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北海道のトラック事情

北海道で見かけるトラックといえば、企業が保有している最新式トラック(トレーラーが多い)もあれば、牧場や農家が個人所有している旧型トラックもゴロゴロしているし、自動車に占めるトラックの割合も非常に高い土地です。

また、降雪地であり不整地も多く、全輪駆動トラックなどの特殊なトラックやも頻繁に見かけます。私のようなメカ好き男子にとっては、何もかも刺激的で勉強させられる一面もあるのです。

Hokkaido_Volvo.jpg
画像はVolvo FH系・・・Globetrotter(ハイルーフ)でなく標準ルーフは珍しい。


ブログをお読みの方は
「何故こんなに古いトラックが多く生存しているの?」
と思いでしょう。


その理由を古いトラックを所有している酪農関係者に聞くと、

①【ディーゼル車規制の対象外】 
  自動車NOx・PM法の基準をクリアしていなくても公道を走れる。
②【年間の走行距離が少ない】  
  狭いエリアでの使用がメインで、一年を通して使う期間も限られる。
③【車の保管条件が良い】     
  ガレージや倉庫等で保管されているので、紫外線や雨風から守れる。
④【普段から整備されている】   
  オフシーズン等に自分で整備したり、定期的に整備業者が来てくれる。
⑤【気象条件】            
  夏日が少ないので、クーラー無しの車でも我慢できる。

また「まだまだ使える」や「エンジンの調子がいい」と聞くことが多く、
買い換える理由はないとのこと。

Hokkaido_Forward.jpg
Isuzu Forward 中期型 (1980-1984)
普通免許で運転可能な小型~中型トラックがほとんどを占めており、
大型トラックは敷地内限定での使用は見かける。
(新旧含めた軽トラックは積載効率が悪いためか極端に少ない)

Hokkaido_Dyna.jpg
Toyota Dyna後期型 (1972-1977)
平ボディ車であれば、より多くの荷物を運べるワイドボディ仕様が珍しくなく、
最大積載量を●えて積むのは日常的だとか。
ダンプ仕様は “土砂厳禁” の幅広+ロングというスペシャル架装を行っており、
一部メーカーでは『十勝ダンプ』と呼ばれています。

トラックの撮影許可をもらうために話しかけると、「こんなボロでもいいの?」とか
「汚れているよ?」と言う人もいれば、「どうだ!年代物だろう!」という方もいますが、
ほとんどの方が長年苦労を共にしたトラックに愛着を持って接しているように感じます。

| 未分類 | 21:41 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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廃トラックの有効活用!?

北海道を旅した際、偶然立ち寄った小さな漁村で廃トラックの大群に遭遇。

「これが噂で聞いたことのある廃トラックの聖地か!」と気付いたのはしばらく経ってから。

防波堤沿いに並べられた廃トラックの数は40~50台にのぼり、そのほとんどが1970年代に生産された中型トラックです。ボディ形状は平ボディばかりで、現役の頃は周辺の牧場や農家で使用されていた自家用トラックがほとんど。

これだけの数の廃トラックが並ぶ光景は、ネットの世界でも見た記憶がありません。

Trucks_All_1.jpg
何故“廃トラック”がこんなに集まっているんだろうか? 
疑問を解くヒントは荷台のブルーシートの中身やミラーに巻かれたロープ。

トラックの荷台には漁業で使う網などが満載されており、雨風をしのぐ為のブルーシートが掛けられているのです。そう、漁業用の道具置き場として廃トラックを活用していたんですね。

ここに集まったトラックたちは、公道を走れなくなってはいるものの、ちゃんと自分の役割を果たすべく静かに漁村で働く人たちを見守っているのでした。

Trucks_All_2.jpg
日産ディーゼル コンドル3兄弟。
(左からコンドルワイド、初代コンドル(前期型)、初代コンドル)

ドア、フェンダー、ルーフは錆が進行して穴があいていますが、かろうじて原型を保持。
潮風や直射日光を受ける最悪の保管条件の中で、耐え忍んでるかのようです。

Trucks_All_3.jpg
左から日野レンジャーKL、いすゞフォワード(SBR系)、いすゞエルフ350、三菱ふそうFK(後期型)

キャビンはしっかりしているものの、グリルやバンパー類の脱落や変形が痛々しく、単に風化したというよりは、作業中に変形したのか悪戯されたように思えます。

Trucks_Fuso_T65_1.jpg
ここからは印象に残った個体を中心にご紹介。
最初は三菱ふそうT650系の前期型(1970-1973)

メッシュグリルが特徴の前期型は、現在において現役車はもちろんのこと廃車体もあまり見かけません。ワイパーが垂れ下がっているのは、冬場の雪の重みによってピボット部が舐めたのかもしれませんね。

