1970年代はオイルショックが2度起こり、この頃から自動車開発は車体や部品の共用化が一層進んだ時代。
トヨタの小型トラック領域では、キャブオーバー型トラックが続々と登場し、ダイハツと日野も含めて似たり寄ったりのトラックが増えちゃいました。
○○エースシリーズでは、ミニエース、ライトエース、タウンエース、ハイエース、トヨエースで、ダイハツにOEMされたデルタ750などの攻勢で、ピックアップトラックを時代遅れに追い込むほど勢いが凄かったと記憶にあります。

奈良県の材木の町を通りかかった時、旧型トラックが居そうな気配を感じたので寄り道してみると、そこには70年代から80年代の小型トラックの姿が確認できました。
中でもこの一帯が凄くて、初代タウンエースとそのライバル関係にったチェリーバネット、旧型のクラウンバン(クジラ顔)、3代目とかとか停まっていて、80年代にタイムスリップしたようでした。

その中で最も響いたのはこの1978年にタウンエースバンの派生モデルで登場したトラック。
パイプで組まれたルーフキャリアが取り付けられ、フロントのみに付けられた純正のスチールホイルキャップが仕事車をより引き立てていて素敵です。水色のボディカラーも珍しですね。
【1th Toyota TownAce Truck】
推定製造期間 1978-1980年
1970年11月にパブリカベースのキャブオーバートラックとしてライトエース(750kg積)が発売され、翌年にバンモデルが登場した。主要コンポーネンツはP30系パブリカ、E20系カローラと共用化によりコストダウンを図る。
1976年10月にタウンエースバンが発売され、ライトエースの上級車種として位置付けされた。
ライトエースバンのボディサイズが全長3870x全幅1565x全高1745に対してタウンエースバンは3990x1650x1760と拡張され、ライトエースのエンジンはカローラと同じ3K型 1290㏄のみに対して、タウンエースは2T型 1588ccも加えた。フロントドア、リアスライドドアはライトエースと同じ部品を使っている。
1978年、エンジンは昭和53年排出ガス規制適合により、1600ccから1800ccの13T型へ変更され、タウンエーストラックが追加される。
トラックのボディタイプは高床/低床/ジャストローのそれぞれ標準/ロングデッキの6種で、ジャストローは後輪10インチの小径タイヤをまだ採用していなかった。
同時にタウンエースのOEM車種としてダイハツから「デルタワイドバン/ワゴン」も発売される。
1979年10月、ライトエースが2代目にフルモデルチェンジしたのに対し、タウンエースはマイナーチェンジを行う。特にバン/ワゴンはモデル末期までマイナーチェンジを繰り返し、豪華装備を拡充していたのだが、この背景には日産バネットとの販売競争が行われていた理由があった。
1982年11月、タウンエースがフルモデルチェンジ。バン/ワゴンは独立したモデルになったのに対し、トラックはライトエースの兄弟車になった。
絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★☆
状態 現役車
撮影地 奈良県
撮影日 2011年8月

リヤショットは撮ってなかったので、同モデルの別車体を掲載します。
カタログ上ではジャストローロングデッキですが、前期型であるため後輪が小径タイヤ仕様ではありません。
タイヤハウスの出っ張りがないフラットな荷台ですが、実質的には高床三方開きといった所ですね。
状態 現役車
撮影地 群馬県
撮影日 2009年4月
トヨタの小型トラック領域では、キャブオーバー型トラックが続々と登場し、ダイハツと日野も含めて似たり寄ったりのトラックが増えちゃいました。
○○エースシリーズでは、ミニエース、ライトエース、タウンエース、ハイエース、トヨエースで、ダイハツにOEMされたデルタ750などの攻勢で、ピックアップトラックを時代遅れに追い込むほど勢いが凄かったと記憶にあります。

奈良県の材木の町を通りかかった時、旧型トラックが居そうな気配を感じたので寄り道してみると、そこには70年代から80年代の小型トラックの姿が確認できました。
中でもこの一帯が凄くて、初代タウンエースとそのライバル関係にったチェリーバネット、旧型のクラウンバン(クジラ顔)、3代目とかとか停まっていて、80年代にタイムスリップしたようでした。

その中で最も響いたのはこの1978年にタウンエースバンの派生モデルで登場したトラック。
パイプで組まれたルーフキャリアが取り付けられ、フロントのみに付けられた純正のスチールホイルキャップが仕事車をより引き立てていて素敵です。水色のボディカラーも珍しですね。
【1th Toyota TownAce Truck】
推定製造期間 1978-1980年
1970年11月にパブリカベースのキャブオーバートラックとしてライトエース(750kg積)が発売され、翌年にバンモデルが登場した。主要コンポーネンツはP30系パブリカ、E20系カローラと共用化によりコストダウンを図る。
1976年10月にタウンエースバンが発売され、ライトエースの上級車種として位置付けされた。
ライトエースバンのボディサイズが全長3870x全幅1565x全高1745に対してタウンエースバンは3990x1650x1760と拡張され、ライトエースのエンジンはカローラと同じ3K型 1290㏄のみに対して、タウンエースは2T型 1588ccも加えた。フロントドア、リアスライドドアはライトエースと同じ部品を使っている。
1978年、エンジンは昭和53年排出ガス規制適合により、1600ccから1800ccの13T型へ変更され、タウンエーストラックが追加される。
トラックのボディタイプは高床/低床/ジャストローのそれぞれ標準/ロングデッキの6種で、ジャストローは後輪10インチの小径タイヤをまだ採用していなかった。
同時にタウンエースのOEM車種としてダイハツから「デルタワイドバン/ワゴン」も発売される。
1979年10月、ライトエースが2代目にフルモデルチェンジしたのに対し、タウンエースはマイナーチェンジを行う。特にバン/ワゴンはモデル末期までマイナーチェンジを繰り返し、豪華装備を拡充していたのだが、この背景には日産バネットとの販売競争が行われていた理由があった。
1982年11月、タウンエースがフルモデルチェンジ。バン/ワゴンは独立したモデルになったのに対し、トラックはライトエースの兄弟車になった。
絶滅度 ★★★★☆
レア度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★☆
状態 現役車
撮影地 奈良県
撮影日 2011年8月

リヤショットは撮ってなかったので、同モデルの別車体を掲載します。
カタログ上ではジャストローロングデッキですが、前期型であるため後輪が小径タイヤ仕様ではありません。
タイヤハウスの出っ張りがないフラットな荷台ですが、実質的には高床三方開きといった所ですね。
状態 現役車
撮影地 群馬県
撮影日 2009年4月
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