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【三菱ふそうT410】 全国的に珍しいボンネットトラック 

5月連休は北陸方面の博物館巡りを行っていました。

前々から気になっていた日本自動車博物館などを見て回ったのですが、移動の際には現役の古い商用車を気にしていたものの、なかなかこれといった個体とは巡り合うことができませんでした・・・

全国的に昭和時代の車両の生存率が著しく減少しているのを実感し、数年前までは普通に見かけることができた黄金キャンター(小型トラック)やふそうFK(中型トラック)もほとんど見かけることができませんでした。

そうした状況下、5月連休中に群馬県内を移動中、久々に感動できる個体に巡り合うことができたんです♪

Fuso_T410_1.jpg
新緑がきれいな山間の旧道沿いで目撃したのがこの個体。
最初は1961年に発売された三菱ふそうのT330型8t積ボンネットトラックだと思ったのですが、どうもフロントタイヤのトレッドが狭い感じがしたので、自宅に戻って確認するとT330型をベースに6.5t積として1963年に発売されたT410型のような気がします。

この場所は元々会社の敷地だったようですが、今は個人の倉庫代わりに使われているような感じになっており、T410型の他には事務用スチール机やイス、ブラウン管テレビ、スチールラックなどいろんなものが置かれています。

全国的にもT330/T410系(丸目2灯式)の廃車車両の目撃話は聞いたことがないので、非常に貴重な車体だと思うのですが、この車体が放つ独特なオーラに対し、妻は「お化けが出そう・・・」ととんでもない事を言っていました。

三菱ふそうの社史に、T330型とT410型の1964年までの生産台数が出ていました。
【T330型】
1960年8月から1964年までの4年5ヶ月に発売されたのが5,854台(約110台/月)
【T410型】
1963年2月から1964年までの1年11ヶ月に発売されたのが650台(約28台/月)
丸目4灯式にモデルチェンジするのが1966年3月なので、T330/T410型の生涯販売台数をラフ試算してみると8,500台(うちT410が1,000台強)だと推測します。

Fuso_T410_2.jpg
前モデルのT33系に対してT330型ではアリゲーター式(上に開く)ボンネットを採用することで、整備性の向上が図られているのが特徴で、また同時にフェンダー回り等を大量生産に向くオールプレス化の構造に改め、生産性の向上とコスト低減の目的で生産性は飛躍的に増大。しかし当時は樹脂部品が一般的ではなかったので、デザインの苦労の跡が見てとれます。

また、フレーム前部をキックダウンし、ラジエーターの高さを下げボンネットを低くすることに成功。これにより視界の拡大と近代的機能的スタイリングになった訳ですが、フロントウインドーはガラスの成型技術の問題なのか従来方式の2分割式を採用していますね。

T410型6.5t積を発売した背景として、市街地を走行するクルマの幅、重量、高さ、長さ、最小回転半径を規制する車両制限令(1961年7月17日公布)が全面施行になったのに対応して、市街地を走行可能な大型車として発売したもので、T330型8t積をベースに、エンジンはDB31型(65ps)ィーゼルを搭載したものでした。


【Mitsubishi Fuso T410(前期型)】
推定製造期間 1963-1966年


【1960年8月】 法規改正の対応によりT33型のスタイルにフラッシャーランプとフェンダーマウントのバックミラーを取り付けた車両をT330型として発売した。
この時「ニュートラック」と命名。

【1961年2月】 T330型をフルモデルチェンジし8t積“新T330シリーズ”が登場。
アリゲーター式ボンネットを採用した流線型スタイルとなり”ニュースタイル”と命名。

【1961年】 T330型をベースのトラクタ“T350型”(5輪荷重8t)を発売。

【1963年2月】 車両制限令に対応した市街地走行可能な“T410型”6.5t積車を発売。

【1966年3月】 T300系、T400系ボンネットトラックのスタイルを一新して発売。
ヘッドライトを丸型4灯式に変更するとともに、大型化されたフロントグリルに変更。
また、曲面フロントガラスの採用されたキャブは完全プレス化となる。

