8月連休中は家族で映画を見に行くのが恒例で、先日「Cars 2」を見に行きました。
Cars 2の予備知識を持たずに映画を見たのですが、登場キャラクターにハマってしまいました・・・
人気のキャラクターといえば「マックイーン」や「メーター」「ルイジ」でしょうが、
とんでもないキャラを登場させていましたね!
世界が注目しているカーレース「ワールド・グランプリ」にマックイーンが出場し、そのレースをレモン・ファミリー(日本語版ではペッパー・ファミリー)が大混乱させようとしているのです。
レモン・ファミリーの”レモン”とは、外観から想像できない欠陥や事故歴を持つ車の事で、中身を判断できないレモンに例えて「レモンカー」と呼ばれ、「AMCグレムリンとペーサー」「ツンダップ ヤヌス」が主な構成員だった事にビックリですよ!
観客の中でどれだけの人がこの3台の事を知っているのでしょうか?
(AMCとツンダップは消滅したブランドなので欠陥車で出しやすかったのでしょう)
また「ウイットワースボルト」の内容をどれだけの人が理解出来たのでしょうか。
監督・原作のジョン・ラセターさんの父は、シボレーのディーラーでマネージャーをやっていて母が美術の教師。どうりで車に詳しくてアーティストのセンスがあるはずだわ。
という訳で、番外版としてCars 2に登場したレモンカーをご紹介

ザンダップ教授/Professor Z
このキャラクターのモデルはドイツのZündapp Janus 250 (ツンダップ ヤヌス 250)ですね。

かってドイツに存在した名門2輪メーカーの“ツンダップ社”が1957年に発売した4人乗りのマイクロカーです。
航空機メーカーの“ドルニエ”から製造権を購入し、ツンダップが量産化を果たしたと言われています。
1957年から1958年までに1731台が生産されたが、売れ行きが良くなく早々に4輪事業から撤退したそうである。(ツンダップ社は1984年に廃業)
この写真はドイツで撮影したものですが、この時はたっぷりと見入ってしまいました。

ユニークなのは前後対象ボディで、サイドにドアを持っておらず前後の扉から乗降する点と、背中合わせで座るのが特徴といえます。(後席は後ろ向きに乗り、定員は4名)
バイク用の2ストローク単気筒250ccエンジン(14ps)を心臓に持ち、前後のシート下にマウントされている。

こちらはバックショット。ライトとハンドルの有無、ホイールアーチ以外はほとんど前後対照のボディです。
後ろに座る人は後ろ向きに座るんですよね(笑)

続いて右側のエーサー(左はグレム)
このキャラクターのモデルは米国のAMC ペーサー(左はAMC グレムリン)ですね。

AMC ペーサー(1975-1980)
現在はクライスラーに吸収されてしまったAMC社を代表するサブコンパクトカーで、醜い車ランキングではTop10入りの常連車です。
1970年代のAMCは深刻な経営不振に陥っていたために、先進的なスタイルを持つペーサーを投入させて起死回生を図ったものの、全長4356mm、全幅が1956mmの常識外れのプロポーションと、金魚鉢のような広大な曲面ガラスを持った特徴的なスタイリングは保守的なアメリカ人の心を掴めなかったようです。
とはいえ販売直後は若者女性を中心にある程度は売れているし、日本のミニカーブランド「トミカ」でもモデル化されているし、当時は結構話題になったのでしょうね。

広大なグラスエリアによって視界は良さそうですが、スタイルが何ともいえないですね。
この車はマイナーチェンジ後のモデルで、ベルリンで目撃しました。
Cars 2の予備知識を持たずに映画を見たのですが、登場キャラクターにハマってしまいました・・・
人気のキャラクターといえば「マックイーン」や「メーター」「ルイジ」でしょうが、
とんでもないキャラを登場させていましたね!
世界が注目しているカーレース「ワールド・グランプリ」にマックイーンが出場し、そのレースをレモン・ファミリー(日本語版ではペッパー・ファミリー)が大混乱させようとしているのです。
レモン・ファミリーの”レモン”とは、外観から想像できない欠陥や事故歴を持つ車の事で、中身を判断できないレモンに例えて「レモンカー」と呼ばれ、「AMCグレムリンとペーサー」「ツンダップ ヤヌス」が主な構成員だった事にビックリですよ!
観客の中でどれだけの人がこの3台の事を知っているのでしょうか?
(AMCとツンダップは消滅したブランドなので欠陥車で出しやすかったのでしょう)
また「ウイットワースボルト」の内容をどれだけの人が理解出来たのでしょうか。
監督・原作のジョン・ラセターさんの父は、シボレーのディーラーでマネージャーをやっていて母が美術の教師。どうりで車に詳しくてアーティストのセンスがあるはずだわ。
という訳で、番外版としてCars 2に登場したレモンカーをご紹介

ザンダップ教授/Professor Z
このキャラクターのモデルはドイツのZündapp Janus 250 (ツンダップ ヤヌス 250)ですね。

かってドイツに存在した名門2輪メーカーの“ツンダップ社”が1957年に発売した4人乗りのマイクロカーです。
航空機メーカーの“ドルニエ”から製造権を購入し、ツンダップが量産化を果たしたと言われています。
1957年から1958年までに1731台が生産されたが、売れ行きが良くなく早々に4輪事業から撤退したそうである。(ツンダップ社は1984年に廃業)
この写真はドイツで撮影したものですが、この時はたっぷりと見入ってしまいました。

ユニークなのは前後対象ボディで、サイドにドアを持っておらず前後の扉から乗降する点と、背中合わせで座るのが特徴といえます。(後席は後ろ向きに乗り、定員は4名)
バイク用の2ストローク単気筒250ccエンジン(14ps)を心臓に持ち、前後のシート下にマウントされている。

こちらはバックショット。ライトとハンドルの有無、ホイールアーチ以外はほとんど前後対照のボディです。
後ろに座る人は後ろ向きに座るんですよね(笑)

続いて右側のエーサー(左はグレム)
このキャラクターのモデルは米国のAMC ペーサー(左はAMC グレムリン)ですね。

AMC ペーサー(1975-1980)
現在はクライスラーに吸収されてしまったAMC社を代表するサブコンパクトカーで、醜い車ランキングではTop10入りの常連車です。
1970年代のAMCは深刻な経営不振に陥っていたために、先進的なスタイルを持つペーサーを投入させて起死回生を図ったものの、全長4356mm、全幅が1956mmの常識外れのプロポーションと、金魚鉢のような広大な曲面ガラスを持った特徴的なスタイリングは保守的なアメリカ人の心を掴めなかったようです。
とはいえ販売直後は若者女性を中心にある程度は売れているし、日本のミニカーブランド「トミカ」でもモデル化されているし、当時は結構話題になったのでしょうね。

広大なグラスエリアによって視界は良さそうですが、スタイルが何ともいえないですね。
この車はマイナーチェンジ後のモデルで、ベルリンで目撃しました。
スポンサーサイト