Trucks_Fuso_T65_2.jpg
三菱ふそうT654の後期型(1973-1976)
置かれた時期や場所によって条件が違うとは思いますが、この時期のトラックは意外とタフで、フレームはあまり変形しておらず、キャビンも原型を保つものが多いのにビックリです。

Trucks_Fuso_T65_3.jpg
三菱ふそうT65系の後期型(1973-1976)
現役時代は牧場で使っていたのだろうか、荷台はワイドボディを架装。
まだまだ頑張れそうな雰囲気がありますね。

Trucks_Hino_Ranger_1.jpg
日野レンジャーKLの初期型(1970-1972)
レンジャーKLシリーズが登場したのは1969年ですが、日野バスマーク、ワイパー形状から最初のマイナーモデルチェンジが行われた後のモデルになります。涙目のヘッドライトベゼル、アンバー1色のウインカー、メッシュグリルが特徴の初期型は貴重なモデルになってきました。

Trucks_Hino_Ranger_2.jpg
日野レンジャーKLの中期型(1972-1975)
この型のレンジャーも耐久性があり原型を保ったものが多いですが、どれも天井の内貼りが落ちています。

オーバル型ミラーの縞模様は、70年代車の雰囲気満点。

Trucks_UD_Condor_1.jpg
日産ディーゼル コンドルの中期型(1979-1981)
後期型とはNissan Dieselと書かれたガーニッシュとミラーの支持方式が異なる点位しか外観上は判別できません。

こうしてみるとヘッドライトベゼルが赤いせいか”歌舞伎のメイク”を連想します。

Trucks_Isuzu_Forward_1.jpg
いすゞフォワードSBR系(1972-1975頃)
この型は「ムーミン」だとか「カバ」「だるま」など、いろんな愛称がついています。
画像では分かりにくいですが、ベッド付キャブの珍しい車体でした。

Trucks_Isuzu_Forward_2.jpg
いすゞ フォワード FX系の前期型(1975-1979)
メッキグリルに小型のマーカーランプと、現役時代は多少デコっていたのかも。
FX系フォワードも最近は現役車を見かける頻度が少なってきた印象です。

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夏の北海道

連日の酷暑が続く中、有休休暇を利用して避暑地の北海道に行ってきました。
この時期の北海道は小麦の収穫、干し草ロールの運搬などが見られる絶好のチャンス!

ところが、滞在期間中はすべて気温33度前後という暑さで、避暑どころか宿泊場所の2ヵ所はエアコン無しだったため、余計に夏バテをした感じです。

2012_Hkd_1.jpg
北海道での小麦の収穫は、コンバインハーベスターで刈り取りと脱穀を行い、お腹一杯になった所でトラックの荷台に排出。

使われるトラックは2トン~4トン積で、親戚、友人、JA(農協)職員など複数人で収穫作業にあたっています。

2012_Hkd_2.jpg
小麦収穫で見かけたトラックは、アルミブロック(アオリ)に木の板を積み上げてデカ箱ダンプに改良してあり、小麦を沢山積み込められるように対応しています。

作業していた方に話を聞くと、こうしたアメリカ的な収穫方法が定着してきたのは10年程で、コンバインハーベスターは農協が所有するものだとか。

2012_Hkd_3.jpg
収穫した小麦は、JA(農協)の乾燥貯蔵施設に持ち込まれす。
敷地内駐車場には交通整理員が出動する程の順番待ちができており、順番がきたら施設の搬入口へと移動していきます。

2012_Hkd_4.jpg
施設の搬入口でダンプアップ。
この時の気温は33度、皆さん汗だくになって作業されていました。
収穫された小麦は、讃岐うどんの原料になったりしているそうです。

2012_Hkd_5.jpg
牧草地エリアでは、干し草ロールが転がっており、専用のリフトを使ってトラックに積み込んでいます。

2012_Hkd_6.jpg
4トン車の標準幅車だと、ロールを横に2個積むと全幅よりはみ出してしまうので、アオリを開けた状態で積み込みしていました。


今回の古いトラック(昭和時代の生産)の収穫は約350台程。
暑さが厳しい時期であったためか、早朝や夕方以外はあまり古いトラックを見かけることはありませんでした。
そんな状況の中において日産ディーゼルのダルマ(ヨングレイト)を4台、初代コンドルワイドを3台、TW50ミキサー(ボンネット型)など、日産ディーゼル車を比較的多く見かけました。

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【ムック本】 昭和40年代の東京トラック風景

6月30日に”昭和40年代の東京トラック風景”というムック本が発売されるという情報を聞きました。家族とショピングモールに行った際に、さっそくモール内の本屋を探し回っても見つからないし、店員に調べてもると「入荷されていない」とのこと。
しかも子供が「宇宙の図鑑を買って!」というので、仕方なく買う羽目に・・・

