
アメリカ滞在中は散歩と街探索を兼ねて、早朝より外出するようにしています。
テネシー州ナッシュビルは、カントリーミュージックの聖地として知られ、それに伴って音楽産業が発展してる街です。街の至る所に有名なアーティストの胴像があったり、地元の人から「バットマンビル」と呼ばれている個性的な建物など、クルマ探索以外にも楽しめる街でした。
しかし当日は外気温が-10度位の冷え込んだ日で、公園の噴水が氷のアートになっている程の寒い日でした。
体が冷えた状態で歩いていると、建築資材置き場に「Transtar Ⅱ」が停まっていて、寒さを吹き飛ばすほど興奮し夢中になっていました。
1970年代のキャブオーバー型トラック(C.O.E)ですが、アメリカで見る機会は少なくなっており、今ではカスタムトラックのイベントなどで見かけたり、廃車置場に置かれていたりと現役車として生存しているのは少なくなっています。
又、中古トラックはメキシコ等に流れているのですが、ボンネットの出っ張りが無いトラックは「不細工」と思われており、人気が無いようで輸入量も少ないようです。
(メキシコでは2台目撃)
この車両は荷台に木材を積んでシートを被せたりロープを張った状態で輸送するので、アオリのないフラットベッド仕様になっています。
マフラー上部には雨水進入防止用のバケツを被せていますね。
人気があるトラックなので、ダイキャストモデルやプラモデルの製品がリリースされています。入手は特に難しく無さそうですよ!

あまり詳しくないのですが、70年代中頃から1981年までの後期型のようです。
前期型に対しての変化点は、ワイパーピボットがルーフ側に移り、四角のヘッドライトべゼルが追加されていますね。

記憶を頼りにGoogleストリートビューを覗くと、昼間の作業風景が写っていました。

我慢しきれず、1/64 DIECAST PROMOTIONSのTranstar Ⅱを買ってしまいました・・・
ズッシリとした重みとエンジンルームまで再現したクオリティに満足しています。
【International Transtar Ⅱ Eagle C.O.E 】
推定製造期間 1975-1981年頃
アバウトですが、C.O.EシリーズのInternational Unistarの後継として1970年にTranstar Ⅱが登場。
ボンネットタイプのTranstar(Ⅰ)4300と共に1980年頃まで製造されたようです。
1975年頃にはエクステリアの変更が見られ、ワイパーの位置とヘッドライトべゼルの追加等が行われています。
絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★★★☆☆
満足度 ★★★★★
状態 現役車
撮影地 アメリカ テネシー州 ナッシュビル
撮影日 2009年1月
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