【1968年6月】 T330型8t積に200psエンジンを搭載し”T800F型”として発売。
高速連続走行にも十分な威力を発揮した。

【1969年8月】 T330系、T410系、T800系を一気にモデルチェンジを行った。

絶滅度 ★★★★★
レア度 ★★★★★
満足度 ★★★★★
状態  屋根下保管車
撮影地 群馬県
撮影日 2013年5月
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| Mitsubishi / FUSO | 23:00 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ふそうT410/T330ともにアメリカ車1959年式ポンテアック(GM)を彷彿させる左右対称の二分割マスクが泣かせますね!
1966年3月以降のふそうT400系はキャビンのプレスを一新して骨太なイメージを身につけた反面、いすゞTD型に近づいたデザインでどこか個性が薄れてしまったのが玉に瑕かと思います。

| 真鍋清 | 2013/05/07 12:05 | URI |

強烈です。子供の頃、近くのボート屋さんがT330のトラッククレームを所有していたので個人的には馴染みがあります。
さて久々に映画ネタ。
T330が登場する映画も複数有るでしょうが、1970年渥美清主演『喜劇 男は愛嬌』の中で登場、あろうことか副主人公の長屋のあばら家に突っ込みそのままとなります。
奥さん仰るように『夢に出てきそう』なお化けのように強烈です。
川崎~鶴見の工業地帯が舞台なので個人的には行き交うトラックにも興味深々です。
さてこの森崎東監督、同年の『男はつらいよ』のラストでも湯の山街道を走るT330ダンプが登場、ふそうファンだったのかな?(そんなわけないですが)

| 元はとばす | 2013/05/08 14:16 | URI | >> EDIT

元はとバス様へ
ふそうT330が登場する映画「喜劇 男は愛嬌」は実話をベースにしたそうな。
1970年初春に地方の民家に盗まれたダンプ=ふそうT410型(6.5トン積みの丸型四灯)を運転した容疑者「馬場博行」氏が突っ込み、示談でダンプの持ち主を訴えても「俺はダンプを盗まれた者だ」と開き直るばかりでラチが開かず、一方ダンプを運転していた容疑者は行方不明になってしまったというストーリーが1970年の文藝春秋のある号に掲載されておりました。
小生も「喜劇 男は愛嬌」を1978年ごろ日本テレビ「日曜映画劇場」で日曜午後に見た記憶があり、ふそうT330トラックの運転席にお化けのように七三分けの「かれ佐藤蛾次郎氏」(登場人物=亀吉役)が浮かび上がり、その妖感漂う不気味さに幼心に迫力を感じた次第です。

| 真鍋清 | 2013/05/08 19:49 | URI |

真鍋清様、追記有難うございます。
いやあそんな話、初耳でした。
6月公開ですから実際の事件はもう少し前かもしれませんね。
大阪万博の真っ最中でも(過剰演出としても)庶民の暮らしぶりはまだまだんな感じだったんですね。
60年代はバイパスもほぼ皆無で一桁国道でも民家の軒先をかすめて通行してましたから『突っ込み屋敷』も現在の比ではなく社会問題化していたようです。

他T330の映出は『ゴジラ対ガイガン』だったかの冒頭、デュアルライトの後期ですが『仮面ライダー』等登場ギリギリ現役(或いは再放送)の世代でしたのでそう言うシーンは何となく記憶があります。

| 元はとばす | 2013/05/09 06:04 | URI | >> EDIT

真鍋清さま
1966年のモデルチェンジにより、個性的な2眼ヘッドライトからマイルドになってしまいましたね。この時期のボンネットトラックはいすゞが強かったので、デザイン的にかなり意識したのかもしれませんね。

| Route★ZERO | 2013/05/10 22:33 | URI |

元はとばす様
乗り物好きな子供であれば、近所に停まっていた車って大体覚えていますよね。残念ながら私のご近所にT330系を所有している事業者はいませんでしたが・・・

古い映画をご視聴される際に、スクリーンに出てくるトラックなどウォッチングするのは私もやっていますが、見ているジャンルが偏っているためか、皆様の知識の豊富さに驚くばかりです。

| Route★ZERO | 2013/05/10 22:51 | URI |















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