諦めきれず別の本屋に行ってみたのですが、ここにもその本は売っていない・・・
3件目には自動車関係の雑誌等が比較的多い大型書店。ここなら必ず置かれているだろうと思い、行ってみるとちゃんと入荷していました。 かくして目的のムック本を無事に手にすることができました♪


TRUCKS_SP.jpg

本の内容は「スゴイ」の一言です。

主に60年代に製造された大型トラックを中心に撮影されたもので、カタログ写真と違った当時の働く姿がきっちり収まっており、レアな日野HG300やいすゞのハイキャブなど沢山掲載されていました。

逆に小型トラックや中型トラックは全く掲載されていないので、トラック全体を網羅している訳ではありませんが、約110ページ程のトラック写真集として大いに満足しました。

難しいかもしれませんが、今後もこうした昔のトラックの姿を撮影したムック本の発売を期待します。


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ゴジゴメ様の映画「紅の豚」に出ていた”セミトレーラーの車種は何か”について

映画出ていたセミトレーラーは2種類あり、ポルコが大破した愛機を修理するためにピッコロ社に持ち込んだトレーラーと、17歳の少女(設計士?)フィオが運転していたトレーラーがありました。

紅の豚_不明
まず、こちらがポルコの運転するトレーラー。
ウインドスクリーンにワイパーが付いているので1930年代の車両だと思いますが、フロントグリルのA.Iマークが何処の会社のマークなのか見当がつきません。

紅の豚_Fiat
こちらが17歳の少女設計士が運転していたFIATのトレーラー。
映画の舞台が第1次世界大戦後の世界とすると、当時のFiat社は”FIAT 621(1929-1939)”を製造していたのですが、各部の造形が多少異なるのが気になります。以前はオープンキャブ・スタイルで、621からクローズド・キャブを初採用したから、このモデルを参考に絵を描いたのかもしれませんね。

ヘッドランプの取り付けやワイパーの有無からみて、上の画像のトラックよりも多少古い型だと思われます。

508556_1701405928.jpg
拾い画像ですが、これがFiat621です。 
年式などで、多少形状が異なりますが、1929年から1939年にかけて製造されました。

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小型三輪トラックの販売推移

前回、三輪トラックについて記事を書きましたが、補足として小型三輪トラック(軽三輪トラックは除く)と小型四輪トラックの販売台数についてグラフを作成しました。

多少の誤差等はあるとおもいますが、大まかなイメージは掴めると思います。
分かりやすくするために年代毎に代表的な車両を一部掲載していますが、他にも積載量違い、排気量違い、荷台長違いなど沢山の種類があるので、その他は割愛しています。

三輪トラック販売推移

1950年(昭和25年)は朝鮮戦争が勃発した年ですが、この時期はマツダやダイハツ共にオートバイの前半分に荷台を組み合わせたスタイルの車両を制作していました。 
一方小型四輪トラックの方は、ダットサンやトヨタSB型が造られていたものの、まだ年産1万台弱の市場規模でした。

1953年(昭和28年)にかけて三輪トラック市場が急成長している背景には”神武景気”と呼ばれるものがあり、白黒テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機といった”三種の神器”が家庭に普及しだし、ゆとりのある生活をしだした時代です。
三輪トラックにはウインドスクリーンやキャンパス製の屋根が付き、また荷台の拡大や積載量の増大等により車体が大型化するのもこの頃からです。

1954年(昭和29)にトヨタから小型四輪トラックのSKB型(のちにトヨエース)が登場し、幾度かの車両価格の値下げによって販売の方は軌道にのり、三輪トラック市場に割って入るようになったのです。その頃の三輪トラックはフルキャビンに覆われ、バーハンドルから丸ハンドルに変更され、小型四輪トラックに匹敵する装備をもちだしました。

1958年(昭和33年)金融引締政策によって景気が後退し“なべ底景気”の時期を迎えた。(東京オリンピックや高速道路、新幹線などの工事を行うことでその後は成長への途を歩んでいきました)
三輪トラックの方は、エンジンを空冷から水冷にしたり改良を加えるものの小型四輪トラックの勢いに敗れ、1970年代の初めまで大きなモデルチェンジを行うことなく生産がされたのでした。


Mazda_T1500_3.jpg
画像は2011ニューイヤーミーティングに参加していた「Mazda T1500」です。
いつもこうした旧車のイベントにご夫婦で参加されており、今回は荷台にミゼットDKA型を積んで参加されていました。

T1500はUA型水冷ガソリンエンジンを搭載し、1.484cc 60馬力で最高時速は97km/hだそうです。
この車両は標準型(全長4.36~4.38m)と思われますが、小型三輪トラックには全長制限が無かったので、2トン積のロングボディ車にもなると、全長が6mを超えていました。

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