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【Hino Ranger KM】 普通免許で乗れる3.5t積だったが・・・

前回の初代レンジャーKMのネタに続き、今回は1966年にフロントフェイスを変更したモデルをご紹介いたします。 

(日野自動車のカタログは入手困難のため金銭面でも苦労します・・・)

1966_Hino_Ranger_1.jpg
初期型は1964年の登場ですが、僅か2年後の1966年にフロントマスクをガラッと変えました。ここではいつもお世話になっている「おけさ様」が呼称している”カッパ顔”としましょう。

初代レンジャーKM型は「普通免許で乗れる3.5t積」として売り出したものの、同じ時期には三菱ふそうT620型は「普通免許で乗れる最大限の4t積(しかも3人乗り)」として発売していたため、結果は言わずもがなです。

そこで日野は起死回生を願うべく”カッパ顔”のレンジャーKM型を登場させ、同時に乗車定員を2名から3名へ増やしたのでしたが相手が悪すぎました。 T620型は110psで4t積、しかもベッド付キャブで勝負になりません・・・

1966_Hino_Ranger_5.jpg
3人乗りになった車内は巨大なエンジンフードがあるため、中央に乗る人は大股開きの馬乗り姿勢になるし、シフトチェンジも邪魔くさそうです。

インパネは鉄板むき出しで、サンバイザーはバス風のクリアブルータイプが付きます。

1966_Hino_Ranger_2.jpg
こちらはレンジャーKM300アルミバン仕様で、DM100型4,313cc(90ps)ディーゼルエンジンを搭載し、最高速度は90㎞/hだとか。

幌仕様と違って食料品、飲料品、冷凍食品などを衛生的に輸送可能となり、さわやかなイメージを狙ってキャブカラーはスカイブルーになっています。

1966_Hino_Ranger_3.jpg
一方、3.5t積のKM320D(ダンプ仕様)はオモチャっぽい黄/赤のカラーになっていてチープな感じに仕上がっています。

積載量に関しては、1969年5月28日には4t積(100ps)に進化したが、
焼け石に水といったところか。


1967_Hino_Ranger_bed_1.jpg
1967年には長距離輸送ニーズに応えた”スリーピングキャブ付きKM340型が登場。
ロングボディ仕様の3.5t積ですが、1969年に発売されるレンジャーKL型までの暫定といったイメージで、スタイリングもちょっと変な感じです。この辺りで前開きドアが後ろ開きに変わったと思われます。

悪口ばかり書いてしまいましたが、実車を見てみたいトラック1台なのです。


【Hino Ranger KM 3.5t積(中期型?)】
推定年式 1966-1967年


【1963年10月】レンジャーKM300を発表。経済発展と共にトラックは6t、8t、10t積と大型化されていくが、4t以下は2t車しかなく、4t車と2t車の隙間を埋めるべく登場した。
【1964年7月】レンジャーKM300型(標準)とKM320D型(ダンプ)が発売され、同年の暮れに長尺車のKM340型が追加された。
【1966年頃】フロント周辺のデザイン変更とともに乗車定員が2名→3名となる。
【1967年11月】KM300シリーズのマイナーチェンジを行い、約40ヵ所に及ぶ変更とエンジンは90馬力から100馬力アップ。大型ワイパーとウインドウォッシャー等を採用するなど、悪天候時での安全性を高めた。

【1969年1月】レンジャーKL型(4~4.5t積)の発売後もレンジャーKM300シリーズ(3.5~4t積)を併売。
【1969年11月】レンジャーKM300シリーズのモデルチェンジを行う。キャブの全長を55mm延長して居住性を高めるとともに、ドアの開閉を後ろ開きにしたり、強化ガラス、ソフトパッドを採用したり安全性に考慮した。またグリルやウインカーは日野製キャブ統一デザインに変更された。
【1971年4月】レンジャーKM300シリーズのホイールベースを延長するなどの改良を行い、同時にKQシリーズを発売。
【1978年4月】レンジャーKM300シリーズのモデルチェンジを行い、KM500シリーズとして発売。エンジンはDQ100型(110ps)を搭載して動力性能のアップを図った。また、ハイバックシートやサイドミラーの大型化などの安全性を高めている。

【1979年頃】昭和54年排ガス規制に適合する形でK-KM系に改良、ネーミングはレンジャー3Mに変更される。
【1983年頃】昭和58年排ガス規制に対応するP-KM型が発売。グリルにはシルバーの縁取りと、RANGER 3Mのエンブレムが取り付けられた。
【1984年】レンジャーKM/3Mシリーズを20年ぶりにモデルチェンジを行い、ベットレスのデーキャブレンジャー3B型4C型に切り替わる。
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| Hino | 09:51 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ご無沙汰しております。


デーキャブレンジャーにモデルチェンジする直前の年式辺りのレンジャーKM/3Mならばネットでも目撃例が多々あるようですが前回の初期顔やマイナーチェンジ後のこのカッパ顔(笑)は廃車体でも果たして現存する個体は何だいいるのやら・・・。



私も実写を見てみたいトラックですね。
この不恰好なスタイルが逆にカッコよく思えて・・・(笑

| 車大好き兄弟 | 2014/03/08 21:47 | URI |

今回も懐かしいものをありがとうございます。

このカッパ顔(納得!)には青春の思い出があります。
昭和50年。高校演劇部の地区大会に参加する際に大道具を運ぶために苦しい部費をはたいてチャーターしてやって来たのがこのKMでした。
当時でも『前開きドア…古っ!』と思ったものです。運転手さんと同級生の女の子と3人乗って急坂を1速を使わないと登れませんでした。

