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【統計データ】 トラック販売と保有事情

古い型式のトラックやバスに興味をお持ちの方であれば、「日本にどれだけ古い車両が残っているのだろう?」と思った事があるのではないでしょうか。今回は少し真面目にトラック関係の統計データから保有の現状を調べてみました。

①トラック新車販売数の推移
②トラック保有台数の推移
③前有車の使用年数
④2010年12月時点の初年度登録別の保有台数
 -1 普通トラック
 -2 小型トラック
 -3 軽トラック
 -4 バス

これらのデータから、昭和時代のトラックがどれだけ生き残っているか、大まかに分かると思います。

トラック販売台数
【トラック新車販売数の推移】

自販連の統計データをもとに作成したグラフで、軽トラック以外のすべてのトラックを集計した新車販売台数を年度毎に計上したデータです。

新車販売数はピーク時の1990年が61万台に達した後、経済低迷等の要因で右肩下がりが続き、2010年には13万台まで落ち込んでいます。ここ20年間で約1/5まで市場がシュリンクしておりトラックメーカーの苦しい現状が伺えます。

20年前の1987年から1991年といえば”バブル経済”まっただ中で、各企業の拡販や設備投資によってトラックの販売台数は異常なほど伸びましたが、バブル終了とともに販売は低迷していき1996年頃に古くなった車両の”代替え”による販売増がみられました。

2003年10月から”ディーゼル車排出ガス規制”と呼ばれるPM(※1)排出基準に適合しないディーゼル車の通行禁止という各地域毎の独自規制によって、30万台/年を記録しましたが、代替え時期を早めただけの”市場の先食い”によって、近年は13万台/年まで落ち込んでしまいました。

今後は東北方面の復興によって短期的には若干の販売増は考えられるものの、長期的にみれば経済が低迷した中での販売増は厳しいと思います。

ちなみに日本のピックアップ市場は完全に死んでしまってますね・・・

(※1)PM法:首都圏を中心に自治体独自でディーゼル車の排出ガス規制

トラック保有台数
【トラック保有台数の推移】

続いて全国でトラックがどれくらい登録されているか?という”トラック保有台数の推移”です。
1981年から2009年までの変化量をみると、普通トラックは比較的安定しており2009年の保有台数は231万台。
しかし小型トラックや軽トラックは減少傾向が継続中で、専業農家や中小企業の事業者数の低下によって厳しい状況です。


前有車の使用年数
【前有車の使用年数(運輸業)】

こちらは新車の普通トラックを購入してから次の買い替えまでの使用年数を、各運輸業事業者をランダムで選んで回答を得た数値です。要するに”緑1ナンバー車の使用年数”

2010年度の平均使用年数は10.6年で、少しづつではありますが長期化が進んでおり2008年以降は急速に長期化しています。これはトラックに限った話ではなく、普通乗用車においても平均保有年数が10年弱でありトラック同様に長期保有が進んでいるのです。

【普通トラック】 初年度登録別の保有年数
【初年度登録別の保有年数(普通トラック)】

前置きが長くなりましたが本題はここから。
このグラフは2010年の12月時点で、初めてトラックを登録した年度別に保有台数を調べたもの。白ナンバーと緑ナンバーで4トン車以上の陸運局に登録された車両を対象にしており、大型クレーン等の特殊車両や構内専用車はカウントに入っていません。またトヨタと日産の4tクラスの普通トラックが少ないこともあって省略しています。

1985年以前の古い普通トラックは減少が進んでおり、1993年までに登録された車両も減少しています。(バブル期の一番トラックが売れた時代なのに・・・)大型車でいうと日野スーパードルフィン、いすゞ810EX、三菱ふそうザ・グレート、UD 初期のビックザムが該当。

1960年~69年までの登録車数    56台(0.004%)
1970年~79年までの登録車数  9.737台(0.67%)
1980年~89年までの登録車数  90.328台(6.21%)  
1990年~99年までの登録車数 493.375台(33.94%)
2000年~10年までの登録車数 860.174台(59.17%)

2010年12月時点で、昭和時代(1988年までとする)に登録された4t車以上のトラックの保有台数は7.5万台前後と思われます。

【小型トラック】 初年度登録別の保有年数
【初年度登録別の保有年数(小型トラック)】

続いて小型トラック編です、いすゞエルフや三菱キャンター、トヨタダイナ/日野デュトロの他、トヨタタウンエースなども含んでいます。
普通トラックと同じように昭和時代に登録された車両の現存数が少なくなっています。
さらに1982年以前の小型トラックは一気に落ち込んでおり、更に希少な車両になっていますね。

1960年~69年までの登録車数     61台(0.002%)
1970年~79年までの登録車数  12.732台(0.45%)
1980年~89年までの登録車数  208.858台(7.45%)  
1990年~99年までの登録車数 1.077.509台(38.44%)
2000年~10年までの登録車数 1.503.857台(53.65%)

2010年12月時点で、昭和時代(1988年までとする)に登録された小型トラックの保有台数は16.2万台前後と思われます。


【軽トラック】 初年度登録別の保有年数
【初年度登録別の保有年数(軽トラック)】

軽トラックの保有年数も調べてみました。
初年度登録時期の1989年と1990年に大きな壁が出来ていますが、これは1990年1月の軽自動車の規格改定(車体の全長や全高を大きくし排気量を660cc化した)の影響を受けていると思われ、あまり意識していなかった550㏄時代の軽トラックも今後は希少になってくると思われます。
1975年度に登録された軽トラックが意外に多いのは、オリジナルの軽規格である360㏄時代末期であり、趣味で乗っている方などの数が影響していると思います。

