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7 コメント

【いすゞエルフハイルーフ】 登場が早すぎた配送車の革命車

先週に引き続き2013年10月7日(日)、お台場で初開催された”お台場旧車天国”で気になった”いすゞエルフ ハイルーフ”をご紹介いたします。

以前に当ブログでも取り上げたことのある車両ですが、少々写真写りが悪かったので以前から取り直したいと思っていました。

いすゞエルフハイルーフ

Isuzu_Elf_Hiroof_1.jpg
1968年にフルモデルチェンジした2代目エルフをベースに、日本車初のウォークスルーバンとして「ハイルーフ」を1970年に発売。 ボディタイプは標準幅でショートボディの後輪シングルタイヤ車(TLD23VS)と、画像のワイド幅でロングボディの後輪ダブルタイヤ車(TLD53VS)の2種類を用意。

運転席と荷台がつながり室内高が1,745mmあるおかげで車内でのウォークスルーも簡単という特徴を持っているのですが、あまりにも斬新すぎたためか配送業界や小売業にはあまり売れなかったようです。

1971年当時の車両価格はベースとなったエルフ250トラック(TLD53)が103万円で、エルフハイルーフ(TLD53VS)が133万円とベースに対して33万円の価格アップ。
アルミ製の専用ボディと償却台数を考えると、許容範囲な価格設定だと感じます。

Isuzu_Elf_Hiroof_2
荷室に目を移すと、用途に合わせて棚などを設置すれば使い勝手が良さそうです。
この車両は荷台の上にも巨大なキャリアを載せており、かなり多くの荷物が詰め込めるようになっています。

以前はローマ岩島という服飾関係業者で使われていた車両のようです。

Isuzu_Elf_Hiroof_3
撤収作業を行っていた所有者に車の入手経緯を訪ねたところ、

「80年代に倉庫代わりに購入した、見た目はアレだけど昔は綺麗だったんだ」
「当時の写真があるから見せてあげる」

サンバイザー付近から取り出した写真を見せて頂くと、入手した頃の姿がありました。
(上が倉庫代わりの時代と思われ、下が路上復帰した頃の写真)
目立つ車体色と独特のスタイルから、行く先々での注目度は抜群だそうです。

”生きた化石”と表現するのは失礼かもしれませんが、貴重な産業遺産として今後も車のイベントに顔を出してほしいです。
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コメント

真鍋清 2013/10/13 22:47  編集 URL

小生もこのいすゞエルフハイルーフに今年初頭のひたちなか市のクラシックカーミーティングで遭遇したことがあります。
適度にやれた風情が渋い!2369cc/74psのディーゼルで「軽トラはハイゼットに抜かれる」時速90km/hしか出ないところがまた憎めない!
なんたってこのパープル色が数年前のフランス製(プジョー607/407)やイタリア製(ランチアテーシスならびに新登場のマセラティギブリ)の大型高級車に一脈通じる高貴さがあるのが傑作だと思う。
車大好き兄弟 2013/10/17 18:15  編集 URL

こんばんは。


昔我が家にエルフハイルーフの移動販売車(ホットドッグ屋?)がありました。


ネット上でも有名な個体ですが、所有者様が購入された当時の写真は初めて見ましたね・・・。
私もイベント等には行こう行こうと思っているのですが如何せん時間が取れないので・・・(汗)


今後も末永く現役で働いてもらいたいですね。
Route★ZERO 2013/10/22 23:29  編集 URL

真鍋清さま

関東中心に車のイベントに度々出店しているようなので、見かけた方も多いですね。

”大型高級車に一脈通じる高貴さ”というのはリップサービスにも受け取れますが、私的には使い込んだ愛着ある道具箱のように見えました。
Route★ZERO 2013/10/22 23:39  編集 URL

車大好き兄弟さま

今、我が家にトミカのIsuzu Racing Teamのサポートカーがあります。箱絵はワイド幅のロングボディ仕様っぽいんだけど、製品は標準幅のショートボディのように見えます。

忙しいでしょうが気分転換という意味でも、自分の興味のある車のイベントに足を向けるのもいいですよ。
真鍋清 2013/10/25 04:40  編集 URL

>ROUTE-ZERO様
図星!
小生の言う「大型高級車にも通じる高尚なカラーセンス」と言うのは「使い込んだ愛着ある道具箱」と言うファクターと決して相反しないものと信じて疑わないのですよ!
だって同じ年季の入った琺瑯看板でも「高尚な色づかい」の物の方が「毒々しく趣味の悪い」物よりも遥かに質朴な魅力に満ち、たとえ錆びていてもその「錆び」によってさらに風情が引き立つと言う点に気付かれないでしょうか?
それと同じことが旧式商用車についても言え、「センス良い色彩」と「使い込まれた道具感(ある種カジュアルさと言えようか)」は相当仲が良い要素と感じられてならないのです。
Route★ZERO 2013/11/04 20:43  編集 URL

真鍋清さま

”わびさび”に通じるような言葉では説明し難い美的感覚ですね。

道具の使い込んだ感や錆びて朽ちていくさまは、その道具が歩んだ物語などを感じ取るメッセージだと思うので、惹かれる理由も納得できます。
2015/12/11 00:26  編集

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