さらに県大会に進出したのですが、部費が底を突き同級生の家のKLダンプをお借りしました。県都の会館へエンジ色のダンプで乗り込んでいったのが高校生にはえらく恥ずかしかった思い出があります。

| 純自家用 | 2014/03/09 00:09 | URI |

カッパ顔はどこか旧東独のIFA W50に似てますね。
私も実車は数えるほどしか見たことが無いですが、この不細工な顔が逆に魅力的です。

| おけさ | 2014/03/10 20:32 | URI |

河童顔のKM、ベット付もあったとは過去このblogで教えてもらったのですが、その後、4×4版のWB300の存在をこれまた別の某blogで知りました。
興味深いのは『同じレンジャーKMのベット付キャブ』の筈が、ベットの部分が全然違うんですよね。

デイキャブは実車を見たこともありますが、ベット付キャブは共に見たことがありません。

さてこの『河童顔』、福音館の絵本『りょうちゃんの朝』にキャブ付シャシとして登場します。
登場するバスが京王系からすると舞台設定が多摩地区で、架装先に回送する途中のようで絵本中でも主人公の園児が祖父に『頭と骨だけになった魚の食べ後のようなトラックは何か?』と聞くと『あれはりくそうしゃ。別の工場で荷台を付けるんだよ』と。
このお陰で私は小学生までは『キャブ付シャシ=陸送車』と思っていました。
確かに間違いないですが、世の中には私の様な変態の園児も居るので絵本とは言え、記述は正確に願いたいものです(笑)

| 元はとばす | 2014/03/11 08:44 | URI | >> EDIT

車大好き兄弟さま

70年代~80年代初頭のレンジャーKM/3M世代も残っている車両が少ないので、さらに古いKM300シリーズは見かけないのも納得です。 60年代はレンジャーだけでなく、他にもブサイクな顔したクルマが多いですね。

| Route★ZERO | 2014/03/12 06:42 | URI |

純自家用さま

青春時代(書いていて恥ずかしい・・・)の記憶って、ずっと鮮明に残っていますね。私もその時代に戻りたいです。

ダンプで会場に乗り入れた話なんか、映画のシーンみたいな感じですが、当時としてはあまり珍くなかったのかも。

前開きドアに関しては、私が小学生の頃に2代目サンバーを使っている農家がいて、同級生と「あのドア、面白い」と笑っていたことがありました。今の車は安全基準で採用するのは難しいですが。

| Route★ZERO | 2014/03/12 06:54 | URI |

おけさ様

IFA W50と似ている件、ちょっとだけボンネットが出ている感じとか、とぼけた顔など全体のフォルムが似ていますね。

動物の世界でもブサイク顔が女子たちに「かわいい」と人気だったりしますが、いろいろと物事を知りすぎてしまうとブサイク好きに行きつくのかも。

| Route★ZERO | 2014/03/12 07:16 | URI |

元はとばす様

4×4版のWB300の件、自衛隊の73式中型トラックを最初に思い浮かべました。詳しいところは分かりませんが、日野が製造していることから何らかの影響を受けているのでは?と思います。

「りょうちゃんの朝」という児童本の件、知りませんでした。
”ボディを架装していないトラック”を話題にするとは、絵本の作者は不思議なトラックと思っていたのでしょうね。

| Route★ZERO | 2014/03/12 07:32 | URI |

この初代日野レンジャーKM300、チームサムライがピートブロックと組んで米国でプロトタイプ・レースを行う際にレーシングカー「日野サムライ」の運搬に使用したそうな。
何せロッキー山脈を全く上がらず、4313cc/90ps!の4気筒ディーゼルをキャデラックV8/7リッター台のガソリンエンジンに乗せ換えたとか!!
すると逆に今度は「馬力荷重」の面からも空車重量3トンそこそこのレンジャーKMにグロス340ps/ネット220-230psのV8ユニットを積んだわけだから「トラック界のホットロッド」が出来上がるわけで、同時代のシボレーやフォードの大型ピックアップの大排気量オプションに迫る敏速ぶりになるわけだ―「トラック版マスタングGT/シボレーカマロ」なんちゃって。
等々、「パワーと経済性」を巡っての試行錯誤が行われた1960年代の商用車界の生き証人たる初代レンジャーKM、それでもオランダでは4313cc/90psのまま1965年頃からノックダウン生産が行われたぐらいだから、「低地と運河の国」では十分に使用に耐えたことは想像に難くありません。

| 真鍋清 | 2014/03/23 22:31 | URI |

真鍋清さま

私の知らない海外ネタを提供して頂き、有難うございました。
日野サムライといえば、世界の三船敏郎というイメージしかなく、遠い世界のお話に感じます。

レンジャーKM300の馬力90ps、25m/kgといえば、現行のスモールカー並みの馬力に上級ミニバン同等のトルクなので、厳しそうですね。 また、カリフォルニアにはレンジャーKM300が現存す
るという情報も聞いたことがあります。

ミャンマーにも技術援助という形で、日野TH系ボンネットとともにレンジャーKM300系をノックダウン生産していたようです。

| Route★ZERO | 2014/03/31 09:50 | URI |

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| | 2015/04/09 14:35 | URI |















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