1960年~69年までの登録車数    165台(0.004%)
1970年~79年までの登録車数  17.059台(0.37%)
1980年~89年までの登録車数  233.374台(4.99%)  
1990年~99年までの登録車数 1.883.766台(40.3%)
2000年~10年までの登録車数 2.539.559台(54.34%)

2010年12月時点で、昭和時代(1988年までとする)に登録された軽トラックの保有台数は19万台前後と思われます。


【バス】 初年度登録別の保有年数
【初年度登録別の保有年数(バス)】

バスファンの方にもデータを貼り付けておきます。
小型バスから大型バスまでをカウントしており、トラックと同様に1990年以前に登録されたバスは少なくなっています。
2003年が突出して多いのは同年の10月から適用された”ディーゼル車排出ガス規制”の影響により、買い替えが一気に進んだものと考えています。

1960年~69年までの登録車数    54台(0.019%)
1970年~79年までの登録車数  1.447台(0.52%)
1980年~89年までの登録車数  15.053台(5.43%)  
1990年~99年までの登録車数  90.975台(39.79%)
2000年~10年までの登録車数 169.908台(61.24%)

2010年12月時点で、昭和時代(1988年までとする)に登録されたバスの保有台数は1.2万台前後と思われます。

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| 未分類 | 12:59 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

これは興味深い…
やはりバブルのころは販売台数が多いんですね。普通車と事情が似てます。

そして、1988年以前の車両の少なさ!!これには驚きです。特に軽トラが…
90年まではそれなりですが、89年式から一気に減少ですね…ドルフィン蜂の巣グリルや810スーパーが減っているのにも数値的に見れば納得です。

2003年に買い替えがピークみたいですね。僕が覚えている限りでは2001年前後がピークのような気がしましたが、違うんですね。
あと、最近ではふそうがあまり元気がないんでしょうか。

| EP100 | 2011/08/04 18:26 | URI | >> EDIT

はじめまして。いつも興味深く拝見しております。

推測ですが、360cc軽トラの残存台数が多いのは
・維持費が安いこと
・維持費が安いため、実際には廃棄していても廃車手続をとっていないケースがある?
・軽免許で乗れること
という理由もあるのかなと思いました。

| handam | 2011/08/04 23:48 | URI | >> EDIT

ブログで当時の販売台数や、現在登録の台数を車種ごとしかもグレードごとに独自調査、公開されているブログがあります。
主にそう言う調査ができる立場の管理人さんの趣向で、調査は軽を除く乗用車が主ですが、趣味性の高い、スポーツカーや、同じ車種でも最上位グレードや、スポーツグレードが、メーカーでは70年代では明らかに日産が多く残存しています。

言い換えれば、趣味性の低い普及型は6から7年までは徐々に減少、10年を超えると一気に加速、15年が一つの目途でそこまでくるとほとんどなくなってしまいます。

問答無用で廃車をせまる、noxpm法は我々にとって本当の悪夢でしたが、「夢をもう一度」とまたぞろ法案が出てきそうで心配です。
エコカー補助金とかインセンテブを与えるものなら大歓迎ですが。

バスは詳しいのでざっとですが、「登録」はともかく現在使用下での「寿命」は中型の観光車以上であれば17~20年くらいはあるはずです。
とくに運賃単価の低い九州では島外へ出る車以外は、KL-以降は少ないのではないでしょうか。

ps 開通時から伊勢自動車道は制限100km/hで片側2車線です。
ただあのころのタイタンは定積載でもGVWで6,5t近くあったでしょうからブレーキは効かなかったでしょうね。


| 元はとばす | 2011/08/05 07:51 | URI | >> EDIT

EP100様
三菱ふそうの失速といえば、2002年に発生した大型車のタイヤ(ホイール)脱落事故を思い出しますが、2003年に”ディーゼル車排出ガス規制”の買い替え前であったために、販売面で苦労したと思います。

北米で起きた2010年のトヨタのブレーキ問題も含め、事件の裏で儲かる人(企業)がいます。表面的な部分だけでなくその背景を知るといろんなことが見えてきます。

機会があれば別の統計もご紹介しますよ。

| Route★ZERO | 2011/08/06 09:38 | URI |

handamさま
こんにちは、興味を持っていただきありがとうございます。
コメントに書かれている点で”軽免許”というのが案外大きいかも。

軽免許は自動車普及のために1968年まで制定された免許制度で、全長3m以下・全幅1.3m以下・全高2m・排気量360cc以下の自動車の規格でしたが、550cc化された後も軽免許保有者のために360㏄を数年間併売していました。

古い360㏄を乗っている高齢者の中には、免許の制限によって乗り続けている人もいると思います。

| Route★ZERO | 2011/08/06 09:53 | URI |

元はとばす様
手元に乗用車や外国車の登録データもありますが、確かに日産車の一部は現存率が高いですね。

古い車から乗り換えてもらうインセンティブは日本だけでなく、ドイツやイタリアなど欧州も盛んで、古い車が徐々に消えつつあるそうです。

バスの保有についての情報ありがとうございます、勉強になりました。

| Route★ZERO | 2011/08/06 10:00 | URI |















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