかし一方で、このジュピターT30型/T31型と同時期に発売した、キャブオーバー型の“ふそうT620型”の発売開始早々からの爆発的人気に象徴されたように、中型トラックの分野においても、ボンネットタイプの退潮傾向が顕著になってきたのも確かで、1970年(昭和45年)3月、ボンネットタイプの3.5トン積みT32型が生産打ち切りになったのです。


【Mitsubishi Jupiter T32AD 3.5t積】
推定製造期間 1967年-1970年


絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★☆
満足度 ★★★★★
状態  保存車
撮影地 北海道
撮影日 2012年7月

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| Mitsubishi / FUSO | 01:39 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ジュピターとは…
そもそもボンネットトラックはいすゞのTXとTWしか見たことが無いですねぇ。
現在は現役か微妙ですが、逆に平成19年まで定期点検を受けていたんですからすごいと思います。

そういえばふそうT650時代に同じく4トン(3.5トン?)車としてT44っていうキャブオーバーがあったとどこかで読んだ気がするんですが、あれは元ジュピターブランドなんでしょうか?

| EP100 | 2012/08/30 00:27 | URI | >> EDIT

こんばんは。はじめまして。
ボンネットトラックは最近は廃車体でもほとんど見ることができませんが、このような個体が存在するのが驚きです。
北海道は偉大ですね!?

各車の説明が詳しく書かれているため、素人の自分でもよくわかるのでありがたいです。

実は先日、山梨県に出向いた際に日産バイソンを発見し、それを調べようと検索したら貴殿のブログに自分が撮影したものとまったく同じものが出ておりまして調べることができた訳です。

今後もよろしくお願いします。

| カネヒデ | 2012/08/30 23:01 | URI | >> EDIT

売れ残り不良在庫となったジュピターの顛末


奈良の魚谷という林業機械(今はサトウキビコンバインかな)に引き取られ、改造されてモービルクレーンとして販売されていました。
前後逆(EGが後ろ)で前にユニックみたいな竿が飛び出している妙な機械です。


運転には相当な熟練を要したとのこと(熟練するまえに事故で…という話もよく聞く曰く付きの機械です)

| Big Muski | 2012/08/31 21:36 | URI |

EP100様
ボンネットトラック自体、少なくなってしまいました。
その中でも割と発見しやすいのが、いすゞTW系ではないでしょうか。

いすゞは戦時中に陸軍用のトラックの94式6輪自動貨車や、その民間用として販売された「いすゞ」によって、政府や民間からの支持を集めたのでしょうね。


「ふそうT44」はジュピターのシャシにキャブオーバー化したもので、1965年に投入した三菱ジュピターT40型(3.5t積)が初代になります。
しかし、ふそうT620型の4t積車が人気になったことで販売は減少し、一度は生産中止になったのですが、1972年にふそうのラインアップ強化として再生産され「ふそうT44型」として発売されました。しかし、販売は好調と言えず1976年に製造中止になりました。

| Route★ZERO | 2012/09/03 08:26 | URI |

カネヒデ様
はじめまして、ありがたいコメントを頂き嬉しく思います。
北海道は、特殊トラックが多く、年間走行距離も少ないので運がよければボンネットトラックなど見かけます。

山梨県にはバイソンが3台程確認されているので、その中の一台かもしれませんね。ブログに書いた不動車のバイソンであれば、結構有名になっていますね。

今後も宜しくお願いします。

| Route★ZERO | 2012/09/03 08:33 | URI |

Big Muski 様

在庫となったジュピターがそういう形で流れていたとは知りませんでした。

有識者ならではの情報ありがとうございました。

近畿エリアでモービルクレーンの写真も数点撮影したことがあったので、魚谷かどうか確かめてみると、全く違う製品でした。

| Route★ZERO | 2012/09/03 08:42 | URI |

小生もこの三菱ジュピターT30型は1980-81年頃に現役で走っているのを自宅付近で何回か見たことがあります。
時に小生10-11歳、ちょうど小学5年で一台は平ボディで水色の塗色、もう一台は建柱車でした。
ともに♪クアアアー、フォーーー ヒーヒーヒーン♪~という建機を思わせる高周波のディーゼルサウンドを轟かせながら喘ぐように走っておりました。
そんなジュピターの勇姿に一目惚れ、自分でも自転車で懸命に追いすがろうとして案外容易に追いついてしまった思い出もあるほどです―あれは学習塾の夏期講習に向かう途中でした。
さて今週末の10月21日には埼玉県所沢市のところざわ自動車学校でクラシックカーフェスティバルが開催される見込みですが、「憧れのマドンナ」ジュピターT30/32系が出場しないか心からウズウズして待ち望んでいる最中です!

| 真鍋清 | 2012/10/15 05:30 | URI |

真鍋清さま
1980年頃にジュピターT30型の事を知っている小学生なんて、なかなかいないですよ。よっぽど印象的だったのでしょうね。当時、私の地域でも建柱車を見かける事が多く、架装のドリルがカッコよく感じたものです。

所沢のクラシックカーフェスティバルは2年ぶりの開催になりますね、いつもなら商用車を一角に集めて展示してありますが、ご期待の車両があることを願っています。

| Route★ZERO | 2012/10/20 19:38 | URI |

遅れてどうもすいません。
ご指摘のところざわ自動車学校のクラシックカーフェスティバルに10月21日に足を運びましたが、残念ながらというべきか予想通りと言うべきか三菱ジュピターT30系は全く見当たりませんでした。その代わりというべきか、1966年式日産プリンス・クリッパー2ton車の1900cc/G2型プリンス製4気筒エンジン(そう、プリンスグロリアStdに積まれていたものと同型!)の♪ロロロロ、スオーン♪~という長閑なエンジン音を聞けただけでも良しとすべきで、贅沢は言えないのかも知れません。
他には軽商用車(1969年式ダイハツハイゼットやマツダ・ポーターキャブ、スズキキャリイ他360cc軽トラ)ぐらいで期待したトヨタ・スタウトもマスターラインも姿を見せませんでしたが、旧式商用車を見たいならNOx法の圏外にある地方のクラシックカーフェスティバルに行くしかないというのが思わせぶりですね。

| 真鍋清 | 2012/10/26 20:57 | URI |

真鍋清さま

旧車愛好家が個人でトラックを収集するには、維持費等の面でも小型トラックが限度ですから、三菱ジュピターが居ないのも仕方ないですね。

ところざわには、過去にトヨタ・スタウトやマスターラインが展示されたこともあるので、来年や他の旧車イベントに期待しましょう。

| Route★ZERO | 2012/10/29 22:15 | URI |















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