2013年5月30日、三菱自動車は軽トラックなど商用車の新規開発を中止する方針を決めた。 生産台数が少なく、採算も取りにくいため生産も段階的に縮小。 日産自動車と共同開発した軽乗用車や電気自動車(EV)などに経営資源を集中し、商用車はスズキから調達する方向で調整する。三菱自は再建に向けて優先株処理と復配を急いでいる・・・
2012年4月にスバルがサンバーの自社開発・生産が中止したのに続き、今度は三菱がミニキャブが撤退のニュースに驚くばかりです。でも、ある程度予測は出来ていたんですよね。
三菱自動車は電気自動車に開発資源を集中したため、従来のガソリン車のモデルチェンジは遅れに遅れ、一世代前のモデルを売っている状況。最近の新型車ではアウトランダーP-HEVが販売当初は好評なスタートをきったものの、駆動用リチウムイオン電池の不具合が発生して、ボーイング787機のバッテリートラブルと相まって評判を落とす結果になってしまいました。また、リコール隠し問題によって企業イメージの低下も致命的でした。
参考として国産自動車メーカーの研究開発費(2011年度)の結果を見てみると
①トヨタ自動車 8,733億円
②本田技研工業 5,821億円
③日産自動車 4,793億円
④スズキ 1,230億円
⑤マツダ 1,027億円
⑥富士重工業 539億円
⑦三菱自動車 392億円
(※ダイハツはトヨタと合算か?)
明るいニュースとしては、6月には日産・三菱の企画開発会社であるNMKV(Nissan Mitsubishi Kei Vehicle)よりニッサンDAYZと三菱EKワゴンのハイトワゴンタイプの軽自動車が発売になります。表向きは「ニッサンの高級感と品質と三菱の軽のノウハウを融合させた」と言われているけど、実は軽自動車の開発ノウハウを持たない日産が研究開発費を負担し、資金力の乏しい三菱が開発したものと想像できます。自動車業界内では軽自動車領域で元気のない2社が手を組んでもしょうがないのでは?との厳しい意見も聞かれます。
軽トラック・バンに話を戻すと、自社開発しているモデルはスズキ キャリイ、ダイハツ ハイゼット、ホンダ アクティの3車種。キャリイとハイゼットは車両価格の安さから価格コンシャスなユーザーに支持されており、アクティはMR方式という独特の駆動方式によって空荷での走行性も良く、耐久性で優位であるものの、車両価格が他の2車よりも割高なのが欠点。(注意:私の認識上)これ以上軽商用車のモデルが消滅しないことを祈ります。

画像は2011年8月に岐阜県で目撃したレアな「ミニキャブ5」
軽の規格変更に伴って1976年4月に誕生した過渡期モデルで、パワフルかつ静粛性に優れる500cc・水冷4サイクルエンジンを搭載し、ボディの新設計にともない荷台長も拡大。
1977年3月には、ミニキャブ5をベースにボディサイズと排気量を軽規格いっぱいまで拡大(550cc化)。車名も「ミニキャブ ワイド55」に変更されたため、「ミニキャブ5」は実質販売期間は1年と短命モデルでした。
2012年4月にスバルがサンバーの自社開発・生産が中止したのに続き、今度は三菱がミニキャブが撤退のニュースに驚くばかりです。でも、ある程度予測は出来ていたんですよね。
三菱自動車は電気自動車に開発資源を集中したため、従来のガソリン車のモデルチェンジは遅れに遅れ、一世代前のモデルを売っている状況。最近の新型車ではアウトランダーP-HEVが販売当初は好評なスタートをきったものの、駆動用リチウムイオン電池の不具合が発生して、ボーイング787機のバッテリートラブルと相まって評判を落とす結果になってしまいました。また、リコール隠し問題によって企業イメージの低下も致命的でした。
参考として国産自動車メーカーの研究開発費(2011年度)の結果を見てみると
①トヨタ自動車 8,733億円
②本田技研工業 5,821億円
③日産自動車 4,793億円
④スズキ 1,230億円
⑤マツダ 1,027億円
⑥富士重工業 539億円
⑦三菱自動車 392億円
(※ダイハツはトヨタと合算か?)
明るいニュースとしては、6月には日産・三菱の企画開発会社であるNMKV(Nissan Mitsubishi Kei Vehicle)よりニッサンDAYZと三菱EKワゴンのハイトワゴンタイプの軽自動車が発売になります。表向きは「ニッサンの高級感と品質と三菱の軽のノウハウを融合させた」と言われているけど、実は軽自動車の開発ノウハウを持たない日産が研究開発費を負担し、資金力の乏しい三菱が開発したものと想像できます。自動車業界内では軽自動車領域で元気のない2社が手を組んでもしょうがないのでは?との厳しい意見も聞かれます。
軽トラック・バンに話を戻すと、自社開発しているモデルはスズキ キャリイ、ダイハツ ハイゼット、ホンダ アクティの3車種。キャリイとハイゼットは車両価格の安さから価格コンシャスなユーザーに支持されており、アクティはMR方式という独特の駆動方式によって空荷での走行性も良く、耐久性で優位であるものの、車両価格が他の2車よりも割高なのが欠点。(注意:私の認識上)これ以上軽商用車のモデルが消滅しないことを祈ります。

画像は2011年8月に岐阜県で目撃したレアな「ミニキャブ5」
軽の規格変更に伴って1976年4月に誕生した過渡期モデルで、パワフルかつ静粛性に優れる500cc・水冷4サイクルエンジンを搭載し、ボディの新設計にともない荷台長も拡大。
1977年3月には、ミニキャブ5をベースにボディサイズと排気量を軽規格いっぱいまで拡大(550cc化)。車名も「ミニキャブ ワイド55」に変更されたため、「ミニキャブ5」は実質販売期間は1年と短命モデルでした。
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