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【三菱ふそうFV】 北陸のFシリーズ前期型

先の五月連休は、以前から訪れてみたかった石川県小松市の「日本自動車博物館」に向かう事にしました。 博物館までの道中では、街中の自動車やトラックなどを気にしていたものの、カメラに収めたいような貴重な車体はほとんどなく、諦めムードが漂う中で国道をひた走っていた時の事です。

道路脇から国道に合流しようとする”三菱ふそうFシリーズ(前期型)”を発見!

その場は何もできすに通過したものの、先回りしてなんとかFシリーズの尾行に成功。 

Ishikawa_Fuso_FV_1.jpg
信号の切り替わりは「ドキドキ」ものです。
2年前の栃木では同じキャブを持つFP型(4×2)タンクローリーの尾行の最中に信号に引っかかってしまい、見失ってしまったという大失態があったので、今回の尾行は同じミスを起こさないようにピッタリと後を追うような形で追跡を開始。

追跡しながらこの車体について観察すると、最後輪の軸にもデフがあるので6×4駆動のFV型だと判明。 またキャブバックと鳥居の間にセルフローダー用の油圧ジャッキが直接フレームに取り付けられているのが分かります。 これによって車体のフロント部分を持ち上げ、重機を荷台に乗せやすくしているものですが、この機構は1960年代に三菱ふそうがこの”セルフローダー”として特許を取得していたんですよね。

Ishikawa_Fuso_FV_2.jpg
しばらく尾行を続けると、三菱ふそうFV型は大型機械の整備工場へ到着。 
最初は「整備済みの重機を運搬するためにここへ来たのだろうな」と思っていると、どうも違っている様子で、この子自身が整備場の方へ向かっていったのです。

FVの運転手に事情をお話ししてカメラの撮影の許可を頂くと、「どうりでピッタリ後をついてくる車がいたわけだ!」と言われてしまいました。 この運転手は建設会社の社長さんで、いろいろとお話を伺うと”ふそうFV”にかなりの愛情を注いでいることが分かりました。

「35年前のトラックだ!」とおっしゃっていたので、単純に考えると1978頃の三菱ふそうFV型(前期)(FV119Qセルフローダーかな?)だといい、近くに居た人は「骨董品だろっ(社長は)死ぬまで乗っているだろう」と言っていましたが、とんでもない!! 

古いトラックの中でもこのFV型の人気は凄いんです!!

Ishikawa_Fuso_FV_3.jpg
このFV型は遠くは海を越えて北海道まで行ったことがあるらしく、ちょこちょこ修理しながら走行距離は120万キロに達しているとか。 最初は12万キロの間違いだろうと思って聞き直したのですが、間違いなく120万キロだという。 乗用車では10万キロで廃車にするケースが多く、20万キロまで行くなら自慢するレベルなのに、使用頻度が多くない重機運搬車で120万キロとは恐れ入ります。

「夏場は暑いのでは?」と聞くと「ちゃんとクーラーが付いているぞっ」「ちょくちょく壊れるけど・・・」と言っており、夏のクソ暑い日でも安心して乗れることが分かりました。

運転席側のフロントホイルには、乗車する際に足をかけるステップリングが取り付けられ、履いているタイヤはスタッドレス仕様となっています。 リヤホイールの白いラインとフロントの黄色のV字ラインは当時の車らしく雰囲気満点でした。

個人的な好みでいうと”DXタイプのホイールキャップ”が付いていれば最高です。

Ishikawa_Fuso_FV_4.jpg
このFV前期型は一見ノーマルのように見えますが、実は細かな部分で改良がされています。 まずは助手席側のドアパネルが後期型(通称ブラックマスク)のセーフティウインドゥ付に交換されているし、ワイパーも防眩加工された艶消しタイプになっています。 それから運転席側のミラーステー形状も後期型の短いタイプになっていました。

社長さんの話によると、「純正のライトは暗かったので交換している」とのこと。
バンパーに埋め込まれたフォグライトは、純正がクリアーイエローだったのに対しクリアーに色調変更されたタイプに変更されています。

Ishikawa_Fuso_FV_5.jpg
細かな傷や錆等が若干見られるものの、他の同年代のトラックに比べるとピカピカです。 日常の手入れの行き届きと保管状況の良さからいえるものでしょう。
メッキグリルも状態がよくて眩しいくらいです。 

なお、登録ナンバーは自家用の白ナンバーから営業用の緑ナンバーに変更されたため、3ケタナンバーになっていました。

お忙しいところ、社長さんをはじめ、関係者の皆様にはいろいろとお世話になりました。 社長さんの「まだまだ乗るよ!」という言葉がとても嬉しく感じました。


【Mitsubishi FUSO FV (前期型)】
推定製造期間 1973-1979

1973年12月、それまでのTシリーズからFシリーズにフルモデルチェンジ。
搭載するV8ディーゼル エンジンはTシリーズのDC型を受け継ぐものの、石油ショック以後の低燃費のニーズに応えて予燃焼室式から直接噴射式に変更。8DC4型(265ps)と8DC8型(305ps)の燃費とパワーを両立するエンジンを搭載しました。外観はクリスタルカットと呼ばれるシャープなキャブデザインが特徴で、室内は操作性と快適性を向上させている。

1979年、Fシリーズの大幅モデルチェンジを実施。
主に昭和54年排出ガス規制に適合するエンジンとともに、内外装のグレードアップも図られた。フロント周りでは"ブラックマスク"と呼ばれるグリルを装着し、ミラーステーやポジションランプのクリア化が行われ、ワイパーは黒塗装になる。

1983年、大型トラックシリーズのフルモデルチェンジ。
従来のFシリーズから、ザ・クレートシリーズに切り替わった。

絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★★
状態  現役車
撮影地 石川県
撮影日 2013年5月
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| Mitsubishi / FUSO | 16:27 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

これはたまりませんねぇ(笑)

塩害が酷そうな北陸地方でFシリーズ前期型が走行120万キロですか…しかも営業ナンバーとは…
やっぱり迫力のある顔ですね!!個人的にはふそうはSTDキャップがいいです(笑)
この世代の大型で見つからないのはふそうだけなんですよ…県内で見つけるのはそろそろ限界ですかね。

| EP100 | 2013/05/12 21:21 | URI | >> EDIT

廃車体でも最近見た事が無いのに、現役でこの綺麗さとは・・・

画像で見ている分には、錆、キズ等何所にも見当たらないくらいの極上車ですね。

塗装やメッキグリルもとても艶がありますね。

助手席の安全窓には最初、少しだけ違和感を感じましたが見慣れれば、よく似合っています。

本当に120万キロ走っているトラックには見えません。

「社長さん、がんばって乗り続けて下さい!」
と言いたいです。

| とうえい | 2013/05/13 15:35 | URI |

EP100様
塩害が厳しい場所では、平成初期の車両でも錆が目立つ位なのに、このふそうFVは綺麗でしたよ。
そちらのエリアではこの型の目撃情報もないので、厳しいかもしれませんね。

| Route★ZERO | 2013/05/15 20:52 | URI |

とうえい様
コメントありがとうございます。
画像からでも状態の良さが伝わってなりよりです。

最初は後期型のブラックマスクに前期型のマスクを移植したのかも?と思っていたのですが、年式を確認して前期型だと判明した次第です。ちなみに前期型と後期型ではヘッドライトの位置が違っており、後期型の方が低い位置に取り付けてあるんですよね。

| Route★ZERO | 2013/05/15 20:56 | URI |

ご無沙汰しております。
ここまで綺麗なFシリーズ前期は、某デコトラ以来に見た気がします。
オーナーさんに今まで大事にされてきた証しですね。
これからも旧型ファンを魅了し続けてほしいものですね。

| FD830 | 2013/06/07 01:03 | URI | >> EDIT

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| | 2013/06/07 01:16 | URI |

FD830
どうも、ご無沙汰しております。
古いトラックを綺麗に維持するには、それなりのお金とクルマへの愛情が必要になるので、オーナー様の大事にされている様子が伝わってきますね。

不思議なもので、車両を見ただけで車に対する所有者の愛情が伝わってくることって大いにありますよね。

| Route★ZERO | 2013/06/08 12:00 | URI |















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